ブレードランナー ファイナル・カット

ぶれーどらんなーふぁいなるかっと|Blade Runner: The Final Cut|BLADE RUNNER: THE FINAL CUT

ブレードランナー ファイナル・カット

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レビューの数

161

平均評点

79.7(972人)

観たひと

1379

観たいひと

54

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF
製作国 アメリカ
製作年 2007
公開年月日 2007/11/17
上映時間 117分
製作会社 A MICHAEL DEELEY-RIDLEY SCOTT PRODUCTION
配給 ワーナー・ブラザース
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督リドリー・スコット 
原案フィリップ・K・ディック 
ビジュアルフューチャリストシド・ミード 
音楽ヴァンゲリス 
特殊撮影効果ダグラス・トランブル 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

近未来のロサンゼルスを舞台に殺人を犯し逃亡するレプリカントとそれを追う捜査官を描いたSF大作「ブレードランナー」の製作25周年を記念し、リドリー・スコット監督が自身の手で2度目の再編集を行った作品。出演は「スター・ウォーズ」「ファイヤー・ウォール」のハリソン・フォード、「ナイト・ホークス」「バットマン ビギンス」のルドガー・ハウアー、「アパッチ」のショーン・ヤングほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年。この頃、地球人は宇宙へ進出し、残された人々は高層ビルの林立する都市に住んでいた。絶え間なく酸性雨が降っているロサンゼルスでは、東洋系を始めとして、さまざまな人々がうごめいていた。その1人デッカード(ハリソン・フォード)は、ガフ(エドワード・ジェームズ・オルモス)と名乗る男に本署へ連れてこられる。そこで彼は元上司のブライアント(M・エメット・ウォルシュ)に、レプリカント4名が地球に侵入し人間を殺して逃亡、解体処分が決定したので、彼らを見つけ出せと命じられる。レプリカントとは、遺伝子工学の新技術によって生産された人造人間で、宇宙探索や植民地惑星での危険な労働に従事するよう強靭な肉体と高い知能を併せ持ち、あらかじめ死期もセットされている。ブレードランナーとは、レプカリントの犯罪や叛逆にそなえ彼らを識別し抹殺する刑事のことで、デッカードは中でも一流だった。彼はレプカリント製造の最大手タイレル社に行き、そこでタイレル博士(ジョー・ターケル)と謎の美女レイチェル(ショーン・ヤング)に出会う。彼はレイチェルをテストし、彼女がレプカリントであることを知るが、彼女自身はそれを知らなかった。デッカードはスネーク・ダンスを踊っていたレプリカントの1人ゾラ(ジョアンナ・キャシディ)を射殺。レプリカントのレオン(ブライオン・ジェームス)に襲われるが、危ういところをレイチェルに救われた。その後、2人はアパートで結ばれる。レプリカントのリーダーであるバッティ(ルトガー・ハウアー)は、自分の死期を知ろうとしてタイレル社長と対面し、タイレルを惨殺。デッカードは、レプリカントのプリス(ダリル・ハンナ)を倒した。そして、デッカードとバッティが対決する…。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2025/10/30

2025/10/30

78点

選択しない 
字幕

抑えた音楽や台詞、精巧な美術(人形やアンドロイドなど)展示などがクール。
1982年に想像された2019年はここまで荒んで進化もしてなかった。近未来の描写は微笑ましい。
レプリカントのリーダーの「人間味」が泣けた。。
美しい景色や思い出も定めらえた寿命と共に消えていく...仲間も失われていく。完全に心情は人間であるアンドロイドの運命がただただ哀しい。
最後のユニコーンの折り紙の意味は?

1982年リドリー・スコット監督
ハリソン・フォード主演

2025/04/16

2025/04/18

-点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/PC 
字幕


みるほど面白みが増す

何年かぶり何度目かの視聴。いまさらですがやはり、この存在しない2019年の世界の作り込みが最大の魅力。乗り物や銃はもちろん、服やグラスにいたるまで独特なデザイン。

改めてみていると、プロメテウスやらエクソダスやらと同じく、神への懐疑(神という単語自体は出てきませんが)が背後にあるように見えて、リドリースコットは昔から変わってないんだと気づけて面白かったです。

いまみると、映像が古いというより、劇中の時代か昔のものをみているような錯覚(?)があり、それは撮影や演出の巧みさによるのだと思います。
一方で音楽についてはものすごく古く感じました。リアルタイムでみているわけではないので、当時仮に自分がみていたら、そのときから好みではなかったというだけかもしれません。ただ、アジアっぽい女声の曲はいまでも古く感じず、映像にもマッチしているように感じました。このあたりは、攻殻機動隊の映画(というかイノセンス)でオマージュされているように思います。

2025/01/26

2025/01/26

90点

映画館/東京都/新文芸坐 
字幕


3年ぶりのブレードランナー

久しぶりのブレードランナー ファイナルカット。ブレードランナー2049とセット上映、トークショー付き。
トークショーの時に知ったのだが、今回の公開は留之助ブラスターAIR(簡単にいうとデッカード使用のエアガン)発売記念らしい。

トークショーはつまらなかったが、久しぶりの映画館上映を堪能できました。とにかく圧倒的な世界観に埋没してしまう。
加えて、歳を重ねると生きる期間が限られていることの儚さに思いを馳せてしまうなぁ。レプリカントのように奴隷の身なら尚のことだろう。

ただ、今回はデッカードとレイチェルのラブシーンが長いなぁ、と感じていた。
特にデッカード(とレイチェル)が街中でレプリカント二人を射殺した直後のデッカードの部屋での場面。
まぁ、ブレードランナーの魅力を語る上でたいして語られるシーンでもないし、ハシ休め時間だな。

2024/06/21

2024/06/23

76点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


1980年代から見た近未来

1982年に作られた作品として観ると当時はすごく斬新だったのだろうと想像できる。その後の映画やアニメで似た世界観の作品があるように思うが、この作品が与えた影響は大きかったのではないかな。近未来的でありながら雑然とした風景は逆にリアルな感じがしたし、日本、中国、ベトナム的なオリエンタルな感じはむしろ近未来と相性が良さそう。前述したような世界観にはとても引き込まれたがストーリーに特別な工夫があったようには感じなかった。ただ人造人間がどこまでも追いかけてくる恐怖感はすごく伝わってきた。最近製作された続編がどんな作品か見てみたいと思った。

2024/06/08

2024/06/10

85点

テレビ/無料放送/NHK 


リドリー・スコットはとんでもない作品を作ってしまったと思う。

ネタバレ

ブレードランナー ファイナルカット 4K版
4Kで放送されるということで、飛びつくように見てみた。今さらながら、その後のSF映画を全く別のものに変えたサイバーな世界観は素晴らしいのだけれど、現在のCG全盛のVFX表現とは異なるミニチュアワークを活用した質感の凄さに圧倒された。1982年作ということで40年以上前にこれだけのものを作り上げていたのだ。ダグラス・トランブル恐るべし。加えて、美術、特に色彩の重厚さ。ティレル社において、デッカードとレイチェルが出会うシーンは、まるでダ・ビンチの「最後の晩餐」の構図を思い浮かべていた。それもこれも、今回の高画質で再確認できたものと思う。
 また、今回もルトガー・ハウアーの魅力は群を抜いていて、映画史上に残る美しさと言っても過言ではない。今回のファイナルカットのエンディングは、2人の逃避行における美しい自然のシーンがカットされている。これについては、当初版は救いがなく興行的な不安な面があり、公開に際し付け加えたもので、リドリー・スコットの意志により、元に戻したらしい。でも、僕としては、デッカードがひょっとして自分もレプリカントではないかとの疑いを持ちながら、レイチェルと悲しい道行に出る痛切な幻想ということで、特にハッピーなエンディングとは思っていなかったので、今回版はあまりに唐突なエンディングである気がしている。この作品、見直すとまだまだ発見があり、時期を見て、再び見直したいと思っている。

2024/05/17

2024/05/17

50点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


不明

何が良いのかわからない。