五番街の出来事

ごばんがいのできごと|It's Happend on 5th Avenue|----

五番街の出来事

レビューの数

2

平均評点

79.0(2人)

観たひと

5

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0

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1946
公開年月日 1948/6
上映時間 0分
製作会社 アライド・アーチスツ映画
配給
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「紅の翼(1939)」「天晴れ着陸」のロイ・デル・ルースがアライド・アーチスツで1946年に製作監督した第一回作品。ハーバート・クライド・ルイスとフレデリック・ステファニが書きおろしたストーリーを、エヴェレット・フリーマンが脚色し、ヴィック・ナイトが台詞を追加した。出演者は新人のドン・デフォー、「晩春」「永遠に愛せよ」のアン・ハーディング、「人生は四十二から」のチャーリー・ラックルズ、「明日は来らず」のヴィクター・ムーア、新顔のゲイル・ストーム等で、「ベニーの勲章」のグラント・ミッチェル、エドワード・ブロフイー等が助演する。撮影は「ガラスの鍵」のヘンリー・シャープの担当である。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ニューヨークの五番街は、一流の商店と富豪の邸宅で有名である。マイケル・オコナーの邸宅もこの五番街にある。彼は富豪によくらる型の、何でもござれ金もうけになることなら、強引にやってのける性格の男である。当然オコナーにとっては、金もうけにならないことは、すべて価値がない。彼のこの性格はやさしい妻メエリイの気に入らない。それで夫妻はもう久しく別居している。メエリイはフロリダの別荘にひとり暮らしているのである。オコナーはニューヨークの厳寒を避けてヴァージニアの田舎にある別荘へ行っている。ひとり娘のトルーディは女学校の寄宿舎に入っている。というわけで五番街のオコナー本邸は空っぽである。老いた浮浪者アロイシアス・マッキーヴァは、食うや食わずでも、人に親切にしないではいられない男だが、オコナー邸が住む人のないのを見ると無断で入り込んでくる。家がなくて困っている復員軍人ジム・ブロックも、彼に招かれてこの邸宅の住人となる。ジムの友達2人も厄介となる。そこへ、オコナー令嬢のトルーディが学校がいやだというので帰ってくる。マッキーヴァは彼女を泥棒だと勘違いし、彼女を改心させてやろうとして、ここに住めと勧める。彼女は妙な具合だと思ったがジムを一目見ると好きになり、知らぬ顔で厄介になる。オコナーもニューヨークに来るが、トルーディが事情を説明し、お父さんも浮浪者のまねをしてと言う。面白半分にオコナーは娘の言いなりとなる。ジムはニューヨーク郊外の飛行場を陸軍省が払い下げるのを買って、復員軍人の住宅集団にしようと計る。オコナーはそれを民間飛行事業にそのまま使おうと考え、ジム等以上の高値をつけて獲得する。トルーディの手紙でメエリイもフロリダから訪ねて来て、コックにされてしまう。マッキーヴァの隣人愛の哲学は、いつの間にかオコナーに影響して、その人生観を変え、例の飛行場も復員軍人住宅用に寄付する。このオコナーの人間改造の結果、エメリイとの夫婦仲も昔通り和解する。マッキーヴァは依然オコナーが大富豪であることを気づかず、近々この邸宅の主人が避寒地から戻ってくるというので、わしは入れかわってヴァジニアの別邸へ行くと出かける。身分が判る前から恋仲となっていたジムとトルーディは結婚するらしい。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2021/04/07

2021/04/08

80点

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隠れた佳作

2021年4月7日に鑑賞。DVDにて。1時間54分49秒。スタンダード・黒白。
Allied Artists Corporation=Roy Del Ruth Production。脚本はエヴェレット・フリーマン、原作がハーバート・クライド・ルイスとフレドリック・ステファーニである。

歌『It's a Wonderful Wonderful Feeling 』『That's What Christmas Means To Me 』『Speak-My Heart 』作曲・作詞:ハリー・レヴェル、『You're Everywhere 』作詞:Paul Webster 、作曲:ハリー・レヴェル、歌:The King's Men。劇中ではゲイル・ストームが歌っている。

クリスマス・ストーリーである。「クリスマス・キャロル」の変型か。クリスマスの天使ものか。NYの億万長者マイケル・オコナー(チャーリー・ラグレス)のクリスマス・シーズンに空いている邸宅に住み着くホームレスのアロイシアス・T・マッキーバー[マック](ヴィクター・ムーア)の所に復員軍人で無職のジム・ブロック(ドン・デ・フォー)が同居する。そこに花嫁学校(finishing school)から逃げたオコナーの娘トゥーディ(ゲイル・ストーム)18歳がやって来る。2人の話を聞いたトゥーディはオコナーの娘であることを隠し、服を盗みに入ったと嘘をついて同居することに。更に、身元を隠したオコナー本人と離婚した妻メアリー(アン・ハーディング)も料理人として住み込む。

ヴィクター・ムーアが素晴らしい。オコナーの服を着て富豪気取りのマックのヴィクター・ムーアと、自分の服を着られて古着で皿洗いなどをさせられる億万長者マイケルのチャーリー・ラグレスの対比が笑わせる。

ラストはちょっとカットされたのか?レストランのジムとトゥーディ。テーブルがガタつく。支配人がメニューを折って脚に敷く。またガタつく。支配人が2枚目のメニューを折り曲げて敷く。またガタつく。支配人がテーブルを取り換えたが、またガタつく。この後の2人の会話が少し変だ。ジム「ボリビアへ行くよ」トゥーディ「1年間は長いわ」ジム「あのシャンパン男から~」トゥーディに気があるらしいこの「シャンパン男」の登場は今までに一度もない。

トゥーディ役のゲイル・ストームが素晴らしい美人である。日本人好みの顔である。2作品にしか出演していないのか。

帰宅したマイケルが料理の臭いに鼻をピクつかせる。マイケルは妻メアリーが来ていることはまだ知らない。マイケル「この匂いは?スラムガリオンか?アイルランド風シチューだ。やはり、スラムガリオンだ。もう何年も食べていない。以前の妻が・・・」と台所に入ると鍋がグツグツ煮えている。一口なめる。メアリー「懐かしい?」マイケル「メアリー!」メアリー「ジムに会いに来たのよ」

2020/12/02

2020/12/02

78点

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素性を明かさない水戸黄門コメディ。

ロイ・デル・ルース監督による、大富豪・家族・絆・コメディ。
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ニューヨークの五番街にある富豪オコナーの大豪邸。冬、窓が板張りとなっている4ヶ月間は誰も住んでいない。ホームレス、マッキンバーは何故かそれを知っている・・・。

(ホームレスが大富豪に、お金では買えない大切なことを教えるハートウォーム・コメディ。)