自宅にて鑑賞。フランスとモロッコの合作で劇場未公開作、原題"Djinns(登場する精霊の名)"。アルジェリア南部の砂漠が舞台。導入部は戦争モノだが、徐々にホラー色が強くなる。フランス色を感じさせない直接的な描写が魅力。設定が1960年と云うのがミソでラストも納得。テンポも良く、“ジン”の描き方も不気味で良い。T.フレモン演じる“ヴァカード”がS.デバク演じる上官の“デュリユー”を追い掛けるシーンでユニークな画面の使い方(カメラワーク)をしていた。スーパー・ナチュラル系好きにはお薦めの一作。70/100点。