原題は「マンナーヤ」で主人公の名前ですが、この「マンナーヤ」にも邦題の「ハチェット」にも「斧」という意味があるそうです。そう、本作の主人公は拳銃だけでなく「斧」の使い手で、斧をブン回したり投げたりして活躍するのです。マンナーヤの父親は森を所有していた木こりで、父親から森を奪い殺害した悪党への復讐の物語です。動物の毛皮を縫い合わせた衣装に斧という猟師風のイデタチの異色ガンマンです
そして、本作最大の悪党(黒幕)は、黒い2頭のドーベルマンを引き連れた、悪魔のような黒マント姿と、こちらもかなりの雰囲気
また、随所で流れる挿入歌が、あまりにも暗くてどす黒い感じなんです~。暗いプログレッシブ・ロックと言うか(不適切な例えかもしれません(笑))。
全体に残酷な描写が多いです。
77年製作。チラシには「マカロニブームの末尾を飾った日本未公開のアクション快作!」と書いてありました。ネットで見た感じでは、評価はけっこう高いみたいです。
でも私は何となくモヤモヤした気持ちが残りました。