メインはまき(しじみ)と晋助(関口崇則)の夫婦だが、もう一組町子(篠原友希子)と恭介(松浦祐也)の同棲カップル、それにババケン(前野朋哉)という男の友達が絡む。
晋助は町子に好意を持ち始めるし、町子は恭介の焼き餅がうっとうしく思い始め、どちらも別れたいと持ちかける。しかし、マキは別れたくないし、恭介も別れたくない。
そこへババケンが酔った弾みで、昔からマキが好きだったと告白し、晋助は別れ話を切り出す。町子も恭介に別れ話を切り出す。
彼等5人が織りなす恋の物語。晋助はまきと町子の狭間で生きることに悩むが、昔死んだ同級生が夢の中で、「生きてるだけで良いんじゃないの」「好きな人がいるそれだけで幸せ」と言われ、二組とも元の鞘に収まる。
晋助はマキが好きで、子どもができたときに彼女を受け入れていた。本当は晋助は種なしで、子どもができない体だった。もちろんまきは二股をかけていたからどちらの子が分からないと告白はしていた。
愛情とは何かと言うことを考えさせてくれる佳作。