パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

ぱいれーつおぶかりびあんでっどまんずちぇすと|Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest|Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

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レビューの数

58

平均評点

72.1(1029人)

観たひと

2338

観たいひと

42

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 アメリカ
製作年 2006
公開年月日 2006/7/22
上映時間 151分
製作会社 表記なし
配給 ブエナ ビスタ
レイティング
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

自由を愛する海賊が、船乗りたちに恐れられている悪霊の追っ手から逃れる為に、悪霊の弱点である心臓を収めた宝箱を探すべく奮闘する海洋冒険活劇。主演はシリーズ前作に引き続きジョニー・デップ。共演は「ドミノ」(05)のキーラ・ナイトレイ、「エリザベスタウン」(05)のオーランド・ブルーム。監督は「ザ・リング」(02)のゴア・ヴァービンスキー。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

大英帝国の海洋拠点ポートロイヤルに“東インド貿易会社”の使者ベケットが現れ、海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)に協力した罪でエリザベス(キーラ・ナイトレイ)とウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)を投獄した。ジャックの持つ「持ち主が欲する物」の在処を指し示す“羅針盤”を欲していたベケットは、ウィルに取引を持ちかける。ジャックからその羅針盤を奪って来れば二人を解放するというのだ。取引に応じたウィルはジャックを探しに大西洋に船出した。一方ジャックは、深海の悪霊デイヴィ・ジョーンズの烙印の呪いから逃れるために或る“鍵”を探していたが、“羅針盤”がジャックのいう事を聞いてくれない為に難航していた。ジャックの海賊船を見つけ出したウィル。渡りに船のジャックは羅針盤を譲渡する交換条件として“鍵”を捜す手助けをしろと提案する。ジョーンズの弱点である彼の“心臓”を収めた宝箱の鍵だ。二人は占い師ダルマを訪れ、鍵はジョーンズ自身が持っていると教えられる。ウィルは鍵を求め、単身でジョーンズの幽霊船に乗り込んだが、捕まってしまった。その頃、獄中のエリザベスは自力で脱獄を果たし、ウィルを追って海に船出していた。ジャックと合流したエリザベスに、ジャックは、ジョーンズの心臓を収めた“宝箱”を探し出せれば羅針盤を渡すと約束する。二人は羅針盤の導きにより、宝箱が“十字架島”にあることを突き止めた。囚われのウィルは、ジョーンズの幽霊船で奴隷に成り果てていた父親の助けで脱出に成功し、ジョーンズが隠していた“鍵”を手に入れた。ジョーンズは鍵を奪われた事に気付き“十字架島”へ向かう。ウィルと合流したジャックとエリザベスは“宝箱”を見つけ出したが、仲間の裏切りで奪われてしまう。ジョーンズの幽霊船に追われるジャックの海賊船。ジョーンズは深海の怪物タコを呼び覚まし、ジャックの海賊船を襲わせる。ジャックは己の身を楯にウィルとエリザベスを逃がした結果、海賊船ごと怪物タコに喰われてしまった。悲嘆にくれるウィルたちのもとに、占い師ダルマが現れ、死者を生き返らせる方法が在ると持ちかける。ジャックを生き返らせる為にその方法を探る旅に一同は漕ぎ出すのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2006年12月上旬特別号

DVDコレクション:第290回 パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

2006年8月下旬号

HOT SHOTS:来日記者会見ルポ「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

2006年8月上旬特別号

作品特集 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」:ゴア・ヴァービンスキー監督 インタビュー

作品特集 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」:ジョニー・デップ インタビュー

作品特集 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」:オーランド・ブルーム インタビュー

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作品特集 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」:本作を楽しむためのチェックポイント

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作品特集 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」:作品評

2006年4月上旬号

巻頭特集 天才を刺激するカリスマ ジョニー・デップ:次回作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」はいかに

2023/12/21

2023/12/21

65点

VOD/Disney THEATER/レンタル 
吹替


期待していたものとチョッと違いました。

「呪われた海賊たち」の続編にして前・後編合わせて5時間19分にもなる長編の前編。 DisneyとしてはVFXの力量を見せたかったのかも知れませんが、デイヴィ・ジョーンズと言いシュモクザメ頭の手下と言い、海賊物と言うより妖怪大戦争かと思います。 一言で言えばデイヴィ・ジョーンズの心臓の争奪戦。 そもそも怪物とは言え、心臓無しで生きている設定からして無理が有りますが、序盤でジャックが棺桶で海に放り投げられるなど、説明不足を感じる場面も散見してました。 それに笑いを取りに行った水車ですが、直径・幅・速度を考えるとあんなに長距離走れないでしょう。

この作品を観たので後編の「ワールド・エンド」までは映画館で観ましたが、「生命の泉」や「最後の海賊」を観なかったのは、多分もういいやって思ったんだと思います。 この作品の後編も前回は映画館で観ましたが、169分と3時間に迫る長編なので、今のところ再鑑賞の意欲が萎れています。

2023/07/31

2023/07/31

68点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


期待外れ

いつもの通り無責任で変わり身が早く、平気でウソをつく海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)のドタバタを描く。
面白う事は面白いが、繰り返しが多く、飽きる。
全5作のうち3作見たが、これが一番つまらなかった。まだまだ続くようなので次作以降に期待しよう。

2006/08/02

2023/01/26

55点

映画館 
字幕


次への繋ぎと思ってください。エンドロール後のオマケあり

 デップの奇抜な役作りがとても楽しかった「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」から3年、待望の続編が夏休み公開されました。

 本作はパート3と同時に撮影されたそうです。なるほどこのシリーズ、「寅さん」や「007」のように一話完結形式ではなく、完璧な続きものだったのですね。前作のおさらいを怠けていた私は、正直言って今回、物語の状況設定を理解するのにかなり戸惑いました。

 この映画のファーストシーンは、ズブ濡れのエリザベス(ナイトリー)が物憂げな表情で雨の庭園にたたずんでいるところから。良く見ると彼女、頭にベールを付け、手にはブーケがありますが、結婚式にしては何やら雰囲気が良くありません。というのも、彼女は結婚式の当日、新郎であるウィル(ブルーム)と共に、海賊ジャック・スパロウを逃がした罪で捉えられてしまったのでした。

 その頃、当のジャックは手下のクルーたちと共にトルコの監獄に忍び込み、ある物を盗み出そうとしていました。それは鍵の絵が描かれたただの紙っぺら。そんなモノに何の価値があるのだろうか?と手下たちはいぶかります。そこに突然ウィルの父、ビル・ターナー(スカーシュゴード)が、深海の悪霊と呼ばれるモンスター級の海賊、デイヴィ・ジョーンズの使いとして現れます。

 確かビルは前作のお話の中で、バルボッサによって海底に沈められたはずなのですが、その後デイヴィ・ジョーンズに助けられ彼に魂を売って家来に成り下がったらしいのです。ジャックはジョーンズの名前を聞いて大慌て。どうやらジャック本人も、ブラックパールの船長になるために、彼に魂を売る契約をしていたらしいのです。

 とまぁ、かなり前置きが長くなりましたが、とにかく前作の状況からかなり様変わりした設定の中、物語が当然のようにして展開して行くので、見ているほうとしては何が何やらさっぱりわかりません。それに加えチェストとかコンパス、クラーケンなど、聞きなれないキーワードや化け物、ややこしい島の名前、意味のわからない呪いなどが次々登場します。そのため、「あれ?これって前作にも出てきたっけ?」と、いつも頭のどこかで考え込んでいるような感じになって、せっかくの冒険アクションが十分楽しめませんでした。

 それと、とにかく絵づらが汚くて暗すぎます。登場するキャラクターはどれもドロドロべたべたしていて気色悪く、前作のゾンビたちのような愛嬌も感じられませんでした。また、メイン3人のキャラクターもすっかり固定化してしまい、新鮮味に欠けます。特に今回はデップがはじけ切っていないので、笑いの要素が物足りないのです。まぁ、ドタバタ的な追いかけごっことタイタニックみたいな海と船の描写だけが救いと言えば救いでしょうか?

 ラストについても、前回は何度もひっくり返るトリックが面白かったのですが、今回はメインキャラクターのだまし合いの展開となり、何となく後味がよろしくありません。この後味の悪さは、次作でぜひ解消して欲しいものです。それと、最後にサプライズとして登場する人物に次への期待を繋げたいですね。尤も私の場合、俳優の顔が似ていたため、別の人間と勘違いしてしまったのですが…(あなたはちゃんと見分けることができますか?)

(2006/8/2 記)

2022/10/11

78点

VOD/U-NEXT/レンタル 
字幕


善人か?悪人か?

ネタバレ

このシリーズが始まるまでは、どちらかといえばジョニー・デップはあまり個性を主張し過ぎず、引き立て役に回ることが多かったように思う。
そもそもメジャー大作への出演も少なかったと思うのだが、初めてジャック・スパロウを見た時のインパクトはかなり強かった。
何だか常に酔っぱらっているかのように呂律が回らず、ゆらゆらしているのに何故かとてつもなくカッコいい。
そして彼は善人なのか、それとも身勝手な悪人なのか、いつも行動の先が読めずハラハラさせられる。
しかしこのシリーズ、本当に善人など存在するのだろうか。
特にシリーズ二作目を観て、実は全員身勝手な悪人なのではないかと思ってしまった。
エリザベスとウィルは結婚式を挙げる直前で、ジャックの逃亡を手助けした罪で投獄されてしまう。
東インド貿易会社の使者ベケットは、ジャックが持つ北を指さない狂ったコンパスを手に入れれば釈放すると彼らに告げる。
一方、ジャックは深海の悪魔デイヴィ・ジョーンズの呪いの烙印から逃れるためにある鍵を探していた。
ジャックはコンパスを渡す条件として、ウィルに鍵探しを手伝ってくれるように頼む。
しかしこれはジャックの巧みな罠で、ウィルはジョーンズの船に捕らえられてしまう。
そこで彼はジョーンズの船に縛り付けられた実の父ビル・ターナーと再会する。
一方エリザベスも牢獄を抜け出し、ジャックとウィルの行方を追っていた。
秘密の鍵はある宝箱を開けるための道具なのだが、その宝箱に入っているのはジョーンズの心臓だった。
ウィルは眠るジョーンズからこっそり鍵を奪って逃走する。
この心臓を巡って様々な人物の思いが交錯する。
ウィルは父親を救い出すため。
ジャックは呪いから逃れるため。
さらに返り咲きを狙うエリザベスのかつての婚約者ノリントンも心臓を手に入れようと争いに加わる。
もちろんジャックとウィルに裏切られたジョーンズも激怒して彼らの行方を追う。
アクションシーンのスケールの大きさは前作以上。
何だかやたらと回転するシーンの多い作品だなと感じた。
鍵を奪うためにジャックとウィルとノリントン、さらに間抜けな二人組ラゲッティとピンテル、エリザベスも加わっての戦闘シーンは滑稽。
結局みんな自分勝手なのだと思ってしまった。
ウィルは大義がありそうに思われるが、自分の父親を救い出すためなら他人を巻き込んでも構わないようだ。
巨大な海の悪魔クラーケンによって無関係な船員が次々と呑み込まれてしまう姿は何だか気の毒だった。
エリザベスも最終的には、ジャックを犠牲にして助かろうとする。
この作品の中で一番の悪者はジョーンズなのだろうが、実は彼が一番人間の悲しみを知っているのではないかと思った。
ジャックから悲恋の話を聞かされた時のジョーンズの表情と、彼が奏でる荘厳なピアノの旋律、そしてオルゴールの悲しいメロディーが印象的だった。
さて、ジャックはクラーケンに呑まれてしまうが、一行はジャックを取り戻すために世界の果てを目指す。
ジャックの好敵手バルボッサの復活もあり、次回作へ向けてワクワクするようなラストだった。

2021/11/21

55点

選択しない 


アクションはスゴイけどちょっと笑いに寄せすぎ

ストーリー 7
映像 15
演技 8
また見たい度 5
その他 10

計55

2021/10/17

60点

レンタル/新潟県/TSUTAYA/蔦屋 白根店/DVD 
字幕


【「1」超えを果たした「2」】

一作目を越えたと思う…、それも遥かに。

前作の反省(?)からか今作はオーランドとキーラもしっかり活躍。 ロケーションはより素晴らしく 敵海賊の造形も凄まじい。
原住民の島での一連のアクションはバスターキートンやディズニーアニメの様な テクストに頼らないドタバタ感があり本当に楽しい(その様な点を鑑みると これは当初アニメとして企画されていたのではないだろうか? デップ演じるジャックもかなりアニメな印象だが)。 転がり続ける車輪や 空中ブランコ等は「いかにもCG然」だと緊張感が無いのだけど 実写感がひじょうに高い為 ハラハラ度が凄かった。




《DVD観賞》