シャーロック・ホームズ(2009)

しゃーろっくほーむず|Sherlock Holmes|SHERLOCK HOLMES

シャーロック・ホームズ(2009)

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レビューの数

124

平均評点

73.1(1324人)

観たひと

2325

観たいひと

74

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ ドイツ
製作年 2009
公開年月日 2010/3/12
上映時間 128分
製作会社 Silver Pictures=Village Roadshow Pictures=Wigram Productions
配給 ワーナー・ブラザース映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS/SDDS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ロックンローラ」のガイ・リッチー監督が、名探偵シャーロック・ホームズを大胆でタフ、ワイルドな行動派として描いたミステリー。出演は「路上のソリスト」のロバート・ダウニー・Jr、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のジュード・ロウ、「きみがぼくを見つけた日」のレイチェル・マクアダムス、「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のマーク・ストロング、「ヘンダーソン夫人の贈り物」のケリー・ライリーなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1891年のロンドン。名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は、相棒のジョン・ワトソン(ジュード・ロウ)とともに新たな難事件に挑むことになる。それは、貴族でありながら秘密結社を結成し、魔術で世界を操ろうと企むブラックウッド卿(マーク・ストロング)を捜し出して捕まえるというものだった。だが、非情な野心とずば抜けた頭脳を持つブラックウッド卿は、ホームズとワトソンにとって恐るべき相手であった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2010年3月下旬号

「シャーロック・ホームズ」論:

HOT SHOTS:ジュード・ロウ来日「シャーロック・ホームズ」

2025/04/21

2025/04/21

80点

購入/ブルーレイ 
字幕


見るほどに面白い映画。黒魔術を使って世界制服を企む男。その陰謀と暗躍するモリアーティ教授。教授の存在が事件を複雑にしていく。それまでのホームズのイメージを塗り替えた傑作。

2024/12/02

2024/12/05

80点

レンタル/新潟県/TSUTAYA/蔦屋書店 竹尾インター店/DVD 
字幕


2倍速かな?

◎ 英国紳士だと思っていたシャーロック・ホームズは、ゴミ屋敷の主だった。なんとも汚い名探偵である。
◎ また、知性派だと思っていたら、武闘派でもあった。ポアロや金田一さんには及びもつかないアクションをこなす。DVDを間違って2倍速にしてしまっていたのかと確かめたくなるようなセリフと展開の速さについていけたら、結構楽しめる。

2024/05/05

2024/05/05

60点

テレビ/無料放送/BSテレビ東京 
字幕-吹替


都市で暗躍する探偵

19世紀末のロンドンは,ほの暗い.その世紀最大の都市に暗躍しているホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)がいる.彼は暴力的である.一方の医師ワトソン(ジュード・ロウ)は,治療をするのだからホームズと対照的で流はずが,二人は友情以上の絆によって,犯罪の関係者が絡んだ現場を荒らしつつ,問題の核心に迫ろうとしている.謎解きに飢える,という性向が示されているように,彼らは知ることを欲望しているかに見える.
不可知の象徴として,科学には計り知れないオカルティックな黒魔術の儀式がブラックウッド卿(マーク・ストロング)によって主宰されている.彼は,絞首刑にされるが復活し,彼の信仰に属さない者に呪いをかけ,生贄などと言いながら,殺人を利用して自らのカリスマ性を高めようとしている.本来,犯罪捜査は,ロンドン市警の職掌にあるが,レストラード警部を始め,魔術や技術など進展しすぎたその複雑性に対応ができず,新聞報道にロンドンは沸騰しつつある.
メアリー(ケリー・ライリー)という婚約者とのノーマルなカップルを志向しながらもワトソンは,相方であり女房のようなホームズと離れることができない.ホームズもワトソンに助手以上のものを求めているように感じられる.彼らが生活するベイカー街の雑踏は,猥雑でありながらも心地よく感じらえる.ホームズは,パイプをくわえて,この都市の臭いを嗅ぎ,痕跡を言い当て,饒舌にその断片を別のピースに繋ごうとしている.犬のグラッドストーンも彼らに加勢しているかに見える. 
闘技場で上半身裸で格闘するホームズは鬱憤を紛らわすが,写真に撮られることを嫌う.彼を出し抜こうという女アイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)も絡んでくると物語とアクションは加速する.ドワーフかミゼットかの議論,腐った臭いの部屋,電気を使った武器,下水道など舞台や話題は目まぐるしく切り替わり,造船場で戦うと支柱を壊され修理中の船が着水する大仕掛けに発展し,炎と爆破も演出され,祝祭の雰囲気を帯びてくる.精肉工場で豚が吊り下がっており,饗応にも事欠かない. 
大彗星の年,鉄の都市構造物として橋梁のトラスがブラックウッドとホームズの最終決戦の場となる.ブラックウッドの魔術のペテンがホームズに暴かれつつあり,ペテン師の地位の低下とともに,彼の再び絞首さながら鉄のチェーンに吊り下がるべく墜落が示唆される.都市の痕跡は,フラッシュバックとして映像が浮かぶ.ホームズの痕跡は,映画としてこの都市に浮かび上がる.

2023/07/17

70点

選択しない 


何て豪華な🙄

展開早くて良い感じ😚

2023/04/28

2023/05/02

70点

テレビ/無料放送/テレビ東京 


アクションやホームズの洞察力、楽しめた。ジュード・ロウのイケメン・ワトソン良かった。アイリーン・アドラー役のレイチェル・マクアダムスは「きみに読む物語」「恋とニュースのつくり方」の人。レストレード警部役のエディ・マーサンは「おみおくりの作法」の主役の人。

2010/03/26

2023/04/26

55点

映画館 
字幕


ストーリーは複雑でわかりにくいので、集中力が必要です

 恥ずかしながらアーサー・コナン・ドイルの原作シリーズは一度も読んだことはありません。だから今回は単なる探偵推理ドラマとしてこの映画を見ました。素人の私から見れば、一般的に知られるホームズらしさを期待したのですが、実際は普通のアクション活劇だったのでした。ちょっと変わっているのは時代背景がレトロということくらいでしょうか?
 
 ドイルの原作に登場する名探偵シャーロック・ホームズは、元々ボクシングやフェンシングなどの武道に長けていて、若い頃は化学実験にのめり込んだり、薬物に手を出したりと、その生活ぶりは多分に退廃的であったそうです。ですから、この映画に登場するムキムキでめっぽう強いが何となく病的な感じのするホームズというのは、原作ファンにとっては意外ではないかもしれません。ただ、元々オリジナルに疎く、彼をいつもパイプをくわえた冷静沈着なイギリス紳士と思い込んでいる人間にとっては、かなりイメージが違って見えたのでした。ワトソンとの友情についても、オリジナルを知らないので二人の関係が良く分からず、ホームズがワトソンの結婚を邪魔するなどという展開は、「おや、この二人怪しいのかな?」などと、余計な想像をしてしまったのでした。

 スタイリッシュな映像にテンポの速いストーリー展開は、時代背景のわりには現代風な感じがするのですが、それに見合うドライな笑いがもう少し欲しかったと思いました。ストーリーにしても、推理劇というより、場面ごとにトリックの種明かしを積み上げていくという趣向なので、観客自身が物語と推理をじっくり楽しむというわけにはいきません。また、予想以上に内容が複雑なので、ちょっと気を緩めると何がなんだかわからなくなる恐れがあります。

 なお、聞くところによると、脚本はこの映画のために新たに書かれたものだそうですが、どうりで話が大きすぎるわけです。イギリス的な風刺を利かせたミステリーを期待していたのですが、実際はやたらに派手で大衆的な作品に仕上がっています。これってホームズ演じるダウニーの個性から来るのかもしれませんが、ハリウッド的な通俗性が前面に出たぶん、なぜ主人公がホームズでなければならないのか、その必要性があまり感じられなくなってしまったのが残念です。

 とは言っても、ハンサムなジュード・ロウが出ているので、彼のファンの方(私もその一人)は、一見の価値があると思います。あと、印象に残ったのはハンス・ジマーによるテーマ曲ですね。ミステリアスで軽妙なテンポの旋律をバックに、実写とレトロなイラストを上手く組み合わせたエンドロールは、本編以上に(?)センスの良い出来上がりになっています。

(2010/3/26 記)