ダークナイト

だーくないと|The Dark Knight|The Dark Knight

ダークナイト

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レビューの数

291

平均評点

85.4(2940人)

観たひと

4461

観たいひと

267

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2008
公開年月日 2008/8/9
上映時間 152分
製作会社 Syncopy=DC Comics=To digibu=Legendary Pictures
配給 ワーナー・ブラザース映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS/SDDS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「バットマン ビギンズ」に続く新たな「バットマン」シリーズの第2弾。「正義と悪」の相克を、バットマンの宿敵であるジョーカー、そして正義から悪へ堕ちていくトゥーフェイスの3人の対立で描いていく。監督は、前作に続いて「メメント」「プレステージ」のクリストファー・ノーラン。バットマンとブルース・ウェインの二役には、「バットマン ビギンズ」からのクリスチャン・ベール。「ブローバック・マウンテン」でアカデミー主演男優賞にもノミネートされたヒース・レジャーがジョーカー役を熱演しているが、完成後に惜しくも急逝し、本作は彼に捧げられている。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

マフィアに汚染されたゴッサム・シティに、さらなる怪人が現れた。その名は、ジョーカー(ヒース・レジャー)。父から虐待を受けた彼は、快楽性犯罪者だった。銀行を襲って大金を奪ったジョーカーに、ゴッサム・シティの巨大企業の社長であり、バットマンでもあるウェイン(クリスチャン・ベール)は、ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)と協力して、マフィアによるマネー・ロンダリングを摘発していく。ウェインをサポートするのは、執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)とフォックス(モーガン・フリーマン)だった。そんなゴッサム・シティの新任検事ハービー(アーロン・エッカート)は、犯罪の撲滅と街の浄化を訴えて市民たちの支持を得ていく。ウェインとハービーは、検事補のレイチェル(マギー・ギレンホール)をめぐっての恋のライバルだが、お互いを認めあってもいた。一方、ジョーカーはマフィアのボスたちの会合に現れて、バットマンを倒すと豪語する。そして、マフィアの手先たちは警察当局の中にも紛れ込んでゆくのだった。警視総監を殺害したジョーカーは、バットマンが正体を明かさなければ市民をひとりずつ殺していくと予告する。一度は逮捕されたジョーカーだが、すぐに脱走すると、ハービーとレイチェルを監禁して同時に殺害しようとする。その場に現れたバットマンはハービーを救出するが、代わりにレイチェルが犠牲となった。その火災で顔面の半分が醜く爛れたハービーは、ジョーカーの魔の手にはまってダークサイドへと堕ちてゆく。レイチェルへの報復のため、次々と殺人を繰り返し、ゴードン警部補のファミリーを狙うハービー。ジョーカーを倒したバットマンは、そんなハービーの悲しみを理解しながらも対決する。その勝利のあと、ハービーの栄光を讃えてすべては自分の責任にして欲しいとゴードン警部補に告げて、暗黒の騎士は去っていった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

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REVIEW 2008:「ダークナイト」

2022/09/18

2022/09/18

85点

その他/楽天レンタル 
吹替


バットマンと言えばジョーカーです

奇しくもこの作品が遺作となってしまったヒース・レジャーさん。 まさに迫真の演技でした。 ただ銀行強盗以前のジョーカーに触れていないので少々物足りなさも感じましたが、見方を変えればポッと出て来た狂気の悪党に引っ掻き回される展開は限りなくスリリングだったと思います。

フォーエヴァーでは、硫酸をかけられて顔に火傷を負ったハービーでしたが、今作では爆破の飛び火を受けて火傷を負っています。 ただその後の造形があまりに矛盾しています。 顔にあれだけの損傷を受けながら目玉だけ無傷。 更には唇も半分しか残っていないのに普通に喋れているっていう点に手落ちを感じます。 顔半面歯が剥き出しなので息が漏れて真面に会話できない筈です。 特にBやPの子音は無理だと思います。 また、ラストのゴードンの息子を助けるシーンでは何故グラップルガンを使わなかったかなぁと、そこもチョッと気になりました。

とか言いながらも、アクションシーンは結構熱くなりました。 特にカーアクションは逸品です。 タンブラーからバットポッドで飛び出すシーンなんか、思わず声が出てしまいました。

ただ、レイチェルを演じたマギー・ギレンホールさん。 前作でレイチェルを演じたケイティ・ホームズさんと1歳しか違わないのに急に若さを失った様で残念でした。 似たイメージの方なんですが、なんでキャストを変える必要が有ったのか、調べると時間が掛かりそうなので止めて置きますが、ここはケイティ・ホームズさん続投でお願いしたかったです。 

2022/08/05

2022/08/06

85点

その他/録画BSプレミアム 
字幕


闇の騎士

 「ザ・バットマン」を観たので、こちらも再び観てみる。

 こちらのバットマンの方が、年齢も経験も上であり、しかも、クリスチャン・ベールだから、安定感がある。こちらがかなり格上だろうと思う。

 そして、このゴッサムシティでは、バットマンが、闇の騎士として戦わざるを得ないことが、はっきりしたように思う。

 警察が弱すぎて、すぐ敵に寝返りし過ぎなのがおかしいとは思ったけれども。

 でも、一番は、ジョーカーのヒース・レンジャーで、その存在が光ってしまっていた。理屈抜きで、人々を恐怖へと引き込む姿が、強烈。検事ハービー・デント(アーロン・エッカード)の正義感が、ジョーカーによって悪意に変わってしまっていくのが凄まじかった。

 このバットマン三部作のこの「ダークナイト」はやはり特別な存在なんだろうと思った。

2022/07/15

87点

選択しない 


悪意の具現化

歳のせいか上映時期が長いと観る前から億劫になるのだが、この作品はあっという間に観終わった感じ。それだけでもC・ノーラン監督に感謝したいぐらい面白く魅力的だった。
 その最大の要因はなんといってもH・レジャー扮するジョーカーの存在だろう。かつて
60年代テレビのシーザー・ロメロ、80年代のジャック・ニコルソン共に原作アメコミに乗っとった悪のアイコンを楽しそうに演じており、アメコミ的悪事を働くのでこちらも楽しんで観ていたのだが、今作のジョーカーはもっと現実社会の闇に実際に存在していそうな怖さがある。社会が産んだモンスター。犯罪を通じて人間の心の闇をひけらかしてやろういう悪意。こういう悪を具現化した存在をH・レジャーが見事に演じていて、どこか魅力的でもあるのだ。観ているこちらの悪の心を揺さぶってくる。オソロシイ。・・・

2008年

2022/04/03

90点

映画館/東京都/新宿ピカデリー 
字幕


当時の恥ずかしいレビュー。未だ成長を見ず。

全米の歴代興行収入で『スター・ウォーズ』('77)を抜いてあの『タイニック』に迫る勢いをみせる、超メガヒット爆進中の本作『ダークナイト』。
長尺ながら、息をつく暇を観る者に与えず、緊張を持続させる展開に飽きることはない。この巧みな脚本と演出にはまったく感服する。ストーリーもさることながら、なにより個々のキャラクターの練り込みが秀逸で、善と悪や欲望といった人間の持つ強さ弱さをブルース・ウェイン、ジョーカー、デント検事、ゴードン警部補らによって見事に表現され、個性を際立たせることに成功している。
加えて派手な銃撃戦、爆破、カーチェイスなど、連続するバイオレンス・シーンのスケール、過激さは前作を遥かに凌駕した。

2008/08/08

2022/03/11

80点

映画館 
字幕


映画の醍醐味満載の重厚な娯楽大作

 アメリカン・コミックスの闇のヒーロー、バットマンの活躍を描くクリストファー・ノーラン版同名シリーズの第二弾です。全米映画興行成績で「スターウォーズ」を抜いて歴代2位という偉業を成し遂げ、さらに記録更新中だそうで、メディアやネットでの評判も上々、それに誘発されて私も急きょ劇場に足を運んだ次第です。

 物語はジョーカーが仲間と共に白昼堂々と銀行強盗を働く場面から始まります。犯罪とは言え、その手際の良さに思わず見入ってしまうのですが、一般人であれ仲間であれ、邪魔者や用済みの者は容赦なく殺してしまう彼の非情さが、このプロローグで強く観客に印象付けられます。
 
 一方、バットマンことブルース・ウェインがどんなに頑張って悪を退治しようとも、ゴッサム・シティーの犯罪は減るどころか日に日に凶悪さを増してくるばかりです。しかも過激な行動に走る偽者たちのおかげで、バットマンの評判はガタ落ちとなり、マスコミは彼を犯罪者扱いするようになります。ブルースは、本当の顔を表に出せない闇の住人であるバットマンに限界を感じ始めていました。

 というわけで、今回のバットマンは戦う正義の使者というより、悩める闇のヒーローであり、敵役のジョーカーは、今までにはない全く新しいタイプの悪役となっていて、彼らの戦いは善vs悪というよりも、闇の住人同士のキャラクター対決と言った方がしっくり来ます。特にジョーカーを演じたヒース・レジャーの極悪ぶりがハンパじゃありません。金にも権力にも興味がなく、いかなるルールも作らず従わず、愛をあざけり誰も信じず、悪事に目的があるとすればそれはただ一つ「破壊」のみ。しかも、肉体的苦痛にもめっぽう強くて、悪の成就のためなら喜んで苦痛を受けようという徹底ぶり。彼は死をも恐れておらず、まさに「失うものは何もない」完全無欠の悪なのです。バットマンがさまざまな技術を駆使した防具を身につけているのに対し、ジョーカーは全くの生身でバットマンと互角に戦うのですから恐れ入ります。

 しかもこのジョーカー、頭もすごく切れるのです。これで一件落着だと思っていると、彼は次の仕掛けをちゃんと用意していて、息つく暇がなく2時間30分超の上映時間をグイグイと引っ張ります。ジャック・ニコルソンのジョーカーは絵空事の悪役ならではの、どこか憎めない愛嬌がありましたが、レッジャーのそれは「本当にこんな犯罪者いるのでは?」と思わせる現代的なリアリティがあって、それだけに不気味な存在となっています。2人の演じたクレイジーぶりも微妙に種類が異なっています。ニコルソン版ジョーカーが乾いた「陽の狂気」だとすれば、レッジャーの狂気はジメジメと湿った「陰の狂気」とでも言いましょうか?

 また、主役2人を取り囲む他の共演者たちも、今回はそれぞれに見せ場があり、各人が大変いい演技をしているので、単純なヒーローアクションムービーと呼ぶにはもったいないほど、人間ドラマとしての厚みが増しています。特に今回は、悪役はジョーカー1人だと思っていた私にとって、トゥー・フェイスの出現はうれしい驚きでした。一作の中にこれら2人の悪役のストーリーをぶち込むとは、なんて贅沢な映画なのでしょう!

 なお、徹底的にダークで救いのないストーリー展開の中で、唯一希望を感じさせるフェリーのエピソードが強い印象を残しました。一般人しか登場しないこの場面で、社会的に最下位とされる階層の人間が、バットマン以上の英雄的な行動を起こすこの短いエピソードに、ちょっとした感動を味わえたのは予想外、実にうれしい誤算でした。

(2008/8/8 記)

2022/02/22

2022/02/22

88点

VOD 


狂気的なジョーカーがもたらす恐怖感がいい。バットマンの世界の暮らしは都会のビジネスマンの大人っぽい感じで渋い。