月に囚われた男

つきにとらわれたおとこ|Moon|MOON

月に囚われた男

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レビューの数

96

平均評点

74.3(625人)

観たひと

966

観たいひと

74

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF
製作国 イギリス
製作年 2009
公開年月日 2010/4/10
上映時間 97分
製作会社 Liberty Films UK=Lunar Industries=Stage 6 Films=Xingu Films
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

デヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズの監督デビュー作となるSFドラマ。近未来を舞台に、たった一人で月に赴任中の男が遭遇する奇妙な出来事を描く。主演は「フロスト×ニクソン」のサム・ロックウェル。ロボットの声で「ラスベガスをぶっつぶせ」のケヴィン・スペイシーが参加している。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

近未来。地球のエネルギーは底をつき、新たな燃料源を38万キロ彼方の月で採掘することになった。“ルナ産業”の従業員サム・ベル(サム・ロックウェル)は燃料源採掘のため、たった一人で月に派遣される。会社との契約期間は3年。地球との直接通信は許されず、話し相手は一台の人口知能ロボット(声:ケヴィン・スペイシー)だけであった。孤独な任務が続く中、地球で彼の帰りを待つ妻と子供への思いがサムの心を支えていた。そして任務終了まで2週間を切ったある日、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇する。果たして単なる幻覚なのか……。やがて彼の周りで奇妙な出来事が起こり始める……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2010年5月上旬号

REVIEW 外国映画:「月に囚われた男」

評論家発映画批評:「月に囚われた男」

2023/11/10

2023/11/11

76点

選択しない 


引き込まれる展開

ダンカン・ジョーンズ監督にはどうしてもデヴィッド・ボウイの息子という肩書きが気になってしまいますが、観ているうちに映画の内容に引き込まれていきました。孤独な宇宙船内の生活にこちらも観ていてぼんやりした頃、映画に変化があり、会社のあまりに理不尽で非人道的な企みがわかってきます。そのスリリングで知的とも言える展開が見事でした。

2022/05/16

2022/05/16

75点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 
字幕


綾波的宇宙飛行士

ネタバレ

この監督の「ミッション8ミニッツ」は見てたけど、デヴィッド・ボウイの息子の、あのゾーイだとは知らなかった。「8ミニッツ」も良くできた面白い作品だと思ったけど、これもまた引き込まれました。

サム・ロックウェルの、普通にやんちゃなところがいいですね。いい人でもあり悪い人でもある、近所にいそうな男。宇宙船のなかに妻でない女性がいたような場面では、「ソラリス」?って思ったけど、その星(月)には心象風景を具現化する沼はなかった。むしろエヴァンゲリオンの綾波・・・。

綾波がおっさんだったら?というより、月の基地にずっと作業を続けられる人間を置きたいときにどうすればいいか?という疑問から出たSF的な解答か。

サム・ロックウェルの心理的葛藤が、普通の男としてリアリティを感じさせました。結末は「多くを語らず」という感じだったけど、それより妻&娘のところにいた「パパ」が彼のオリジナルなのか、それとも別人なのかが、気になる・・・。

2021/12/31

2021/12/31

-点

購入/BD-R 
吹替


主人公の悲哀

ロボットと共に月でひとりで過ごす主人公。
仕事の契約は三年。
後二週間で地球に帰還できるのだが。

淡々としていて、登場人物も人間は実質主人公のみ。
低予算さを伺える作品だが、SFミステリーから始まり主人公の悲哀にとても引き込まれる良作。

2021/09/09

2021/09/09

75点

テレビ/有料放送/ムービープラス 
字幕


SFドラマ

サムロックウェルの魅力全開。どうなるのかと思わせるストーリーと演出は見事。最後の見せ方も納得。物わかりの良いコンピューターに好感度が高いのは声の力か?

2021/06/20

100点

映画館/東京都/新橋文化劇場 


この映画の教え。他人と交わって今日を生きよう!

SFと思いきや。
孤独な世界は人を哲学者にするのでしょうか、
人間とは何か、自分とは何か、記憶とは何か。
そんな深遠なテーマを含んだ映画でした!

孤独な環境で毎日同じ作業を繰り返していると、
人の記憶はアヤフヤになるのでしょうか。
今日と同じ昨日であるならば、
昨日はなかったのと同然となるのかも知れません。
そんなことを感じました。

逆に考えると、
毎日同じ日常であると思わせることができれば、
例え昨日が無くても昨日があったと
勘違いさせることができるかも知れません。

(観客に対して。
或いは本作での主人公・サムが自分は
生まれたばかりだと気付かなかったように)

もう一つ感じたことは、
たとえ代わり映えのしない日常の繰り返しであっても、
昨日と違う今日であることを認識する方法が
他人との接触なのではないかということでした。
サムの場合、
リアルタイムでの通信が断たれていたため、
他人との接触ができず、
昨日と違う今日という認識ができなかったように思いました。

2021/05/20

2021/05/21

75点

購入/DVD 
字幕


三年間契約で一人で月の裏側で鉱石採掘をする男。後2週間で地球に帰るはずだったが・・・?SF映画ではよくある設定、よく見る話ながらシリアスな展開でじっくり見ていられる。味わいが違うなと思っていたらイギリス映画。ハリウッドとは違った成る程の雰囲気づくり。こういった映画は嫌いじゃない。