MIND GAME(2004)

まいんどげーむ|----|----

MIND GAME(2004)

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レビューの数

30

平均評点

75.7(162人)

観たひと

258

観たいひと

36

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / アクション
製作国 日本
製作年 2004
公開年月日 2004/8/7
上映時間 103分
製作会社 Beyond C=レントラック ジャパン=アスミック・エース エンタテインメント
配給 アスミック・エース
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督湯浅政明 
脚本湯浅政明 
原作ロビン西 
プロデューサー田中栄子 
音楽山本精一 
音楽プロデューサー渡辺信一郎 
編集水田経子 
その他Fayray 
末吉裕一郎 
笹川恵介 
STUDIO4℃ 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演今田耕司 西
藤井隆 じいさん
山口智充 りょう
中條健一 アツ
前田沙耶香 みょん
たくませいこ ヤン
坂田利夫 みょん、ヤンの父
島木譲二 やくざのボス
西凛太郎 やくざ

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「アニマトリックス」などを手がけたアニメーション集団、STUDIO4℃が製作したハイテンション・アニメーション。コミック「マインド・ゲーム」(原作:ロビン西)を原作に、一度死にながら驚異的な生への執着で生き返った男のエネルギッシュな生き様をパワフルに描く。監督は、劇場版「クレヨンしんちゃん」で注目を浴び、シュールな短編「ねこぢる草」を手掛けたアニメーター、湯浅政明。声の出演には今田耕司、藤井隆をはじめ吉本芸人が多数登場する。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

列車に乗っていた西(声:今田耕司)の目の前に飛び込んできた、初恋の女の子みょん(前田沙耶香)。二人は再会を喜び、彼女は姉のヤン(たくませいこ)と共に営んでいる焼き鳥屋へ招待する。久方ぶりのみょんのオヤジ(坂田利夫)に彼女のフィアンセ、りょう(山口智充)も紹介され、結婚相手が自分ではないことを実感する西。しかしそこに現われた借金取りが、全ての状況を一変させた。みょんのオヤジは借金のみならず、サラ金に勤める若い女の子と同棲しており、取り立て屋のヤクザはまだしも、その手下でかつてJリーガーを目指していたアツ(中條健一)の尋常ならぬ怒りを買っていたのだ。復讐に燃えるアツは遂に爆発し、ピストルを持ち出した。ビビリ続けた西はずっと好きだった女の子さえ助けられぬまま、ケツに銃を突っ込まれ、あまりにもカッコ悪い死に方をしてしまう。黄泉の世界で自分のぶざまな死に様を見せつけられた西は、「もうおわり、君、そこんとこまっすぐ、ま~っすぐ歩いていき。そのうち消えるから」という神様に逆らい、反対の方向に全力で走り出す。「俺は戻る。なによりも力強く、まっすぐと、のびのびと、楽しく、活き活きと、すべての力でやってみるぅー!」すると一時は消えかけた身体も復活し、遂には現世へと戻るチャンスを与えられる。神様はいう。「やってみ、信じてやってみい」最悪の瀬戸際ではあったが、西は見事にリスタート成功。ヤクザの車を奪い、みょんとヤンと共に逃走する。しかし、やくざのボス(島木譲二)がそれを許すはずがなかった。迫り来る追っ手の一群とのデッドヒートの末、なんと巨大なクジラに呑み込まれてしまう! なんとか生きていることを確認した3人。真っ暗なクジラの中でやたらポジティブな西は、自分が一度死んだことを告白する。「自分をとことん信じたら、信じ切ったら戻ってこれたんや。素直に、誠実に。信じたままに行動することこそが、すべての壁を打ち破る武器や」すると突然、そこにカタコトの日本語を話すじいさん(藤井隆)が現われた。「アタシ、アタシ、ラジオモテマース!」意外にも安息の地然としたクジラの中で、束の間の享楽に耽る4人。クジラからの脱出は限り無く不可能に近く、だからこそじいさんはこのクジラの中で30年以上も暮らしていたのだ。自分の不甲斐無さが身に染みる西。その一方で、クジラにも少しづつ異変が起こり始める……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2004年9月上旬号

劇場公開映画批評:マインド・ゲーム

2004年8月上旬特別号 創刊85周年記念特別号1

キネ旬チョイス 「マインド・ゲーム」:湯浅政明監督 インタビュー

キネ旬チョイス 「マインド・ゲーム」:作品評

2024/01/27

2024/01/28

60点

テレビ/有料放送/WOWOW 


分かんない・・

とにかくよく分からないの一言・・・。なので、評価のしようが無い。坂田師匠の声が懐かしかったなぁ。

2023/08/18

2023/08/30

95点

映画館 


自分が通ってきたアニメーターで天才を二人上げるなら湯浅政明と今敏。その天才性を最大に発揮したのがこの作品。
あまりの密度と見たことのない映像、想像すら出来ないストーリー展開に脳味噌がかき乱され、変な汁が出まくる。

大好きな女の子を追っかけるうちにヤクザに殺され、神様に逆らい、鯨に飲まれる……。なんじゃこれな展開。多様性と人生、生きること、愛。ヤバいよ。天才。
早稲田松竹にて久々の鑑賞

2022/06/01

2022/06/01

-点

VOD/GyaO!/レンタル/タブレット 


坂田師匠!

ネタバレ

坂田利夫さん 最高です!私の神様です
白い文鳥さん ピッチ ピッ!天使です
ミシン! グッときます いい絵ですね

2021/01/05

2021/01/05

77点

レンタル/東京都/TSUTAYA 


おもしろかったわ

アニメにはこれくらい荒唐無稽な作品がある。このような映像世界は実写では絶対に作れない。これから見るDVDを見繕っていたときになんとなく選んだ「夜は短し恋せよ乙女」の独特な作りが面白くて、これもその流れで。

ピノキオみたいにクジラに食われてしまってからおとぎ話のようになるんだけど、脱出するくだりから、もはや生き返りがどうのこうのを超えた、強いクスリでもやってんのかというようなイマジネーションの炸裂が続きます。苦手な人は苦手かもな。海に潜水艦がいるところまではともかく、なんで飛行機が海上にあったりビルが生えてたりするんだ。いやこれはまだクジラの中だったのか?…結局オチをつけないまま決められた時間が終わってしまう感じに映画は終わります。死ぬ前の走馬灯、みたいでもある。

楽しいだろうなぁ、これ作るの。見てるほうは、それぞれの画面や演出の”必然性”は全然わからないけど、わかるものよりわからないものの方が面白い。

手描きっぽいアニメもCGも、今田耕司や山口智充の実写も、横尾忠則のコラージュみたいに平等に並ぶ。声の出演、みなさんとても良かった。音楽もやたら力はいってると思ったら、Music On TVのバックアップか。(あったなぁそんなCSチャンネル)

DVDの映像特典も盛りだくさんでした。 

2020/01/26

2020/01/26

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 


感じてください!

2020年1月26日
#MINDGAMEマインド・ゲーム 鑑賞
考えて見てはいけない映画だった。
しかも家で見る映画でもない。つい他のことしたりスマホいじったりしてしまう状況では見れない。映画館で見る映画だ。
感性豊かな人は感じるんだろうな!僕には無理だった。

2020/01/06

2020/01/07

60点

テレビ/有料放送/WOWOW 


理不尽で悲惨な死を遂げた男。

無念の余り生き返ってしまう。ヤクザの襲撃を逃れて、今度はなんと巨大鯨に飲み込まれる。腹の中は結構居心地いいが、やっぱり脱出したい。はて、出来るのか。

強引に生き返る辺りでは、ビアス「アウル・クリーク橋の一事件」のアレかと思ったが違ってた。鯨に呑み込まれてからは、「ピノキオ」の語り直し、と解釈出来た。しかし、成長譚でも教訓噺でもない。

で、終盤が理解できん。脱出できたのか、できなかったのか。脱出したとして、その先はどうなったのか。微妙に異なる異次元世界なのか。全ては脳内イメージなのか。

訳分からんストーリーが好みじゃないが、目眩くイメージの奔流には圧倒された。アニメには不案内ながら、ジャパン・アニメの一つの到達点ではあるまいか。アニメ・ファン必見です。