奴隷船(2010)

どれいせん|----|----

奴隷船(2010)

レビューの数

2

平均評点

60.3(6人)

観たひと

9

観たいひと

2

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル エロス
製作国 日本
製作年 2010
公開年月日 2010/3/6
上映時間 71分
製作会社 新東宝映画
配給 新東宝映画
レイティング R-18
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 不明

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督金田敬 
脚本福原彰 
金田敬 
原作団鬼六 
企画衣川仲人 
プロデューサー福原彰 
佐藤吏 
撮影監督清水正二 
撮影助手海津真也 
花村也寸志 
広瀬寛巳 
音楽大場一魅 
録音シネキャビン 
編集酒井正次 
酒井編集室 
編集助手鷹野朋子 
ヘアメイク中尾あい 
選曲大友洋二 
助監督佐藤吏 
高杉考宏 
広瀬寛巳 
スチール中居挙子 
緊縛師奈加あきら 
メイキング長谷川卓也 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「白日夢」などの官能作品で知られる愛染恭子の引退記念映画。SMマニアの会を主宰するSM小説家が、かつて愛人だった温泉旅館の女将の隠された一面を探っていく。団鬼六の短編小説の映画化。監督は「青いうた~のど自慢青春編~」の金田敬。共演は「食堂かたつむり」など数々の作品で名バイプレーヤーとして活躍する諏訪太郎。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

鬼又貫(諏訪太郎)はSM小説家を生業とする傍ら、趣味で“鬼面の会”というSMマニアの会を主催。その会では時折、東京湾に浮かべた屋形船を“奴隷船”と称し、SM趣味の男たちが他人の“愛奴”を競り落とす遊びを行っていた。その一方で鬼又はしばしば、伊豆半島の伊東にある梅津温泉旅館に出かける。目当ては旅館の二代目・梅津善三郎の妻で女将の菊江(愛染恭子)。彼女は、大阪のある不動産会社社長の愛人奴隷だった過去を持ち、奴隷船で競りにかけられた過去を持っていた。そしてその後、2年ほど鬼又と愛人関係を続けていたのだ。ある日、秘書兼愛人である美幸(三枝実央)の不貞の現場を目撃した鬼又は、1人で梅津温泉旅館を訪れる。しかしそこに菊江の姿はなかった。夫の梅津によると、菊江は若い男からのストーカーに遭ってノイローゼになってしまったとのこと。その男の名は北川。20代にもかかわらず50歳近い妻がおり、さらにずっと年上の菊江に惚れ込み、ストーカーを続けているというのだ。その事実に驚く鬼又だが、一方で北川に対する好奇心を感じていた。そこで鬼又は、梅津の代わりに北川の妻が経営する熱海の喫茶店“セ・ラ・ヴィ”を訪れる。そこで北川自身から事の真相を聞かされる鬼又。そこには、宿業ともいえる異常性欲の世界にのめりこんだ男と女の凄まじい愛欲模様があった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019/04/17

2019/04/17

45点

レンタル 


「白日夢」の愛染恭子裸引退作品

友田真希はシルエットで鈴を鳴らしながら縛られるM嬢役、真咲南朋は冒頭シーンでのM嬢役。
被虐の業から抜けられない宿屋の女将をめぐる三人の男。以前愛人契約していた作家。宿屋の主人。SM関係の若い男。
それに、作家の愛人。
M嬢として悦楽を求める熟女と、愛人のSM趣味を愛するがゆえに受け入れていく若い女の対比。
緊縛美。
と、ポルノ映画のフォーマットの中で、なかなかな力作。
ただし、入水は納得出来ない。

2012/12/06

2012/12/07

60点

映画館/東京都/銀座シネパトス 


諏訪太朗の好演が光る

#779 銀座シネパトス「奴隷船」。愛染恭子の女優としての引退作品。名バイプレイヤーである諏訪太朗が原作者の団鬼六を思わせる小説家に扮し、かつての愛人である温泉旅館の女将と再び異常性愛の世界を繰り広げていく。