塔の上のラプンツェル

とうのうえのらぷんつぇる|TANGLED|TANGLED

塔の上のラプンツェル

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レビューの数

123

平均評点

79.0(1229人)

観たひと

2075

観たいひと

66

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / ファンタジー / ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 2010
公開年月日 2011/3/12
上映時間 101分
製作会社 Walt Disney Pictures
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS/SDDS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演(声)マンディ・ムーア Rapunzel
ザカリー・リーヴァイ Flynn Rider
ドナ・マーフィ Mother Gothel
ブラッド・ギャレット Hook Hand Thug
ロン・パールマン Stabbington Brother
ジェフリー・タンバー Big Nose Thug
M・C・ゲイニー Captain of the Guard
ポール・F・トプキンス Short Thug

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

第50作目となるディズニー・アニメ。18年もの間、外の世界を知らずに高い塔の上で暮らしてきた少女が、大泥棒との出会いをきっかけに未知なる世界へと旅立つ物語。「ボルト」のバイロン・ハワードと「ルイスと未来泥棒」の脚本を手掛けたネイサン・グレノが共同で監督。声の出演は「ライセンス・トゥ・ウェディング」のマンディ・ムーアなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

深い森に囲まれた高い塔の上に暮らすラプンツェル(声:マンディ・ムーア)は、母親から「塔の外は“恐ろしい世界”だから決して出てはならない」と言われ続け、18年間一度も塔の外に出たことがなく、母親以外の人間にも会ったことがない。しかし、好奇心旺盛なラプンツェルは、塔の外の世界を見たいといつも願っていた。黄金色に輝く驚くほど長い髪を持つ彼女は、その髪を自由自在に操り、ある時は高いものを取るロープ代わりに、またある時は母親が塔を上り下りするエレベーターとして使用していた。そんな彼女の楽しみは、毎年自分の誕生日に遠くの空に浮かぶ神秘的な“灯り”を見ること。その不思議な光に魅了されたラプンツェルは、成長するにつれ、その正体を確かめたい気持ちが高まっていった。18歳になる誕生日の前日、ラプンツェルはその思いを母親に伝えるが、いままで以上に厳しく険しい口調で塔の外に出ることを禁じられる。そんな時、お尋ね者の大泥棒フリン(ザカリー・レヴィ)が追手を逃れて塔に侵入、ラプンツェルは彼を“魔法の髪”を狙う悪人だと考え、長い髪を巧みに使って捕らえてしまう。そしてフリンが盗んだ王冠を取り上げ、交換条件として“灯り”の場所まで案内させることに……。初めて塔の外に出たラプンツェル。そこは、母が言うような恐ろしい世界ではなく、美しい自然にあふれ、街にはたくさんの人々が楽しそうに暮らしていた。フリンとふたりで旅を続け、いくつもの危機を乗り越えていくうちに、ラプンツェルの心に淡い恋が芽生えていく。だがその旅の先には、彼女自身の秘密を解き明かす、思いもよらぬ運命が待ち受けていた……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2011年3月下旬号

「塔の上のラプンツェル」:バイロン・ハワード&ネイサン・グレノ監督インタビュー

「塔の上のラプンツェル」:アラン・メンケン(音楽)インタビュー

「塔の上のラプンツェル」:特別対談:鈴木伸一×おかだえみこ ディズニー長編アニメーション50本の軌跡

UPCOMING 新作紹介:「塔の上のラプンツェル」

2023/11/04

2023/11/05

82点

選択しない 


ロマンチックなディズニーアニメ

ネタバレ

ディズニー&ピクサーの技術が光る見事な映像はやはり凄い。ラプンツェルの誕生日に夜空に舞い上がる灯りの美しさは劇場ならもっと見応えがあっただろう。ドラマも良く、泥棒とラプンツェルの恋愛ドラマは60手前のおっさんでも乙女チックになれる。又、幼児にも楽しめるようにカメレオンや馬のキャラクターもコメディリリーフとして活きている。あの展開で泥棒が生き返りハッピーエンドになるご都合主義的で個人的に納得いかないが今の時代は必然なんだと思うし、後味も良いから目をつぶろう。

2023/09/29

2023/09/30

80点

レンタル 
吹替


国王の気持ちに感情移入して

よくできたストーリーとランタンの明かりの美しさが特筆される名作ですね。やっぱりジョン・ラセターが戻ってきたほうが、ディズニーはいいのじゃないかと思ってしまいます。
下の娘が大学生になって離れて行ったときなので、国王(父親)に感情移入しちゃいました。
中川翔子さんは歌は他の人なのがちょっぴり残念。

2022/08/01

2022/08/01

-点

テレビ/無料放送/中京テレビ 
吹替


パツキンのジンガイ

いつものポリコレ配慮かと期待せずに見たら、ロマンチックなおとぎ話でした。
王子様がお姫様を助けにくる王道の話だが、映像美とキャラ造形が良かった、演出も悪くないし。
子供向けのストーリーとやっつけミュージカルはなんだったが、ディズニー作品では高品質な方。

2022/07/27

2022/07/27

80点

VOD 


キャラがかわいくて歌もいい。イケメンとうまいこと結婚しちゃう。

2022/04/06

2022/04/11

82点

テレビ/無料放送/中京テレビ 


3度目の鑑賞・・

3度目の鑑賞。詳しいレビューは、前回記載したので今回は記録のみ。3度目となると少し飽きてきたのかも・・・。

2011/04/15

2022/03/25

75点

映画館 
字幕


夜空一杯に広がる灯篭の美しさは圧巻

ネタバレ

 たわいのないおとぎ話ですが、とにかく映像が綺麗! ちょっとアニメにご無沙汰している間に、3DとCGの技術が格段に進歩したのにびっくりしました。長い髪の少女が主人公のお話なのですが、その髪の毛がまるでシャンプーのコマーシャルに出ているような綺麗な金髪でうっとりと見とれてしまいます。久々に白人・ブロンドの伝統的プリンセスの登場です。ブロンド信仰という言葉があるかどうか知りませんが、フェチにはたまらないアニメです。

 物語は悪い魔女に誘拐されたお姫様を、勇気ある青年が助けて恋に落ちるという、プリンセスストーリーの典型ですが、悪役の魔女が、単純な悪ではないところがこの映画の面白いところ。事件の発端は、元々彼女の持ち物だった永久の若さと命を生む魔法の花を、わざとではないとは言え、王室が横取りしたことから始まっているのです。そのため魔女は魔法の花の魔力を受け継いだ幼い王女を誘拐することになるのですが、この魔女、シンデレラの継母やら眠れる森の美女の魔女みたいな、一辺倒の悪ではないのですね。

 自らの若さのためとは言え、彼女はそれなりにさらって来た娘に愛情を注いで育てているのです。ただし、外は危険だと言いながら高い塔に娘を閉じ込めているのは問題です。でも良く考えて見ると、これってペットに愛情を注ぐ人間とあまり大差ないかも知れないです。自らの癒しのために、家に閉じ込めて大切にする。もちろん勝手に子作りなんかできないように去勢するし、自由に外に出すこともない。だって車にひかれたりしたら大変だし…というわけで、この魔女の自分勝手な愛情は、2卵生双生児と揶揄される母と娘の密接な関係にも似ています。

 そんな大事に育てた娘も、突然現れたガサツな男にいとも簡単にさらわれてしまうのです。しかも、娘は母親に反発したり、もっとひどい時には憎みさえするのです。この映画の主人公ラプンツェルも、最初はお母さん大好き少女だったけど、最後に取った行動は冷淡そのもの。もちろん誘拐犯である魔女は自業自得かもしれないけど、そこには長年育ててもらった恩義、とまでは行かないまでも、情というものが入り込む隙すらないのでしょうか? 

 なにはともあれ、彼女は童話の主人公ですから、今までの母娘関係に長ーい(!)後ろ髪を引かれることなんてない、単純なキャラクターになっているのです。まぁ、その辺が難しいこと考えずに楽しめる童話の良さとでも言いましょうか? 悪役はとことん報いを受け、ヒロインは幸せに暮らしましたとさ、これぞおとぎ話の大原則ですよね。聞けばディズニーにとって、本作は50周年の記念作品とか。大いなる節目にふさわしい、現代的だけど昔ながらの味わいのあるファンタジーだと思いました。

(2011/4/15 記)