前置き:カニバリズム系ダメな人は下手に観ないでほしい。
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舞台はマンハッタンのリトル・イタリー地区にある「マルベリーストリート」(←これが原題)のアパート。
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主人公はアフガンで負傷して退役軍人病院に入院してた娘がいるパパである元ボクサーのクラッチ。
演じるのは脚本担当のニック・ダミチ(フレディ・マーキュリーではない)。
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彼のアパートの住民はゲイやシングルマザーやクールなその息子や病気持ちの爺さんや酒飲みのおっさんなど…クラッチはみんなから頼られていて、そんな何気ない日常から始まる前半。貧しくとも何か温かい人間模様。
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ニックの古い友人であるホラー映画好きのジム・ミックル監督とダッグを組んで、予算なんと5000ドル、キャスト全員が友人や家族親戚(ノーギャラ参加らしいぞ!?)で制作したという作品。
印象操作されそうなところだが監督がホラー好きということと、ホラー映画制作とは別問題のよう、というのはこの映画を観ると凄く感じた。
この温かくゆっくり流れる前半が後半のパニックにうまく繋がる絡む感じが好きだ。
ホラー映画的な感覚と違い、人としてw感情移入してまう。
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気に入ったのはアンドレアス・カプサリスの音楽。だんだん汚染されたような音楽だったり、知らない曲ばかりだけど選曲が素敵だった。
音楽もそうだが映像も◎
切替や臨場感がなんだろう、ドキッとさせられるもんがあった。低予算が表目に出た(裏目に出たの反対)感。
------まとめ-------
誰や。こんな邦題付けたんは!!
この監督作品もっと観たい。
ねずみこう…速い怖い。
感染系映画のようなこと…変異種とかで実際に起こりませんように…