チェ・ゲバラの革命家の生涯のダイジェスト版的な作品。
今ではTシャツに顔がプリントされるファッションとして知られるが詳しい実態は知らなかったが基本的なことはわかる。
彼がアルゼンチン人の医者で1956年南米を旅している途中で反米のグアマテラ左派政権が改革途中でCIAのテコ入れもあって崩壊すると、メキシコに逃げそこでフィデルカストロと運命的出会いで自らキューバ革命に参画し軍医から司令官として活躍。
キューバ親米政権を倒し、閣僚にもなるが更に南米の革命を進めるため1967年ボリビアで捕まり処刑されるまでを描く。
ただあまりにも簡略化されているので彼が喘息もちで戦闘にも命がけだったことや読書や日記をつけるといった勉強家でありつつ兵士たちにも親しく接し偉ぶらない存在だった。
名前と思われているチェもアルゼンチン語で人に声をかけるときの言葉だそうで、本名はエルネスト・ゲバラだそうだ。
ただ喘息もちのくせに葉巻を愛好する姿にちょっと違和感も感じた。
本作はゲバラの入門編でソダーバーグ監督デルトロ主演作を見た方がいいなと思った。