(※)KINENOTEには、日本盤DVD発売された映画『狙われた女』のレビュー欄が無いので、ドロシー・ラムーアのココに記載する。評点は付けない。
いやぁ~、久しぶりに、最初から最後まで面白いサスペンス映画を観た。
ある売れない作家(アラン・ネイピア)が毎日繰り返し見る夢が「妻を殴り殺す夢」だと精神科医に話している。その精神科医の秘書がドロシー・ラムーア。
その直後、作家の妻が夢の同じように殴り殺される殺人事件が発生。
真っ先に疑われるのは作家だが、彼は大量の睡眠薬を飲んで熟睡していたのを使用人が証言してアリバイは一応あるのだが……という犯人が分からずに、「犯人は誰だ系映画」として物語は進んでいく。
更に、犯人が分かってからも、その後は「最後はどうやって終わるの?」が気になる映画として楽しめる。
なので、全編にわたって楽しめる映画といえる。
ただ、宝石盗難保険の調査員(スターリング・ヘイドン)が、警察関係者以外は立入禁止のはずの現場に、いつも居る(笑)
また、ドロシー・ラムーアの一番近い友人らしき男をダン・デュリエが演じているので、「なんだか、いつも通り、怪しい感じだなぁ~」と思ってしまう(笑)
そして、テンポが速く物語が進み、場面も次から次へと切り替わりながら、飽きることなくドラマが展開される映画。
⇒ いろんなエピソードが盛りだくさんなので、詳細は割愛。
個人的には、川本三郎さんの著書「サスペンス映画ここにあり」で紹介されている55本はサスペンス映画ファン必見の作品ばかり。この55本以外にも面白いサスペンス映画はあるが、最近は「当たり!」が少なくなって来たので、本作はなかなか面白くて満足。
こうした映画があるから、「サスペンス映画」と言われると観てしまう(笑)