容姿はそっくりの綺麗な双子のマリーとリュシー。似てるのは容姿だけで、中身は正反対の二人。お互いをお互いが憎んでるというか…
前日に観た『PiCNiC』にも、そんな双子が出てた。『PiCNiC』では、片方が片方を殺してしまった。
で、本作では…、女優志望で、派手で上昇志向があり、そのためなら、なんでもやる、一見、社交的な妹が投身自殺をしてしまう。
死んだのは姉だと言い、姉はすかさず、妹になりかわってしまう。
その時から妹の人生を生きることになる姉ー
どんな想いが去来したのか…
嫉妬…?それもあるかもしれないけど、多分、今の自分ぢゃない、他の誰かになりたかったのだろう。
で、ラストは…
あの遺灰をステージに撒いたのは、本当の自分に戻るため?
で、真実のことを見つけた。
芸名のリュシー・Fを『クリスチーネ・F』からとったってくだり、久しぶりに『クリスチーネ・F』を思い出し、懐かしくなった。こらも忘れられない映画だ。
マリーとリュシーの双子をマリオン・コティヤール一人二役で演じています。2001年の作品で、今より少々、ふっくらとして、はち切れんばかりの肢体が綺麗だ。
監督は『サラの鍵』などのジル・パケ=ブランネール