オールド・ボーイ(2003)

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オールド・ボーイ(2003)

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レビューの数

115

平均評点

76.8(797人)

観たひと

1268

観たいひと

85

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 韓国
製作年 2003
公開年月日 2004/11/6
上映時間 120分
製作会社 ショー・イースト
配給 東芝エンタテインメント
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

理由不明のまま15年間監禁され続けた男が復讐を誓うサスペンス・ドラマ。監督・共同脚本は「JSA」のパク・チャヌク。原作は土屋ガロン(狩撫麻礼)作、嶺岸信明・画による日本の漫画。音楽は「シルミド」のイ・ジスほか。音楽監修は「JSA」「ラブストーリー」のチョ・ヨンウク。美術は「殺人の追憶」のリュ・ソンヒ。出演は「酔画仙」のチェ・ミンシク、「春の日は過ぎゆく」のユ・ジテ、『バタフライ』(映画祭上映)のカン・ヘジョンほか。第57回(2004年)カンヌ国際映画祭グランプリ(審査員特別大賞)、第41回大鐘賞(韓国アカデミー賞)5部門(監督賞、主演男優賞、音楽賞、編集賞、照明賞)、第24回青龍賞3部門(監督賞、主演男優賞、助演女優賞)受賞。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1988年のある日、平凡なサラリーマンのオ・デス(チェ・ミンシク)は、気がつくと狭い私設監禁部屋にいた。理由が全く分からない彼だったが、ある日テレビのニュースで、妻が惨殺されたことを知る。しかも容疑者は自分。半狂乱に陥りつつも、監禁部屋で肉体を鍛え、テレビで情報収集しているうちに、15年が経過し、ついに解放された。街に出たデスは、謎の敵に復讐を誓いつつ、鮨屋の板前の若い女性ミド(カン・ヘジョン)と知り合う。彼女の協力を得たデスは、監禁部屋のあるビルを捜し出す。デスは管理人パク(オ・ダルス)を拷問し、自分を監禁するように依頼した男の録音テープを手に入れた。そしてついに、長身の謎の男(ユ・ジテ)と対面する。男はデスに、監禁の謎が解けたら自分が死ぬ、解けなければデスとミドを殺すという死のゲームを持ちかけた。期限は残り5日。そんな夜、デスとミドは初めて結ばれる。必死に回答を出そうとするデスは、やがて謎の男が、自分の高校の後輩イ・ウジンであることに気づく。ウジンは高校時代、実の姉であるイ・スア(ユン・スギョン)と愛し合い、肉体関係を持った。二人の逢瀬を目撃したデスによって悪い噂が広がり、ウジンの姉は橋の上から身を投げたのだった。愛する姉を助けられなかったウジンは、それからずっとデスへの復讐に燃えていたのだった。そしてデスは、実はミドが自分の娘であることをウジンから知らされる。実の娘と愛し合ったことにデスはショックを受け、自ら舌を切断してウジンに許しを乞う。デスへの復讐を終えたウジンは自殺した。冬、すべてが終わったあと、デスはミドと再会を果たすのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2005年1月下旬号

劇場公開映画批評:オールド・ボーイ

2005年1月上旬新春号

日本映画紹介/外国映画紹介:オールド・ボーイ

2004年11月下旬号

SPECIAL INTERVIEW:パク・チャヌク監督(「オールド・ボーイ」)

2023/09/07

2023/09/07

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


ゼイゼイと1500㍍競争を走ったみたいな

ネタバレ

テンポが早いわけではないのだけれど、あっという間に終わった。
たいへんおもしろかった、ということだと思う。
だけれども、一ヶ月経てばかなり忘れているだろうな。
主人公は理由がわからないまま15年間監禁されたのだが、
その間も復讐心を保ち続け、
イメージトレーニングやフィジカルトレーニングを欠かさない。
ある日突然、解放される。。。
精悍な中年男性となった彼は、監禁の理由を求めて犯人を追う。

こう書けば、ハリウッド大作としてハリソン・フォードが主役でも良さそうに見えるが、違う。

主人公はもともとがクソ野郎(失礼)。
監禁中にはTVだけが情報源。知識は豊富になったが思想性は磨かれず人間的な深みが育たない。さすがTV。
そんな彼が行う行動を追う物語だから、主人公には共感できないし、内面を掘り下げるような描写はないので感動・感銘はない。監督の意図もそんなところにはない。

けれど、やっぱりおもしろいし、アイデアが卓抜だ。
暴力的な場面もどこかユーモアが感じられるところもあって。。
これで20年前の映画なんだなあ。

後味が良くない映画がお好きな方にもおすすめ。












2004/11/22

2023/08/04

70点

映画館/神奈川県/ワーナー・マイカル・シネマズつきみ野 
字幕


表層的だが面白い「プレイ映画」(劇場公開時の感想+加筆)

ストーリーは面白いし格闘シーンは迫力あるけど、
復讐心に狂わされる感情の描写は意外に表面的で共感を呼びにくい。

(以上、劇場公開時に書いた感想)

----

【今回の加筆】

『グロテスク』(2009)の感想でも書いたが、
『オールド・ボーイ』並びに監督のパク・チャヌクと他の監督作には、
「SMプレイ」などの「プレイ」の要素があると思った。

2023/06/21

2023/06/21

88点

選択しない 
字幕

面白い。あっと気づいた時には悪夢のような胸糞展開。
ミドの前には結局何が入ってたのだろうか。アルバム?
15年間閉じ込められていたという割には、映画の中でそのじかんのながその時間の長さがあんまり感じられず、主人公の悔しさ、虚しさ、怒りを感じることがあまりできなかった。娘にプレゼントを渡そうという場面で誘拐され、その割には監禁中も娘の回想が一つもなかったし、強いていうなら妻が殺害されたというニュースで娘の話がなかったくらいで、巧妙だなと思った。

2023/02/02

2023/04/21

88点

VOD/Hulu 
字幕


面白い

原作日本!日本ではここまでの迫力と妙な色気は出ないかも。

2023/04/01

2023/04/01

75点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


ヒロインの可愛さだけでご飯三杯行ける

それにしても韓国の人ってこういう話が大好きだよねえ....と思ったら、これは日本の漫画が原作なのか! いや、でもこの映画はまぎれもなく韓国映画っぽい。日本映画ではこういう色味の作品はあまり無いしね。
全体として中年男の妄想っぽい内容で、いくら暗示をかけられていたにしても、あんな若くて可愛い女の子(超かわいい。たまらん)とあんな風になるってどうなんだよ。とにかくあのヒロインの魅力だけでこの映画は価値があるな。終わり方もなかなか上手いと思う。

2023/02/25

2023/02/25

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 


嫌な後味の納得感

パク・チャヌクって、ここまでメジャーなのかな。「別れる決心」公開記念でWOWOWが特集を組んだ。

おかげ様で、前々観たかったこの映画を観たんだが、
なるほど、パク・チャヌクの代表作というのも分かる。

復讐ってのは、やはり目には目、歯に歯で、
ちょっと逆恨みな感じもあるが、こういうやり方になったか。

なぜ15年監禁して、なぜ急に解放して、お金付きで、なぜ泳がすのか。復讐のはずなのに?
これら謎がストンと一気に解けるので、納得感があるあ。嫌な後味の納得感。

主人公をもっとかっこよくクールにも出来そうなものだが、あの駄目オヤジ的なところが、嫌な後味を少し和らげてくれたか。