哀しき獣

かなしきけもの|황해|The Yellow Sea

哀しき獣

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レビューの数

81

平均評点

77.9(500人)

観たひと

641

観たいひと

52

(C) 2010 WELLMADE STARM AND POPCORN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション / サスペンス・ミステリー
製作国 韓国
製作年 2010
公開年月日 2012/1/7
上映時間 140分
製作会社 Wellmade Starm=Popcorn Films
配給 クロックワークス(提供 クロックワークス=ハピネット)
レイティング R-15
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演ハ・ジョンウ Gu-nam
キム・ユンソク Myun
チョ・ソンハ Kim Tae-won
イ・チョルミン Sung-nam
カク・ピョンギュ Prof. Seung-hyun
イム・イェウォン Prof. Seung-hyun's wife
タク・ソンウン Gu-nam's wife
イーエル Tae-won's woman
チョン・マンシク Detective

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

過酷な運命に翻弄されながら、妻との再会のために孤軍奮闘する男の姿を描くクライム・サスペンス。監督は、「チェイサー」のナ・ホンジン。出演は、「国家代表!?」のハ・ジョンウ、「チョン・ウチ 時空道士」のキム・ユンソク、「フライ・ダディ」のチョ・ソンハ。第64回カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

中国、延辺朝鮮族自治州・延吉で妻と娘と暮らすタクシー運転手グナム(ハ・ジョンウ)は生活が苦しく、娘はグナムの母に預け、妻は韓国へ出稼ぎに行く。しかし妻からの送金はなく、音信も途絶える。妻の入国資金として作った6万元の借金を返すため、グナムは高いレートの麻雀に手を出し、負けてしまう。返済を迫られたグナムは、請負殺人ブローカーのミョン(キム・ユンソク)との取引に応じる。それは借金帳消しの代わりに、韓国へ行き1人殺すというものだった。グナムは密航船で韓国に渡る。ブローカーから中国へ帰る船便の日付、場所を言い渡されたグナムは、標的である体育大学教授キム・スンヒョンのいるソウルへ向かう。グナムは暗殺の準備を進めながら、妻の行方を捜す。妻が水産物流通業者と交際している情報を聞きつけ、彼女のアパートを突き止めるが、男と争って2人で出て行った後だった。グナムがスンヒョンを殺そうとすると、同じくスンヒョンの命を狙っていたバス会社社長キム・テウォン(チョ・ソンハ)の部下によってスンヒョンは殺されてしまう。グナムはミョンに厳命されていた通り、殺しの証拠として死体の親指を切り落とし立ち去ろうとするが、そこに警察が駆けつける。警察を振り切ったグナムは帰国のためにブローカーから指定された場所に行くが、そこは工事現場だった。警察はグナムを犯人と断定し、捜査を開始する。一方、部下の行動を見られたテウォンもグナムを追う。グナムを雇ったのがミョンだと知ったテウォンは部下を延吉に送り、ミョンの殺害を命じる。しかしテウォンの部下を返り討ちにしたミョンは韓国に行き、高額な報酬を条件にグナムの殺害を請け負う。グナムは朝鮮族の女性が殺された事件を知り、その容疑者が妻の交際相手だと知る。警察に直接行くことのできないグナムは、知り合った男に妻の写真を渡して確認に行かせる。男は判別できないにもかかわらず、死体は写真の人だったとグナムに告げる。絶望したグナムは、事件の黒幕を突き止める決意をする。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2012年2月上旬特別号

読む、映画:「哀しき獣」

2012年1月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「哀しき獣」

「哀しき獣」:インタビュー ナ・ホンジン[監督・脚本]

「哀しき獣」:「哀しき獣」に見る韓国社会と朝鮮族

「哀しき獣」:作品評 迷宮感覚に満ちた箱庭に誘う中毒性の高い作家映画

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作24作品、72本の批評:「哀しき獣」

2021/01/14

2021/01/15

65点

VOD/U-NEXT/レンタル/PC 
字幕


話がわかりにくい

別に韓国ノワールを意識して、「チェイサー」を見たわけではありませんでした。熱量は高く、テンポは良くて、いい作品でした。しかし、あの女性が殺される場面は、このジャンルの容赦のなさの表れでした。同じ監督、二人の出演者が再び組んだ今回の作品は、その容赦のなさがさらにスケールアップしていました。

 前作同様、今回も追う側は、キム・ユンソク。状況を知って優しい声をかけ、仕事を与えるまでは、実にいい人という印象。ところが、金のためとなったら、同じ朝鮮族という誼もあっさり捨て、殺すことに必死になるありさま。大変、屈強な男で、自らの強さが余裕となり、ユーモラスな場面も出てきますが、包丁・斧・牛骨で、次々と人を殺していくところは、凄惨極まりありません。包丁が体に食い込む音、斧が体に刺さる音は、とても聞けたものではありません。
 最近の韓国は、清算済みの過去の問題で日本にいちゃもんをつけてきます。統治下の時代に苛め抜かれた世代のことをこのような形で私たち日本人に見せつけたいのではと勘ぐってしまいます。このジャンルの血塗られた場面がどんどんエスカレートしていくのは、過去の復讐として、日本人に見せるのが目的とするのは、考えすぎでしょうね。結局、彼はあまりに負傷を負って死にます。生い立ちは一切触れていませんが、彼もまた哀しき獣の独りでしょう。

 追われる側は、またハ・ジョンウ。借金を背負い、韓国に渡った妻のことが気になり、ついに殺人を請け負ってしまいます。ソウルに着いて、計画を立て、妻を探します。ここまでは、次の展開を期待させます。殺人の場面から、彼が走り出します。良い走りです。しかし、映画は同時に動き出していかないのです。殺しのターゲットには、実は二つのルートからの依頼があったのです。このアイデアは面白いのですが、これがわかりにくいのです。カーチェイスもいいのですが、映像だけなのです。
 ひとつのルートは、銀行員がもとで、キム・ユンソクを介してハ・ジョンウにきました。もうひとつが、バス会社の社長がもとで、ターゲットの運転手を介していました。動機は、ターゲットの妻と不倫関係にある銀行員は、ターゲットが邪魔なのです。バス会社の社長は、ターゲットが自分の愛人に手を出したということで、どちらも女がらみです。
 この作品には、4人の女が登場します。ハ・ジョンウの妻、遺骨の女、ターゲットの妻、バス会社の社長の愛人です。この判別がしづらいのも、話をややこしくしています。

 ハ・ジョンウは女の遺骨とともに海に捨てられてしまいます。一般人で堅気の人間だったのですから、あのまま故郷で我慢していれば、妻が帰ってきたものを、といわば無駄死にです。原題の黄海は、そんな人間の亡霊が多い海なのかと、地図を見ていて思いました。

2020/11/27

2020/11/27

-点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


良い

2020/05/10

2020/05/10

66点

VOD/U-NEXT 

バイオレンス表現、ド派手なカーアクション、次から次へと来るあらゆる追手から
 逃れる展開、人を冷酷に殺める様 バイオレンスアクションとして大迫力
・主人公グナムのタフで折れない気持ち どんなピンチでもただ走りただ逃げる
・朝鮮族の親分ミョンの最強さ 骨でたたく所は正に無双の強さ

・話が特に分かりずらい ネタバレサイトを見てようやく理解 教授の暗殺が朝鮮族と
 韓国の会社社長の両方から依頼であり、さらに両方が別の女が絡む理由
 映画を見ていても解らない 最後に教授妻と銀行課長が会っているが、これも?
・韓国にいる出稼ぎの妻の話もさらに混乱させる 結局、妻は生きていたが、部屋の
 荒らされた様子などは?
・観客をバイオレンスアクションに集中させるような造りでも良かったのでは
・エンタメよりは好みだが本作のようなノワールよりは苦手です
 

2020/03/23

2020/03/23

81点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/スマホ 


邦題が珍しく良い

原題より邦題の方が良く思う。

ハ・ジョンウはまさに獣だ。
キム・ユンシクもまた獣だ。

お金という経済活動があるにはあるんだけど、結局は女を寝とる寝取られるの動物的な話。

女優さんの顔の見分けがなかなか難しくて⁇となってしまった。

後半、話のスジを見失ったけどそれでも面白いと言える映画。

2020/03/01

2020/03/01

65点

その他/TSUTAYADISCAS 
字幕


やり過ぎた結果のコメディ感。

ネタバレ

これだけ長いのに最後まで飽きさせない。よくできた映画だとは思う。面白かったことは面白かった。
しかし。
人間関係が複雑すぎてよく分からない部分が。
と言って、もう1回観返して解明するには長いので大変だし。

それと、カーチェイスは迫力満点で素晴らしいんだけど、バイオレンスがとにかく血みどろ過ぎて気分が悪くなる。韓国って何で武器っていうと斧なんだろう?(私が観てる韓国映画がたまたまそうなだけか…?)

そして逃げる方も追う方も不死身過ぎ。殺される人間も主要人物だとタダでは死なず、瀕死なのに武器奪って反撃したりして、つくづく生き汚い。もはや笑いがこみ上げてしまう。ハ・ジョンウが演じる悲哀たっぷりのグナムも、山を越えて逃げるシーンの辺りなんて、警察の無能ぶりと相まってコミカルだ。まさか監督、狙ってやっているわけではなかろうが…。
それにしてもキム・ユンスクは、いつ見ても目に狂気が宿ってるようで凄い。

2020/01/27

2020/01/27

70点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


朝鮮族

朝鮮族というのは韓国人のことでは無いのか。どうやら中国に朝鮮族自治区というのがあって、韓国に密入獄したりして稼いでいるらしい。
その朝鮮族の一人が、妻の出国費用として借りたお金のかたに殺人を請け負う羽目に。
しかしターゲットはほかの男たちに殺され、証拠の親指を切り取っている最中に警察の手が。
そこから逃避行が始まるが、韓国にいる妻の消息を尋ね回っているうちにいろいろなグループから命を狙われる羽目になる。
韓国の俳優にあまりなじみが無いので、ストーリー的にわからないことも多く、ちょっと戸惑う。結末の女は殺されたはずの妻だったのか。
殺人シーンはどぎつい描写が多い。アメリカ映画などならガンで殺すけどもこの映画では斧や包丁なので、余計凄惨。