香港国際警察/NEW POLICE STORY

ほんこんこくさいけいさつにゅーぽりすすとーりー|New Police Story/新警察故事|New Police Story

香港国際警察/NEW POLICE STORY

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レビューの数

29

平均評点

71.0(231人)

観たひと

402

観たいひと

14

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 香港
製作年 2004
公開年月日 2005/3/5
上映時間 124分
製作会社
配給 東宝東和
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャッキー・チェンが故郷・香港へ帰還して作り上げた本格的な香港復帰第一作。共演に、アーティストとしても活躍するニコラス・ツェーに、香港のトップアイドルとして君臨するTWINSの一人シャーリーン・チョイ。敵役にはダニエル・ウー。監督は「WHO AM I?」のベニー・チャン。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

一年前。アジア銀行を襲った集団は、犯行後大胆にも意図的に警察へ通報し、駆けつけたパトカーや警察官たちを撃ちまくる。彼らは香港警察が考える以上に重装備だった。半ばゲーム感覚で犯行を企てるジョー(ダニエル・ウー)は、犯罪集団の指導者。香港警察のチャン(ジャッキー・チェン)は、集団のアジトを特定していた。チャンは「3時間で事件を解決してみせる」と豪語し、特捜部を引き連れてアジトへと向かった。だが、そこに待ち受けていたのは、チャンら香港警察を陥れる残忍な罠だった。ジョーら犯罪集団の攻撃の前に、一人一人倒されてゆくチャンの部下たち。チャンはかろうじてその場を生き延びたが、彼の心の中で、自身を支えていた何かが崩れ去った。殺された部下の中には、チャンの婚約者ホーイー(チャーリー・ヤン)の弟もいた。信頼する友たち、部下たちを失い、生きる希望すべてを失ったチャン。かつては、正義という盾のもと、任務を遂行し決して負けることのなかった男。だが今や、薄汚い路地裏を泥酔して這い回るような人生を送っていた。そんなチャンの前に、新たな相棒として任命された“巡査1667”ことシウホン(ニコラス・ツェー)が現れる。警官として精気を失ったチャンに、何とか立ち直ってもらおうと懸命に説得するシウホン。その一方で、香港警察には犯罪集団の新たな挑戦状が叩きつけられる。そして今、香港の存亡を賭ける壮絶な戦いが始まろうとしていた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2005年4月上旬春の特別号

HOT SHOTS:「香港国際警察」

2005年3月上旬号

特集 「香港国際警察 NEW POLICE STORY」:作品評

特集 「香港国際警察 NEW POLICE STORY」:ジャッキーと若手俳優

特集 「香港国際警察 NEW POLICE STORY」:「失われた龍の系譜」メイベル・チャン監督 インタビュー

特集 「香港国際警察 NEW POLICE STORY」:ジャッキー・チェン論

2018/04/30

2022/10/28

80点

選択しない 


やはり香港で光るジャッキーです

イキナリ飲んだくれてフラフラの男が登場。タクシーに乗らうとしますが、以前乗車した時にゲロしたとかで、乗車拒否されてゐます。此の男、停職中のチャン警部(ジャッキー・チェン)。
 一年前、アジア銀行を襲撃した若者犯罪グループを摘発する為、アジトを突き止めてゐたチャンは、マスコミの会見で「三時間で解決する」と発言、自信を見せます。しかしリーダーのジョー(ダニエル・ウー)以下の犯罪集団はゲーム感覚で応戦し、チャンの部下たちを次々と確保、天井から宙づりにします。チャンは部下を助けるために勝負を受けますが、これに負けてしまひ九人の部下を全員殺されてしまふのでした。

 責任を追及されたチャンは停職処分となり、心身ともダメーヂを受けて酒浸りの日々に。殺された部下の一人は、恋人ホーイー(チャーリー・ヤン)の弟と云ふこともあり、ホーイーとも別れてしまふ。
 そんなチャンの元へ、「巡査1667」を名乗るシウホン(ニコラス・ツェー)と云ふ若者が現れます。チャンの停職は解け、新たにコンビを組むやうに任命されたと云ひます。シウホンに尻を叩かれる形で、再び犯罪集団を追ふチャン。同時にシウホンの計らひでホーイーとも再会します。

 捜査の過程で、犯罪グループの面面には夫々の家庭の闇があり、それらが犯罪に走る背景にある事が分つてきます。更に警察内部に敵と内通した者がゐて、一年前の事件についても事前に警察情報が洩れてゐた事が判明します。さらにシウホンについても、意外な正体が分るのでした......

 ハリウッド作品への出演が続いてゐたジャッキー・チェンですが、ホームグラウンドの香港に戻つて暴れてゐます。タイトルに「ポリスストーリー」が入つてゐますが、あの人気シリーズとは別物であります。何より殆どコミカルさを封印し、シアリアスかつ重苦しい雰囲気で物語が進むのです。

 冒頭でジャッキーの部下が次々と惨殺される場面は中中観てゐて辛いものがあります。土下座して部下の命乞ひをするジャッキーもらしくなく、目を背けたくなるのでした。しかしこのワルどものアジト、からくりが凄すぎであります。
 犯罪集団のメムバアの親は、海運会社、証券会社、不動産業などを営む金持ちばかり。だから「カネが目的ではない」と云はれますが、銀行の金庫の札束を見た時は流石に目を輝かせてゐます。警察への憎しみが原動力のやうですが、あそこまで徹底して憎むのは説得力がイマイチの気がします。

 相棒に起用されたニコラス・ツェーが目立つてゐます。ジャッキーの負担を減らさんとしたか、準主役といつても好いくらゐの活躍でアクションもキレてゐます。ジャッキーに接近した理由が最後に分り、しんみりさせるのでした。
 そのツェーと結ばれさうになる婦警に扮するのが、ツインズのシャーリーン・チョイ。相変らず可愛い。本来のヒロインの筈のチャーリー・ヤンよりも目立つてゐます。「出前一丁」を食べてゐました。一旦逮捕・拘束されたジャッキーとツェーを逃がす金星あり。このシーンでは、明らかに脱獄したのが分るのに、皆が皆知らぬふりをするのが良い場面でした。

 ジャッキー自身の生身のカンフーアクションも復活し、香港繁華街での大アクションも見せます。ビル上から一本の綱で三人が次々と落下するシーンとか、運転手が撃たれた暴走バスを止めるジャッキーの大奮闘とかは眼が離せません。しかしあれだけバスの乗客がゐて、誰もハンドルを操作しやうとする人はゐなかつたのか。せめてブレーキペダルを踏んで一旦止めたかつたですな。勿論さうしたら映画的には詰らないんですけど。

 成龍映画の特長であるコミカル度は低いけれど、見所は沢山ある娯楽作品に仕上つたと存じます。ヒロインの顔の傷は治れば良いなと念ずるばかりです。
 ところで、予告篇のナレーションで「香港の存亡をかけて戦ふ」みたいな言ひ廻しをしてゐましたが、既に現在の香港は死んでしまつた。映画に関しても同様で、真に自由な映画を作りたい人は外国へ出て製作するしかなくなつたと、こないだテレビで云つてゐました。剣呑剣呑。

2020/11/01

2020/11/01

71点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


アクション健在

ストーリー、アクション、人間関係とバランスよく揃っている。
しかしジャッキー・チェンはたしか50歳。顔は少し老けたが、アクションの切れはまだまだ健在。

2020/08/06

2020/08/06

70点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
吹替


最後のアクションで全部持ってかれるやつ。
現代ではここまでのリアルアクションは出来やんのやろなー

2019/06/06

2019/06/06

80点

レンタル 


人間関係

ジャッキー・チェンの作品というとやはりアクションがメインとなりますが、この作品では親子、恋人、恩人という人間関係の部分が重要な要素となってきます。
ラスト20分ぐらいは一気にこの関係が強調され一時も目が離せません。

2019/03/10

2019/03/10

75点

VOD 
字幕


引き続きシリアス

前作に続きシリアス路線。
金持ちの子供達のゲーム感覚での犯罪で部下を失い呑んだくれとになった刑事が、彼らの新たな犯罪に担ぎ出されリベンジを果たす。
新たな相棒は新米巡査、 なのだが過去に刑事と縁あり。ラストに明かされるがシンプルゆえに深く刺さる。
主犯格も警察への恨み(イコール親への恨み)があり、事件自体は解決したものの蟠りが残る。
ストーリーに目がいってしまうがアクションも相変わらず。ビルを走り落ちたりバスで街破壊したり、やってくれてます。

2018/12/29

75点

選択しない 


ジャッキー・チェンの作品の中では気にいってる

コメディタッチが多いジャッキー・チェンの作品の中では、異色のシリアスもの。メリハリの効かせたストーリー展開は最後まで飽きずに見られる。個人的にはジャッキー・チェンの中で気に入ってる作品の1つ。
冒頭、同僚の警官が次々と殺される方法が、残酷だが結構斬新なアイデアだ。