ターミナル

たーみなる|The Terminal|The Terminal

ターミナル

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レビューの数

112

平均評点

75.3(1258人)

観たひと

2335

観たいひと

125

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2004
公開年月日 2004/12/18
上映時間 129分
製作会社 パークス=マクドナルド・プロダクション
配給 UIP
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカの空港に足止めされた東欧人の奮闘を描くヒューマン・ドラマ。監督・製作は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のスティーヴン・スピルバーグ。製作総指揮・原案は「シモーヌ」(監督・脚本も)のアンドリュー・ニコル。脚本は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のジェフ・ナサンソンと、『シザーズ・カップ』(未)のサーシャ・ガヴァシ。撮影は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のヤヌス・カミンスキー。音楽も「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のジョン・ウィリアムス。美術は「マイノリティ・リポート」のアレックス・マクドウェル。編集は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「トゥームレイダー2」のマイケル・カーン。衣裳は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「レディ・キラーズ」のメアリー・ゾフレス。出演は「ロード・トゥ・パーディション」のトム・ハンクス、「ディボース・ショウ」のキャサリン=ゼタ・ジョーンズ、「ロード・トゥ・パーディション」「ザ・コア」のスタンリー・トゥッチ、「アイ、ロボット」のチー・マクブライド、「ワイルド・レンジ/最後の銃撃」のディエゴ・ルナ、「コラテラル」のバリー・シャバカ・ヘンリー、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」のクマール・パラーナ、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」のゾーイ・サルダナほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

東ヨーロッパのクラコウジアからやってきたヴィクター・ナヴォルスキー(トム・ハンクス)は、ニューヨークのJFK国際空港に降り立つものの、祖国でクーデターが起こり、パスポートが無効になってしまった。アメリカへの門戸を閉ざされた彼は、仕方なく空港ターミナル内での生活を始める。言葉が通じないことから散々な目に遭いつつも、徐々に生活の方法を習得していくヴィクター。空港警備局主任のディクソン(スタンリー・トゥッチ)には目をつけられるが、清掃員のグプタ(クマール・パラーナ)やフード・サービス係のエンリケ(ディエゴ・ルナ)ら、たくさんの人々が味方になってくれた。そんな中でヴィクターは、妻子ある男性との不倫の恋に悩んでいるフライト・アテンダントのアメリア(キャサリン=ゼタ・ジョーンズ)に淡い恋心を抱くようになる。彼は仲間たちの応援を得て、アメリアをデートに誘う。そして彼女に、亡き父との約束である、とある有名ジャズマンのサインをもらうためにニューヨークに来たことを告げた。そしてついに、クラコウジアの戦争が終わる。喜びを爆発させるヴィクターに、アメリアは不倫相手のコネで手に入れた1日限りの特別入国ビザを手渡した。アメリアは不倫相手と共に去り、ヴィクターは恋には破れたが、空港内の皆の応援を得て、ニューヨークへと足を踏み入れる。そしてジャズマンのサインをもらい、亡き父との約束を果たすのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2005年2月上旬号

日本映画紹介/外国映画紹介:ターミナル

2005年1月下旬号

劇場公開映画批評:ターミナル

2005年1月上旬新春号

巻頭特集 「ターミナル」:グラビア

巻頭特集 「ターミナル」:スティーヴン・スピルバーグ監督 インタビュー

巻頭特集 「ターミナル」:スピルバーグ研究

巻頭特集 「ターミナル」:航空評論家が見た「ターミナル」

巻頭特集 「ターミナル」:作品評

巻頭特集 「ターミナル」:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは語る

2023/02/27

2023/02/27

80点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


祖国のクーデターによってアメリカに入国する事もできず空港に足止めされた男の空港に働く人々との交流を描いたちょっといい話。トム・ハンクスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズとのロマンスも彼の真の目的も軽いタッチの寸止め感が心地いい。これが実際に18年もパリのドゴール空港に住んでいた男の手記が元になっているのは驚き。

この映画の数年後に「スター・トレック」に出演しバルカン人のスポックと恋に落ちるゾーイ・サルダナがトレッキーの空港職員役で出ているのは偶然か。しかもバルカンサルートまでやってる。

2023/02/26

2023/02/27

85点

VOD/U-NEXT/レンタル/PC 
字幕


ひたむきな心

苦境に立たされた主人公。言葉も通じず頼るものもない。どんな環境でも、人は少しずつ前進できる

2023/02/23

2023/02/24

86点

VOD/NETFLIX/レンタル/テレビ 
字幕-吹替


人は皆、何かを待っている

ネタバレ

お父さんとの約束を果たす為に
ニューヨークに来たビクター・ナボルスキー
最初は英語もまともに話せなかったのにすごい。

ビクターの優しさに心惹かれ、人が集まる。
アメリアも、ジョーも、エンリケも、ターミナルの皆も、そしてグプタも。

レイ・サーマンの
「外は雪だから、これを着た方がいい。頑張れよ」なんて素敵な人なのでしょう。

クラコウジアの戦争でターミナルから出られなくなって色んな人と出会って知り合って、好きな人ができて。

噴水から水は出なかったが、とても綺麗でロマンチックだった。

「婚礼の日ナポレオンがジョセフィーヌに贈ったのは、金のロケットだったの。ロケットの中には文字が掘られてあった。"運命"とね。」アメリアの最後の言葉が辛すぎる。

2023/02/03

83点

VOD/NETFLIX 
字幕


皆、何かを待っている

ネタバレ

昨年、この映画の主人公ビクター・ナボルスキーのモデルとなったイラン人男性が死亡したニュースを目にした。
パリのシャルル・ド・ゴール空港で18年間も生活をしていたという驚きの話だったが、複雑な外交問題や様々な要因が重なって空港で身動きが取れなくなることは実際にあり得るのだと思った。
この映画はそんな法の隙間に入り込んでしまった男の話だ。
クラコウジアという東欧の国からやって来たビクターは、母国でクーデターが起こってしまったために空港で足止めされてしまう。
空港の外に出ることも、母国へ帰ることも出来なくなったビクターは、悲痛な想いを胸に空港で生活することになる。
空港の警備はそれほど厳重ではなく、さらに警備主任のディクソンも空港内では彼を逮捕することが出来ないために、それとなく外へ出るように促すのだが、ビクターは空港に留まることを選択する。
どうしてもニューヨークへ行きたいと主張するビクター。
彼は中身の分からないピーナッツバターの缶を大事そうに抱えている。
彼の目的とは一体何なのか。
物語の背景には深刻な難民問題があるのだが、この作品自体はとてもユーモラスで人の善意に溢れている。
最初は言葉も分からなかったビクターが、様々な知恵を働かせて空港で生きる術を身に付け、また清掃員のグプタやフードサービス勤務のエンリケなどと交流を重ねて空港に溶け込んでいく様は観ていて爽快だった。
スピルバーグはコメディを撮るセンスも抜群だと感じた。
そして客室乗務員のアメリアとのロマンスも。
終盤でようやくビクターがニューヨークへ行くために空港で待ち続ける意外な理由が明かされる。
それは亡き父のためにジャズプレイヤーのサインをもらうというあまりにも細やかな目的のためだった。
とても律儀で、人情味の厚いビクター。
物語が進むに連れておそらく観客はどんどん彼のことが好きになっていくだろう。
そしてそれは空港で働くすべての人々にも言える。
ディクソンだけが自分の出世のためにビクターを目の敵にしているが、それ以外の職員は皆ビクターの味方である。
ビクターがいよいよ空港を出る時には、皆が全力で彼をサポートしようとする。
誠実さはいつか必ず人の心を動かす。
ビクターが空港で待ち続けていたのは、人の心を動かすためだったのかもしれない。
トム・ハンクスはやはり芸達者だ。
ここでは描かれていないビクターの人生が見えたような気がした。
そしてアメリア役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズの美しさにも心を奪われた。

2023/01/01

2023/01/01

72点

VOD 


海外旅行とか空港に行きたいときに観たい。音楽も特徴がある。キャサリンゼタジョーンズがかわいい。けど、出番少なめで恋愛要素は少なかった。

2021/11/03

2021/11/03

80点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


空港の住人

ヴィクター・ナヴォルスキー(トム・ハンクス)は空港で足止めされてしまった。理由は母国でクーデターが起き、パスポートが無効になってしまったからである。空港の警備責任者は拘束することも送り返すこともできないためにロビーで待機するよう命じた。
言葉がよくわからないナヴォルスキーは稼ぐ手立てを見つけたり、書店で旅行案内書と首っ引きで言葉を覚えたりして空港で生活を始めた。
彼はニューヨークのある場所に行きたかった。それは・・・。
キャビンアテンダントとの束の間の恋や、空港従業員達との関係など、彼の人柄で仲間を増やしていく。
最後は目的を達するが、それまでの素晴らしい人間関係をコメディータッチで描くヒューマンな映画。
空港の係官とのトンチンカンな会話や、食事、生活手段などトム・ハンクスの魅力が十分に活かされた映画。CA役のキャサリン・ゼタ・ジョーンズも良かった。