バタフライ・エフェクト

ばたふらいえふぇくと|The Butterfly Effect|The Butterfly Effect

バタフライ・エフェクト

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レビューの数

103

平均評点

81.0(1160人)

観たひと

1824

観たいひと

262

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 2004
公開年月日 2005/5/14
上映時間 113分
製作会社
配給 アートポート
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ごく小さな差違が、将来的に予測不能な大きな違いを生じるというカオス理論を効果的に取り入れた異色サスペンス。愛する者を救うため、過去を書き換えようとした男が体験する想像を超えた出来事を描く。タイトルの“バタフライ・エフェクト”とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」という意味。主演・製作総指揮は、「テキサス・レンジャーズ」のアシュトン・カッチャー。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

少年時代の約束。幼馴染みのケイリーのもとを去るとき、エヴァンは”君を迎えに来る”と誓った。だが、いつしか時は流れ、エヴァン(アシュトン・カッチャー)とケイリー(エイミー・スマート)は別の道を歩んでいた。エヴァンは幼い頃から、時折り記憶を喪失<ブラックアウト>してしまう少年だった。母アンドレアはエヴァンの脳波を精神科の医師に検査してもらうが、何も奇妙な点は見出せずにいた。精神科医は治療のため、毎日の出来事を日記につけるようにすすめる。少年時代は永遠に続くと思われたが、エヴァンが13歳の時、ケイリーの兄トミーのいたずらによって唐突に終わりを告げる。エヴァンの記憶にはその瞬間に<ブラックアウト>が起き、気が付いた時には森の中におり、周りには強烈なショックのあまり倒れてしまった友人のレニー、彼を抱きかかえようとするトミー、ただ震えているケイリーがいた。エヴァンは何が起きたのかまったく思い出せなかった。しかし、何か決定的な出来事が起きたのは間違いがなかった。アンドレアはエヴァンを連れてその街を引っ越す。時が流れ、心理学を勉強する大学生となったエヴァン。今では<ブラックアウト>が起きることもなかった。過去は遠のき、ケイリーの記憶さえ消えかけていたが、すべては平穏だった。ある日エヴァンは、幼い頃の日記を見つける。懐かしい日記を紐解いたとき、”それ”は起こった。気が付くと、エヴァンの意識は日記に書かれている出来事の中にあったのだ。鮮明に蘇る過去の記憶、あの陽光、あの空気。それは強烈なリアリティを伴っていた。夢なのか、現実なのか。少年時代の空白の記憶の一端に触れてしまったエヴァンは、もう一度、あの頃の仲間たちを訪ねたくなる。ケイリー、トミー(ウィリアム・リー・スコット)、レニー(エルデン・ヘンソン)。そしてエヴァンは知る。あの時のいたずらによって、彼らの人生が大きく狂っていたことを……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2005年5月下旬号

キネ旬チョイス 「バタフライ・エフェクト」:作品評

キネ旬チョイス 「バタフライ・エフェクト」:アシュトン・カッチャー インタビュー

2020/03/12

80点

レンタル/神奈川県 
字幕


タイムリープ・サスペンスのクラシック

少年時代の約束。幼馴染みのケイリーのもとを去るとき、エヴァンは”君を迎えに来る”と誓った。だが、いつしか時は流れ、エヴァン(アシュトン・カッチャー)とケイリー(エイミー・スマート)は別の道を歩んでいた。エヴァンは幼い頃から、時折り記憶を喪失<ブラックアウト>してしまう少年だった。母アンドレアはエヴァンの脳波を精神科の医師に検査してもらうが、何も奇妙な点は見出せずにいた。精神科医は治療のため、毎日の出来事を日記につけるようにすすめる。少年時代は永遠に続くと思われたが、エヴァンが13歳の時、ケイリーの兄トミーのいたずらによって唐突に終わりを告げる。エヴァンの記憶にはその瞬間に<ブラックアウト>が起き、気が付いた時には森の中におり、周りには強烈なショックのあまり倒れてしまった友人のレニー、彼を抱きかかえようとするトミー、ただ震えているケイリーがいた。エヴァンは何が起きたのかまったく思い出せなかった。しかし、何か決定的な出来事が起きたのは間違いがなかった。アンドレアはエヴァンを連れてその街を引っ越す。時が流れ、心理学を勉強する大学生となったエヴァン。今では<ブラックアウト>が起きることもなかった。過去は遠のき、ケイリーの記憶さえ消えかけていたが、すべては平穏だった。ある日エヴァンは、幼い頃の日記を見つける。懐かしい日記を紐解いたとき、”それ”は起こった。気が付くと、エヴァンの意識は日記に書かれている出来事の中にあったのだ。鮮明に蘇る過去の記憶、あの陽光、あの空気。それは強烈なリアリティを伴っていた。夢なのか、現実なのか。少年時代の空白の記憶の一端に触れてしまったエヴァンは、もう一度、あの頃の仲間たちを訪ねたくなる。ケイリー、トミー(ウィリアム・リー・スコット)、レニー(エルデン・ヘンソン)。そしてエヴァンは知る。あの時のいたずらによって、彼らの人生が大きく狂っていたことを……。
エヴァンは、過去の出来事が記された日記帳を紐解いた時に「タイムリープ」出来る能力を使って友人たちを救おうと奮闘する。
「僕だけがいない街」などのタイムリープものに影響を与えたタイムリープサスペンス映画。
過去の出来事が記された日記帳を紐解いた時に過去に戻ることが出来る能力を使って友人のレニーや幼なじみのケイリーやトミーを救おうとするエヴァンの奮闘描くタイムリープサスペンス、タイムリープする度に「みんなが救われるハッピーエンドはあり得ない」と思い知らされながら何度でもタイムリープするエヴァンの思い、「みんなが救われるハッピーエンド」のためにエヴァンが選ぶファイナルアンサーが切ない余韻を残すタイムリープサスペンス映画の傑作。

2012年

2020/03/04

82点

テレビ/無料放送/テレビ東京 
吹替


【ネタバレ禁止作品】初恋の少女を救うために、何度も時を遡る

ネタバレ

脚本が作りこまれていて素晴らしいことはもちろん、出演者たちの演技力や主題歌を含めた音楽も素晴らしかった。
自分の「映画"切ない"部門ランキング」だったら、TOP5にはランクインします。

バタフライ効果(バタフライ・エフェクト)とは、カオス理論における予測困難性を意味する表現。
(『ジュラシック・パーク』のマルコム博士が車中でエレンに一生懸命説明していたこと。)
気象学者エドワード・ローレンツの研究によってわかったことを、日本語訳「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こすか?」と題したことに由来する。
ようは、小さな変化が起こる場合と起こらなかった場合では、その後に大きな違いが生じる、という話。
本作では「過去に小さな変化を起こすと、現在が大きく変わっている」という物語の根幹をさしている。
自分は哲学の知識はまるで無いが、本作はこの根幹さえ押さえていれば題名を理解することができるし、物語をより奥深く感じることができるかと思う。

エヴァンは時折、記憶がとんでしまうことが幼少の頃からあった。
近所の幼馴染四人で過ごしている時にも、肝心な時に記憶喪失が起こる。
医者は治療の一環として日記を書くことを勧めたため、エヴァンは書き続けた。
大学生になったエヴァンは記憶喪失が七年間起きなかったことを喜ぶが、あることがきっかけとなり、日記を読み返すとその時点に戻れることに気がつく。
幼い頃に記憶がとんだ部分が気になったエヴァンは、疎遠になった幼馴染のもとを訪れる。
幼馴染で初恋の相手・ケイリーは、エヴァンの登場に心を取り乱し、その日のうちに自殺してしまう。
ケイリーの人生を狂わせてしまったエヴァンは過去に戻り、自分とケイリーが幸せになるよう過去を変えていく。
しかし、変えた過去は現在の人生に大きな変化を引き起こしていた。

スリリングな物語展開に加えて、初恋を叶えようとする主人公を応援したくなる。
また、「自分だったらどうするか」や、家庭問題等も扱っており、なかなか考えさせられる作品でもあった。

見始めは何が起きているのかさっぱりわからず、勢いだけのまま物語はどんどん進む。
徐々に設定が把握できるようになってくるのだが、そうした物語の展開の仕方により、すぐに映画に引き込まれた。

物語は幼少・少年期を取り扱った後、大学生になったエヴァンが過去に戻る話へと発展する。
そのため、最初の少年期は『スタンド・バイ・ミー』のバッタもんを観ている気分になる。
しかし、この部分をしっかり観ておかないと、後の伏線回収が満足にできなくなるので、"ながら観"はお勧めしません。

主人公は過去に何かを変えると、必ず誰かが不幸になる。
ケイリーだけを救えばいいのに、主人公は幼馴染全員が幸せになる道を探し続ける。
長い過去への旅を経て、主人公のいきつく結論がとても切ない。

本作が面白い理由はストーリー展開だけでなく、俳優たちと音楽の良さもある。
幼なじみの四人を演じた俳優は、どの世代も素晴らしかった。
子役は表情で魅せ、大人は180度違うタイプを演じでおり、メイクの力があるとはいえ同一人物に見えない。
自分は13歳を演じた四人が素晴らしいと思った。
改めて俳優の演技力の底力を感じた。
ちなみに幼少期のエヴァンを演じた俳優がローガン・ラーマンと知った後も鑑賞してみたが、全然わからなかった(笑)

主題歌のOasis「Stop Crying Your Heart Out」が映画の雰囲気に合っていて、とても良い。
歌詞も映画にマッチしている。(過去は変えているのだが...)
最後の方でいいタイミングで流されるのだが、製作陣は確信犯でしょう。
大号泣にもっていかれます。

ラストの作り方もとてもうまい。
他バージョンと合わせて3種類あるのだが、自分は普通のバージョンが一番好きです。
赤ちゃんの頃の話はエヴァンの母親も可哀そうすぎるので絶対ダメ。
街で声をかけてしまうのも、主題に合わない。
普通のバージョンは、音楽の入るタイミング、すれ違いの仕方、その時の二人の反応、すべてが完璧です。
だから心に残り、心にしみました。

チラシにもある「切ないハッピーエンド」とは正に本作のこと。
映画としての完成度も高いと思うので、ぜひ多くの方に鑑賞していただきたい作品です。

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◎本作のおススメ要綱

 【物語 16点 配役 18点 音楽 15点 映像 15点 演出 18点】

注目俳優:全員、途中の刑務所の人も良かったです。
     エヴァン(Ashton Kutcher、John Patrick Amedori、Logan Lerman)
     ケイリー(Amy Smart、Irene Gorovaia、Sarah Widdows)
     トミー(William Lee Scott、Jesse James、Cameron Bright)
     レニー(Elden Henson、Kevin G. Schmidt、Jake Kaese)
見どころ:すべてが見どころですが、一つを選ぶならやっぱり"ラスト"です。
     ラストのためにすべてがあります。

2010年代

2020/02/13

75点

レンタル 
字幕-吹替


再販すれば売れるだろう名作

3まで作られた作品で2と3はまだ手に入れやすいのですが、色んな事情があるのか1は入手困難で配信や置いてあるレンタル店を探すか、プレミア価格になっている中古を探すしかないのが残念です。この作品といい「落下の王国」「セントラルステーション」といい名作が廃盤になるのは悲しい事です。
ちなみに2と3とは連続性は全くないようで、またいつか見ようと思ってそのままになっています。

幼い頃から所々記憶が抜け落ちた少年が主人公。なぜそうなるかは観ていたら分かるように作られているので最初はちんぷんかんぷんで今一乗れません。
特に主人公の小中学生時代は辛く悲惨な経験をするので、気分が滅入り気味の時には私は観られません。地下室での児童虐待と犬のシーンが特にキツいから。

あの時こうしていればというのは誰しもが考える事があるでしょう。
主人公は日記を読む事でそれが可能になります。しかしそう上手くはいきません。
それでも自分も友達も彼女も幸せになりたいと命懸けで時空を飛びます。
そして最後に彼が選んだ道は…。

自分だったらどうするだろう?そんな事を考えながら観てみるのも悪くないと思います。

2020/01/05

2020/01/05

76点

テレビ/有料放送/ムービープラス 
字幕


《素晴らしき哉、人生!》x《時をかける少女》

脚本が秀逸なんでしょうね。
映画の語り口もうまいし、主要登場人物達の汚れ方やパリッと仕方も面白い。
ただ主人公が大学のヒエラルキーの頂上にいる時のメイクはちょっとやり過ぎで笑っちゃう。
女性(ヒロイン)が色んなボロボロメイクになるのがかわいそう。綺麗な時は猛烈に綺麗なのに、女ってメイクであんなに変わるのか?!恐ろしい。
サドの暴力兄貴にまで愛を持って描いている、人類愛溢れる作品でした。
家族と再見したい。

2006/01/01

2019/12/08

95点

購入/DVD-R 
字幕-吹替


うむ。

展開もエンディングも素敵。2種類悩むよな。

2009/08/25

2019/11/24

75点

レンタル 
字幕


みんな幸せにしたかった男

僕も書き変えたい過去は、たくさんある。あの時違う行動をとっていれば、僕の未来は変わっていただろうか。まあ、それほど大きな変化はないとは思うが、それでも後悔は多々ある。より良き未来の為に過去を変えるお話は、たくさんあった。その方法は様々なので、ここはこの映画のルールを尊重しよう。ある種、主人公・エヴァンは父の血を引いた、能力者ということになろうか。お父さんも色々と試したんだろうね。

大事件のあった時には、エヴァンはいつも記憶を失っている。その時何が起こったかは、彼が過去に戻った時に、観客はようやく事件の全貌が見えてくる、という仕掛けだ。それにしても、全体的に極端な映画だった。危ないビデオを撮る親父、息子はダイナマイトを使ったり、犬にあんなことをしたりする。まあ、あの父親なら、息子もあんなになってしまう可能性はないとは言えない。

エヴァンは未来の記憶を持ったまま過去の身体に戻れるので、まだ子供なのに、かなり大人の言い方や、行動がとれる。それで過去が変わって、その影響で未来にも変化が起こる。この未来の変化が極端なのだ。まあ、最初からこの映画は、カオス理論のバタフライ・エフェクトというタイトルが示す通り、些細な出来事が未来に大きな影響を及ぼすということを描きたかったのだから、文句言っても仕方がない。そういうルールの映画なのだ。それにしても悪が善になっていたりして、ちょっとやり過ぎのような気がしてしまうのだ。

未来というものはなかなか読めないし、思った通りにはなってくれない。エヴァンが何度過去に戻っても、結局誰かが不幸になっているのだ。幸不幸のバランスというのも、この世にはあるのだろうか。あちらが幸せなら、こちらは不幸せ。全体を合計すると、プラマイゼロ。この不幸のなり方とか、その時々に起きる残酷な事件、見ていてゲンナリするようなかなり際どいキャラの登場とか、ちょっと引き気味に、僕は見ていた。

しかし、エヴァンの最終的な決断とラストには感心してしまった。みんなの幸せのためなら、こうするしかなかったのだ。ヒントはケイリーとの会話の中に既にあった。あの出会いがすべての不幸の始まりだったのだ。未来に戻ってからのエヴァンの行動も潔い。父親が忠告した通り、過去はいじくるものではないのだ。日記じゃなくても良かったんかい!という突っ込みはしたかったが、大目にみようと思う。

DVDには、少し違うヴァージョンのエンディングも特典として観られたが、本編の終わり方で十分だろう。