こんな傑作だったとは知らず、管見お恥ずかしい。
ファルコのRock me Amadeusが流れる映画だと思っていました。
モーツアルトは天才だが人品が伴わない
天才という部分が自分とは大きく異なるが、人品がダメ、という面で親近感を感じる
森鴎外が立派な小説を書くけど酷いひとだった話を思い出す
全編通じて、酒がうまそうに描かれている
Wolfgangの愛称がWolfiとは知らなかった
奥さんのデコルテ部分が常時大きく開いており、なんというか、とても豊かで目を奪われる
劇中の魔笛はしっかりしていてさすが
その後
https://www.youtube.com/watch?v=dk6JvWIE7uI
を見たくなり、久しぶりに笑ってしまう(未見の方、ぜひどうぞ)
パーティの罰ゲームは足を見せるだけ、しかもストッキング越し
今の日本の感覚では何が罰ゲームなんだかわからないが
生足の価値が変わったということ
インド人と中国に仕事に行った2014年だったかに、インド人達が女性の生足を屋外で見かけて異様に喜んでいたのを思い出す
それはつまり中国人女性が人民服を着なくなったことでもあり
ラストでサリエリと一緒にレクイエムを書き上げるところが圧巻
テクニカルな用語が飛び交う場面ですが、モーツアルトの頭の中にあれだけのパート数のメロディ・音色が既に確立されており、それを書き出すだけ、という状況が圧倒的
映画「カミーユ・クローデル」で「この石の塊の中に石像が埋まっているってどうしてわかったの?」と子供に聞かれるシーンがありますが、それに通じる
サリエリぐらい実力があるからこそモーツアルトの天才が分かる
サリエリの嫉妬、悔しさ、神様を恨む気持ちが強烈に伝わってくる
自分はあまりモーツアルト作品のファンでは無いのですが、レクイエムはクリスマスにライブで聞いたことがあり、これは凄い、と思いました
その曲にはこんな背景があったとは
さすがの有名作、もっと早く見ておくべきでした。