ヘブン・アンド・アース 天地英雄

へぶんあんどあーすてんちえいゆう|天地英雄|Warriors of Heaven and Earth

ヘブン・アンド・アース 天地英雄

amazon
レビューの数

5

平均評点

60.1(41人)

観たひと

60

観たいひと

0

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 歴史劇
製作国 中国
製作年 2003
公開年月日 2004/2/21
上映時間 118分
製作会社 コロンビア映画フィルムプロダクション・アジア・リミテッド=ホワイーブラザーズ&タイフー・フィルム・インヴェストメント・カンパニー=西安映画製作所
配給 ソニー・ピクチャーズ
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「双旗鎮刀客」のハー・ピン監督が、日中を代表する実力派俳優2人を迎えて贈る壮大な歴史アドベンチャー。過酷なシルクロードの大地を舞台に、遣唐使として中国に渡った一人の日本人と、逆賊として皇帝から命を狙われる元軍人の男が繰り広げる死闘と友情を描く。監督、脚本はチャン・イーモウ、チェン・カイコーと並び称される中国映画界の巨匠、フー・ピン。主演は「鬼が来た!」のチアン・ウェンと「壬生義士伝」の中井貴一。共演に「少林サッカー」のヴィッキー・チャオ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

紀元700年頃の中国。唐王朝はその最盛期を迎え、領土拡大を続ける中、周辺の異民族との衝突を繰り返していた。13歳のときに遣唐使として中国に渡って来た日本人、来栖旅人(中井貴一)は、唐の武術を学び、今では政治犯や反逆者を討伐する皇帝直属の刺客となっていた。そんな彼に、25年ぶりの日本への帰国許可が下りる。だが、長安までの身辺警護を依頼された司令官の娘、文珠(ヴィッキー・チャオ)を連れ、出発しようとする来栖に皇帝から最後の命令が届く。それは、突厥の女性や子供たちの処刑命令に背いて5人の部下と共に逆賊となった元軍人、李(チアン・ウェン)の殺害だった。李と彼の部下たちは、長安とインドや中東を結ぶシルクロードを往復する隊商の護衛を請負いながら逃亡生活を続けた後、李は部下たちに、家族を持って平安に暮らすように言い残し、ひとり砂漠へと去っていったのだった。数年後、インドの仏教聖地、天竺から唐の皇帝へ献上する10万冊の仏教経典を運ぶ大キャラバンが、唐の騎馬軍隊に護衛されながら長安へと出発した。しかし、キャラバンは砂漠地帯で巨大な砂嵐に襲われ、壊滅的な被害を被る。残されたのは若い僧侶、覚慧と唐の護衛兵がただ一人。同じ頃、砂漠を放浪していた李もまた砂嵐のため瀕死の重傷を負っていた。李は覚慧と護衛兵に命を救われ、長安までの護衛を買って出る。李はキャラバンをオアシスの村に連れて行き、かつての部下たちと再会を果たす。やがて、その地に李を討つために来栖がやってきて……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2004年4月上旬号

劇場公開映画批評:ヘブン・アンド・アース

2004年3月上旬号

特集 「ヘヴン・アンド・アース」:中井貴一 インタビュー

特集 「ヘヴン・アンド・アース」:チアン・ウェン インタビュー

特集 「ヘヴン・アンド・アース」:フー・ピン監督 インタビュー

特集 「ヘヴン・アンド・アース」:ワールドシネマの全貌

特集 「ヘヴン・アンド・アース」:作品評

2018/06/16

2018/06/21

60点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


シルクロードの冒険

唐の時代を背景とした伝奇アクション。
13歳で海を渡った遣唐使・来栖のその後。
釈迦の骨・仏舎利を運ぶ道中。
話は散漫でイマイチ。
群像劇風だが個々のキャラが弱い。
立てこもる城のロケーションは素晴らしいが盛り上がり不足。
脚本と演出次第では娯楽大作になっただろう。
ファンタジック・アドベンチャーが好みの人向け。

2004/09/05

2016/04/19

65点

映画館/東京都/新橋文化劇場 


何平アクション満載の真面目な歴史物

真面目な歴史物といった趣。ただし、監督が何平なのでアクション満載です。中井貴一の扱いが歴史に散った遣唐使の役どころのだが、やや中途半端かも。

2004/02/28

2013/04/20

66点

映画館/神奈川県/ワーナー・マイカル・シネマズつきみ野 

 これは、唐の時代の中国西域を舞台にした、異色の中国製アクション映画。
 キャストも中国映画としては異色で、主演は、中井貴一が務めます。
 そして、「鬼が来た!」監督・主演のチアン・ウェン、紅一点のヒロインは、ヴィッキー・チャオと言う配役。

 物語は、唐の時代。
 遣唐使として中国で文武を学んでいた日本人、来栖旅人は、その剣の腕を見込まれて帰国を許されないまま25年の月日が経ち、今は、密使として皇帝に仕える身。
 しかし、望郷の想いは絶ち難く、帰国を皇帝に願い出た彼に与えられた任務は、中国西域に逃れた元軍人、李を処刑すること。
 だが、探し出した李は、皇帝に献上する為の教典を運ぶキャラバン隊を護衛する役目を背負っていた。
 そして、そのキャラバン隊は、教典の他に、ある重要なものを運んでいた・・・

 中国西域、”シルクロード”と呼ばれた東西の通商路を舞台とした壮大な活劇・・・と言う触れ込みのこの映画ですが、そのスタイルはなかなか面白い。
 そのスタイルとは、ずばり、”西部劇”です。
 台状の岩山と赤茶けた砂ばかりの荒れ果てた大地は、テーブルマウンテンを望む西部劇の舞台を思わせますし、グランドキャニオンを思わせる峡谷もあります。
 砂漠を行くキャラバン隊は幌馬車隊で、その荷を狙う馬賊は、西部劇のインディアンのような喚声を上げて襲いかかります。
 まぁ、元々の話が荒唐無稽と言ってもいいような内容なので、こうしたスタイルは、これはこれで悪くない。
 娯楽作品として考えれば、「あ、西部劇やってくれるのね」と言う安心感があります。

 また、苦労して撮影した本物のシルクロードの映像、その作り物にはない、本物だけが持つ雄大さ・・・これは確かに一見の価値あり、と思います。

 ただ、残念なのは、その中国西域でのロケ環境が過酷だったせいでしょうか、物語として、ちょっと小粒になってしまった感じがあります。
 つまり、登場する人数が少ないのですね。
 勿論、人数が多ければいい、と言う訳ではないのですが・・・地響きを立てものものしく登場した追撃の馬賊の群が、せいぜい20騎程度では・・・シラける、とまでは言いませんが、雄大なシルクロードの風景に呑み込まれ、迫力負けしてしまっているのは事実だと思います。
 また、物語に様々な要素を詰め込んでいるのはいいのですが、それが活かされていないのも痛い。
 特に、中井貴一演じる来栖と言う日本人、彼が日本人である必然性、これが殆どない(スポンサーであるソニー・ピクチャーズを配慮しての起用?と勘ぐりたくなる)し、ヴィッキー・チャオが演じる将軍の娘の設定も活かされているとは思えない。
 (はらは、ヴィッキー好きなので彼女が出て来るのは歓迎なのですけど(^^;)

 そして、最大の問題はクライマックスの攻防戦の結末でしょう。
 これが何とも中途半端。
 (恐らく、「レイダース」を意識していると思いますが)
 ここは、”西部劇”なんですから、「騎兵隊登場!」で、皇帝の大軍が地平線を埋め尽くす・・・てな感じでカタルシスを感じさせて欲しかった所。
 何とも”竜頭蛇尾”な感じが勿体ない映画でした。

2004/02/21

2013/04/04

60点

映画館/広島県/広島サロンシネマ 


竜頭蛇尾の腰砕け

ネタバレ

 楽しく観ました。展開の上では、『MUSA/武士』よりおもしろかったと思います。何より二人が旅を続ける動機がはっきりしていた点が、後半への期待を盛り上げてくれました。逆に、それだからこそ、当然映画のクライマックスになるだろうと予想していた「長安での宿命の対決」が消えたときには、「おいおい、そんなんでいいんか?」と思わず突っ込みを入れたくなりました。

ハリウッドを意識したSFXバリバリの展開に持っていかなかったら、もっと深みのあるドラマができただろうに、と残念な思いがしました。二人の一騎打ち、観たかったですね。最後も一気に文字で説明されて、あれだけで簡単に処理されたんでは、せっかく長い時間スクリーンと向き合ってきた甲斐がないなあと思いました。

それにしても、あれだけのパワーを持つ最終兵器を手に入れた割には、大唐帝国も(虞美人のせいで?)あっけなく滅んでしまいました。歴史とははかないものですね。

2004/02/26

2012/01/16

50点

映画館 


西部劇としてのスタイルがある

「ヘブン・アンド・アース」には意外な顔がある。
物語の時代背景は紀元700年頃の唐王朝、他民族が衝突する西域が舞台の
時代劇であるが、見ているうちにこれは「西部劇」であることに気がつく。
それもマカロニウエスタンの傑作「続・夕陽のガンマン 地獄の決闘」が
物語のパターンとなっている。
シルクロードを長安までを旅する隊商を護衛する逃亡の軍人(チアン・ウェン)、
命じられて彼を殺害しようとする来栖(中井貴一)。そして二人の共通の敵の
襲撃。この物語の構図は、まさに西部劇であり、これがほとんど砂漠とその中の
集落、砦で展開されるのである。中国映画によって久々に西部劇を堪能できたの
である。
考えてみれば、西部劇をパターンにした映画には傑作が多い。「紅いコーリャン」
「ミツバチのささやき」には西部劇のテイストである。日本映画でも「ユリイカ」
「メッセンジャー」にはそれがある。
西部劇には「物語」のエッセンスがあるのであろう。