側近のスタンリー・トィッチが言います。「女性は仕事ができればできるほど、家庭は崩壊していく。」
雑誌のカリスマ編集長のメリル・ストリープは、離婚は初めてではなさそうで、化粧を落とした素顔から、仕事では見られない悲しみの涙が流れます。終始、貫禄の演技です。
助手となったアン・ハサウェイは、上司からの無理難題、朝令暮改、パワハラなどに耐えながら、徐々に仕事ができるようになっていきます。可愛い演技でした。
着る服装も変わっていきますが、回りとの人間関係がギクシャクしてきます。そして、恋人と別れます。
ストリープが、誰もが私に憧れると誇らしげに語った時、ハサウェイは冗談じゃないと携帯を池に投げ込みます。これは、気持ち良かった。
新聞社に就職し、恋人と寄りを戻しています。しかし、これでは、せっかく成長が見られたのに、また最初からやり直しだなぁと思い、見る前の気分に戻ってしまいました。まだ、若いんだな、きっと。