メゾン・ド・ヒミコ

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メゾン・ド・ヒミコ

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レビューの数

45

平均評点

74.1(502人)

観たひと

946

観たいひと

97

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2005
公開年月日 2005/8/27
上映時間 131分
製作会社 『メゾン・ド・ヒミコ』製作委員会
配給 アスミック・エース
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督犬童一心 
脚本渡辺あや 
製作総指揮椎名保 
三木裕明 
プロデューサー久保田修 
小川真司 
撮影葛井孝洋 
美術磯田典宏 
音楽細野晴臣 
照明疋田ヨシタケ 
編集阿部亙英 
衣装デザイン北村道子 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演オダギリ ジョー 岸本春彦
柴咲コウ 吉田沙織
西島秀俊 細川専務
歌澤寅右衛門 ルビイ
青山吉良 山崎
柳澤愼一 政木
井上博一 高尾
森山潤久 木嶋
洋ちゃん キクエ
田中泯 卑弥呼

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ファンタジックな世界観と普遍的でリアルな恋愛を描き、絶賛された「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心監督×渡辺あや脚本コンビの第2弾。癌に冒されている父親とその恋人である若い男、そしてゲイである父を嫌う娘が織り成す交流を描く。出演は、舞踏家・田中泯、人気俳優のオダギリ ジョーと柴咲コウ。音楽を細野晴臣が担当する。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

塗装会社の事務員として働く吉田沙織(柴咲コウ)、24歳。ある事情で借金を抱え、夜はコンビニでバイトをしているが、いっそ風俗で働こうかと思い悩んでいる。専務の細川(西島秀俊)が気になっているが、彼は同僚のエリナと不倫中だった。ある雨の日、沙織のもとに若く美しい男が訪ねてくる。名前は岸本春彦(オダギリ ジョー)。彼は、幼い沙織と母を捨てて出て行った父親の恋人だった。沙織の父・吉田照雄(田中泯)は妻子の元を離れた後、ゲイバー「卑弥呼」の二代目を継いだが、今は神奈川県大浦海岸の近くにゲイのための老人ホームを創設。その館長を務めているらしい。春彦は、その父が癌で余命いくばくもないと告げ、ホームを手伝わないかと沙織を誘う。父を嫌い、その存在を否定して生きてきた沙織だったが、破格の日給と遺産をちらつかされてその申し出を承諾する。西欧のリゾート風プチ・ホテルを改装したホーム“メゾン・ド・ヒミコ”には、個性的な住人ばかりがいた。生まれ変わったらバレリーナと相撲部屋の女将になることを夢見る陽気なニューハーフ・ルビイ、洋裁が上手く女性的で心優しい山崎、元・小学校の教員で今は将棋が趣味の政木、ホームのパトロンの元・部下で、家庭菜園に精を出す木嶋、ギターがうまく背中には鮮やかな刺青を入れている高尾、ゲイバー「卑弥呼」の元・従業員でTVドラマに夢中なキクエ、春彦と一緒に老人たちの面倒をみているいつも元気なチャービー。みんな明るく沙織を迎え入れてくれるが、実の父・卑弥呼は娘との予期せぬ再会に戸惑い、沙織はその場所すべてに嫌悪感を抱く。日曜日ごとに沙織はホームに出向き、最初は奇妙な住人たちと距離を保っていたが、彼らの底抜けに明るい日常とその裏側に隠された孤独や悩みを知るようになる。少しずつ心を開いてゆく沙織だが、平穏な日々に陰りが見え始める。ホームに資金を提供していた半田社長が脱税容疑で逮捕されて援助が絶たれ、ルビイが脳卒中で倒れる。介護費用を割こうものなら、ホームは閉鎖に追い込まれる。愛する人が作ったホームの存続を願う春彦に対し、卑弥呼は冷ややかに閉館を口にする。その無責任な父の態度に、沙織は怒りを爆発させる。沙織の借金は、3年前に癌で死んだ母の入院費用と手術費で背負ったものだったのだ。母と自分を捨てたように、父は今度は老人たちを捨てようとしている。父への不信感を強めた沙織だったが、ラウンジである写真を見つける。それは、最盛期のバー「卑弥呼」にいる母の写真だった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2005年9月上旬号

特集 「メゾン・ド・ヒミコ」:オダギリジョー インタビュー

特集 「メゾン・ド・ヒミコ」:柴咲コウ インタビュー

特集 「メゾン・ド・ヒミコ」:田中泯 インタビュー

特集 「メゾン・ド・ヒミコ」:監督 犬童一心研究

特集 「メゾン・ド・ヒミコ」:作品評

2005年7月上旬号

HOT SHOTS:「メゾン・ド・ヒミコ」

2023/05/07

2023/05/07

73点

その他/JCOM TV 


2回目 渡辺あや脚本を意識して見た

カンドラ「エルピス」が面白かったので再見。
制作当時の時代意識では「クレしん」初期同様「オカマ」蔑視がすごい。もちろん性差別反対として制作されているが、今の目からはちょっと旧い。
オダギリジョー以外がみんなおねえ言葉というか、女性っぽいのには違和感が強いが、オダギリジョー、柴咲コウ、西島秀俊がすごくいいのですんなり見通せる。
中盤のディスコ?クラブ?飲んで食べて踊れる店シークエンスが疑問。みんなで「また逢う日まで」を踊るのはすごくいいのだが、なんでみんなあの同じ振り付けで踊れるんだ?は置いといて、その直前に山崎「元支店長」とその部下のいざこざがあったのにも関わらず、あのダンスシーンになだれ込むのは強引過ぎないかな?
終盤、ホモフォビアだった男子中学生が偏見を簡単に捨てるのもちょっと説明不足。むしろ自分にも同じ傾向があったことに気づくとか、西島とオダギリが親密になり「昨日なに食べた」の先取り風シークエンスがあっても良かったかも。
ラストの塀の落書きには泣かされた。

2022/09/25

2022/09/25

65点

テレビ/無料放送/TOKYO MX 


初めて観たのだが、20年近く前の日本にもゲイに真正面から取り組んだこういった作品があったのですね。現在でこそ多様性の推奨と共にLGBT+なども社会的認知が高まってきたが、それは最近のことで、以前はやはり同性愛などは異端、変態の類としての扱いの方が多かった。特に日本のような保守的な社会ではその傾向が強かったように思う。そういった中で自分の適性を隠しながら世の中と上手く渡り合って行くのは大変な苦労だったのだろうとは思う。自分がそういう立場に置かれたことがないので実際のところは分からないのだが。
映画はそういったシリアスなテーマを深刻になり過ぎず、ユーモアと明るさのオブラートで包みながら描いていくところは日本的と言えるが、掘り下げ方が甘いと見る人もいるだろう。
それにしても、あの恰好良いオダギリ・ジョーがゲイだと分かったらがっかりする女性は多いでしょうね(笑)。
目に力のある女優は数あれど、柴咲コウの眼力は横綱クラスかな。

2021/07/02

2021/07/02

-点

購入/DVD 


踊るね

あら!細野晴臣さん
美しいオダギリジョーさん
美人さんの仏頂面すき ピキピキピッキー!

2020/01/06

2020/01/06

74点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/スマホ 


素敵なホテル

癌に冒されている父親とその恋人である若い男、そしてゲイである父を嫌う娘が織り成す交流を描く。
オダギリジョー、やっぱりイケメンだとゲイでもカッコイイ
ゲイを取り巻く環境はまだまだ厳しい。
ましてや身内となると、理解するのには時間がかかる
難しい距離感が描かれる

2019年

2019/12/07

60点

選択しない 


良かった。

自分や周りを受け入れてありのままの姿で生きて行けるって素敵だと思う。
問題は沢山あるけど。
オダギリジョーカッコいい。

2019/09/02

2019/09/02

82点

選択しない 


ゲイの老人ホームというインパクトに惹かれて観た。柴咲コウの可愛さを再確認した。
ダンスフロアのシーンは良かった。少しうるっと来た。でも何を伝えたかったかどうかは正直自分にはあんまりわからなかった。