サイドウェイ

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サイドウェイ

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レビューの数

40

平均評点

71.3(286人)

観たひと

464

観たいひと

41

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2004
公開年月日 2005/3/5
上映時間 130分
製作会社 マイケル・ロンドン・プロダクション
配給 20世紀フォックス
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

中年男2人組の1週間の小旅行と、恋愛模様をユーモラスに描いたドラマ。監督・共同脚本は「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン。原作はレックス・ピケットの小説。撮影は「”アイデンティティー“」のフェドン・パパマイケル。音楽は「アバウト・シュミット」「フォーチュン・クッキー」のロルフ・ケント。編集は「アバウト・シュミット」「二重誘拐」のケヴィン・テント。出演は「アメリカン・スプレンダー」のポール・ジアマッティ、「スコーピオン」のトーマス・ヘイデン・チャーチ、「レインメーカー」のヴァージニア・マドセン、「トスカーナの休日」のサンドラ・オーほか。2005年アカデミー賞脚色賞、同年ゴールデン・グローブ賞作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、脚本賞など多数受賞。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

離婚のショックから立ち直れていない小説家志望の国語教師マイルス(ポール・ジアマッティ)が、結婚を1週間後に控えた悪友、落ち目の俳優ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)と連れ立って、カリフォルニアのワイナリーへとワイン・ツアーに出かける。プレイボーイのジャックは早速ウェイトレスのマヤ(ヴァージニア・マドセン)に目をつけるが、彼女は同じくワイン通であるマイルスの知り合いだった。ジャックはマヤの友人であるステファニー(サンドラ・オー)をナンパ。一方のマイルスは、別れた妻ヴィクトリア(ジェシカ・ヘクト)が再婚していることを知って落ち込むばかりだったが、やはり離婚していたマヤとの仲を深めていき、やがて愛を交わす。だがジャックは、結婚の予定があることがステファニーにバレて、鼻をへし折られてしまう。マイルスもマヤに嫌われ、さらに自分の小説が出版されなくなったことを知り、ワイナリーで大暴れ。しかもジャックが人妻のウェイトレスをナンパして散々な目に合い、彼らの旅は終わった。そして結婚式当日。式はつつがなく行なわれたが、マイルスはヴィクトリアが妊娠していることを知らされ、また落ち込む。だが、しばららくしたある日。マイルスが仕事から帰宅すると、マヤからの留守番電話が入っていた。すぐさまマイルスは車を走らせ、マヤの家のドアをノックするのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2005年5月下旬号

劇場公開映画批評:サイドウェイ

2005年4月下旬号

日本映画紹介/外国映画紹介:サイドウェイ

2005年3月下旬号

特集 「サイドウェイ」:ポール・ジアマッティの魅力

特集 「サイドウェイ」:ヴァージニア・マドセン復活!

特集 「サイドウェイ」:作品評

2022/08/11

2022/08/11

68点

選択しない 


面白さ不明

マニアックなワインの話をする作家志望のバツイチ男とセックスしか考えられない結婚直前の男の独身最後のドライブ。ロードムービーほど面白い出会いもなく落ち込む男と懲りない男の二人旅は私にはあまり面白くありませんでした。終わり方が、一番良かった。

2021/07/11

2021/07/11

70点

選択しない 


「ファミリーツリー」も面白かったアレクサンダー・ペイン監督2004年アメリカロードムービー。アカデミー賞脚色賞受賞。

【サイドウェイ 】

2009年に日本でもリメイクされて余計に印象に残ってたけど、この監督の脚本は会話劇だけど分かりやすく面白い。

1週間後に結婚をひかえた親友の俳優のジャックと共に羽目をはずしながら大好きなワイナリーを訪ねて歩く旅行に出かける作家志望の中学教師マイルス。

このテーマの映画はよくあるし、たいていが破茶滅茶で面白い。

ジャックは最後のお遊びという事でワイナリーのスッタフを口説き落とす。マイルスも昔からのワイナリーの友人といい感じに。
4人は人生を見つめ直して、楽しい日々が続くと思っていたが……

2020/12/04

2020/12/04

70点

レンタル/東京都/TSUTAYA 
字幕


地味ですが

バチェラー・パーティではなくバチェラー・ワイナリーツアーで大失敗する売れない俳優と、真面目だけど離婚したり小説の出版がうまくいかなかったりする親友のお話。

というか親友のほうが主役なんだけど、もうまったく華のない彼。

最後の最後に、振られかけてた彼女が小説を読んでべた褒めする留守電を残してたのがいいですね。暗いしエンディングの解釈が難しいけど、見たことないほど美しい、らしい。すごく読んでみたくなります。

テレビの「グレイズ・アナトミー」を昔見てたので、サンドラ・オーを見るのは久しぶり。アジア人なんだけど、スポーティでオープンで、アメリカの西海岸あたりにいそうな雰囲気がありますね。 

楽しんで見たんだけど、最近ちょっと古めの恋愛ドラマには飽きてしまっている…。映画の選び方、ちょっと考えなおしてみよう。TSUTAYAの宅配リストに片っ端から突っ込んでおくと、忘れたころに届くのが面白いけど、ちょっとお休みしてNetflixとかAmazonのウォッチリストをつぶしていこうかな…。

2020/10/26

2020/10/26

68点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


一週間

一週間後に結婚する男ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)と親友のマイルス(ポール・ジアマッティ)が最後のハメ外しの旅行に出かける。マイルスは小説を書いている教師だが売れない。ジャックは俳優だが、これもあまり売れているとは言えない。
マイルスはワイン通でワイナリーの試飲目当て、ジャックは最後の女あさり。このふたりの珍道中、と言ってもコメディーではない。ワイン談義と恋愛談義が熱っぽく騙られる。
ジャックの女あさりの影響でマイルスの恋も危ういかと思われたが。
前半がややかったるい。ワイン通には面白いが、飲まない人には面白くもなんともない。後半のジャックに罰が当たるところとマイルスの恋愛が成就するところで得点を稼いで、68点。

2005年

2019/12/24

81点

その他/🎄映画館🎄DVD購入🎄 
字幕


許し難いキャラクター設定 人間って哀しくて可笑しくて切ない生き物ですね

懸命にもがきながら今を生きる滑稽な姿を素朴に笑いに変換してます

アレクサンダー・ペイン作品の登場人物は全員カッコ悪くてブサマで弱い自分を全て曝け出し悲しいほど弱い人間の本質を表しています
他人には見せたくない内緒にしたい一面を余す事なく全て見せてくれます

太った白人中高年のSEXシーンなんて誰も見たくないですね
「アバウト・シュミット」のキャシー・ベイツのヌードや「ファミリー・ツリー」の華麗な独身貴族ジョージ・クルーニーのビーチ・サンダルでの情け無い走りや「ダウンサイズ」のマッド・デイモンの唖然とした表情など極め付けは「ハイスクール白書」のリース・ウェザースプーンの多彩な憎たらしい表情なんかタマリマセン
イカした粋な人物は誰も登場しません
低俗な俗物だらけです

人生の分岐点 岐路に立った主人公たちがいざという時 狼狽し右往左往する姿を嫌と言うほど見せつけられます

離婚した以来未練タラタラで立ち直れない だらしなく甘ったれた主人公と結婚を間近に控えた喉元過ぎればなんとやらのノーテンキな監督曰くゴツく間抜けなハンサムのコンビ
同じダメ男でも「海よりもまだ深く」の阿部ちゃんの方がハンサムですね

悩んでジタバタする姿が最高に可笑しく人間への愛おしさ 人間好きの温かい体温を余す事なくペイン監督が伝えてくれます

風景ショットが美しいです
分割画面も軽快です
晩ご飯を食べに道路沿いを歩く淡いヘッドライトとふたりのカット
海辺の男同士の後ろ姿の海と空の雲の白さ
車を壊す場面の情け無い止まり方が大爆笑です
音楽も素晴らしいですね
男は馬鹿だから酔うと好きな女性に電話したりLINEしたりしそうですね

ロマンチストで繊細な一面が有り自分の殻に閉じこもったキャラクター造形にワイン好きで蘊蓄を語る孤独で侘しい感じが良く表現されています

ちょっとした暗黒面を行ったり来たりするどうしようもない人間たち
これはもう落語?

酒類の中では漠然とワインというと高級でお洒落なイメージがありますがまったくそこは無視というか主人公たちとは真逆で親しみがあります

いつも取ってつけた様な希望を持たせたラストが有りますがおまけみたいなものでそんなのどうでもいいんですよね

この作品を鑑賞して人生の溜まりに溜まった澱が洗い流されるようです

でも女性から見たら不快極まりない話ですよね
ポリポリ
アレクサンダー・ペイン監督は来日すると大好きな黒澤さんと小津さんの墓参りをするそうです
ヴァージニア・マドセンさんはQT作品常連のマイケル・マドセンさんの妹さんです

次回作は「バベットの晩餐会」のリメイクらしいです
この話をペイン監督がどんなテイストで料理するのか楽しみで待ちきれませんなぁ〜

ちなみに僕自身もカッコ悪くて思い出したくない
人には言えない思い出がいっぱいあります
人生は寄り道というか回り道がいっぱいですね

2019/03/14

76点

購入 
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61年のシュヴァル・ブランは飲んでみたい

どこまでも拡がる開放的なカリフォルニアの葡萄畑とは対照的な、むさくるしい男二人のロードムービー。ポール・ジアマッティ演じるマイルスは前妻のことが忘れられず、小説を書きながらも出版の見込みなし、ネガティブでヒステリック。対するジャックはCMやドラマにも出演している俳優で、結婚を間近に控えながらも、女好きで楽観的。あくまでもワインを楽しみたいマイルスと、結婚前に最後のハメを外したいジャック。どこまでも対照的な二人だけど、この映画の魅力は登場人物を繋ぎ会わせるたくさんのワインにあると思う。各ワイナリーを廻るシーンはそれだけでワクワクする。そんな素晴らしいワインの旅と、登場人物の不健康さが、いい感じでマッチしていて何とも言えない魅力をかもしだしている。まるでワインと料理のマリアージュのように。ワインに詳しくない人にはひょっとしたら退屈なのかもしれないけど、ワインに例えた表現がたくさん出て来て個人的には好きな作品だった。