「イタリア的、恋愛マニュアル」の続編。前作同様、この映画もイタリア艶笑譚的なオムニバス映画。第1話「エロス」:モニカ・ベルッチが妖艶な療養士を演じ、リッカルド・スカマルチョを治療する。オチはM・ベルッチのエロ全開。第2話「妊娠」:不妊に悩む夫婦の話。第3話「結婚」:親に結婚を認めてもらおうとするゲイの話。第4話「過激な愛」:カルロ・ヴェルドーネ(「グレート・ビューティー 追憶のローマ」('13)の助演男優)演じるレストランのボーイ長が、同じアパートに引っ越してきたスペイン娘チェチリア(名前はわからないが非常に魅力的な女優だ)と熱烈な肉体関係に陥る話。最終話「終章」:ここでまたベルッチが驚きの役で登場。M・ベルッチは、'08の「狂った血の女」では役のせいかデブって見えたが、この映画では、「イタリアの至宝」らしい美しさとエロさを披露している。オムニバス映画だが、ファン必見の一本になっていると思う。前作は、2005年製作で2007年7月に劇場公開されているが、この続編は未公開(DVDスルー)。日本で劇場公開される洋画の幅がどんどん狭くなっているのを感じる。