宇宙からの侵略生物

うちゅうからのしんりゃくせいぶつ|QuatermassII|QuatermassII

宇宙からの侵略生物

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レビューの数

3

平均評点

68.4(5人)

観たひと

9

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ホラー
製作国 イギリス
製作年 1957
公開年月日 未公開
上映時間 85分
製作会社
配給 IMAGICA
レイティング
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

BBCで放映されたSF・TVシリーズ“クォーターマス博士シリーズ”。その第2話を映画化した、ハマー映画の中でもSF色が一番濃い作品。宇宙より飛来して来る小隕石の調査をしていくうちに、落下が集中する場所には巨大な工場があることに気付き…。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:ヴァル・ゲスト 原作・脚本:ナイジェル・ニール 撮影:ジェラルド・ギブズ 音楽:ジェームズ・バーナード 出演:ブライアン・ドンレヴィ/ジョン・ロンデン/シドニー・ジェームズ/ブライアン・フォーブス

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2023/06/14

2023/06/14

75点

購入/DVD 
字幕


ヴァル・ゲスト、クォーターマス教授シリーズ第2弾

ブライアン・ドンレヴィが前作「原子人間」に引き続きクォーターマス教授(本作は教授と字幕が出る)を演じる。
イマジカ=エスピーオーから出された本ソフトは、アメリカ公開版のようである。
原題は「クォーターマスⅡ」とだけ。
1957年、モノクロ・スタンダード 84分。
日本では劇場未公開である。

前作に引き続き、やっぱり前半のミステリー展開が良い。
クォーターマス教授は、くたびれた50才か60才の地味なオッサン。
前作では科学者に徹し、その限りでは破綻はなかった。
しかし、本作ではトム・クルーズやシュワルツェネッガーが演じた方が無理がないのではと感じるほどである。
初老のオッサンが、大活躍して地球の危機を救う。
教授の部下も(大きな役ではないのだが)、命を捨てて人類を救うアイテムを始動させる。

地味な前半のミステリー展開と、後半のとんでもない大風呂敷。
怪物は、後年の東宝ヘドラにそっくりで、《やっちゃったな》という2023年の感想である。
好きですけど。
「原子人間」の方が破綻がない。

2019/11/11

2019/11/11

72点

VOD/その他/レンタル/タブレット 


クォーターマス博士の宇宙人侵略もの第二弾。前作に引き続きブライアン・ドンレヴィ主演。

第一作に比べて侵略の規模が大きくなり、作品としての面白さは増している。が、よくできてるだけに、その後よく似たコンセプトの作品が作られ、今となっては第一作より新鮮味が薄いように感じられた。

字幕なしならネットの無料配信で視聴可能。高画質な北米版Blu-ray(英語字幕あり)や、邦版DVD(日本語字幕はあるが画質はイマイチっぽい)を購入してまで再見したいかどうかは微妙・・。

2017/09/19

2017/09/19

75点

購入/DVD 
字幕


クォーターマス・シリーズ、第2弾。

本作は未公開に終わったらしいが、第1作「原子人間」より、出来がいいように感じた。
怪物などを無理して出さず、前半は大型石油プラント(シェルの協力)を舞台にしたミステリー・サスペンス。
脚本的には「未知との遭遇」を思い出させるものがある。 
 
TV「インベーダー」のモトネタといったところか。
警視総監も「敵」、イギリス政府ももしかしてと思わせる展開は恐いが、あまり発展性はない。
本作の1年前製作のドン・シーゲルの名作「ボディスナッチャー」に似た雰囲気もある。 
 
特撮を最小限に抑えて、ストーリーの破綻を逃れている。
しかし、クォーターマス博士は結構いい年なのに、獅子奮迅の活躍、一人で侵略生物に対抗した印象で、まるでドクター・ノオの秘密基地を粉砕するジェームズ・ボンドのようである。ちと出来過ぎ。

50年代イギリスSFを語る上では、第1作同様、外せない作品と言えるが、多大な期待はしない方がよい。