オアシス

おあしす|오아시스|OASIS

オアシス

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レビューの数

64

平均評点

82.5(302人)

観たひと

429

観たいひと

78

(C)2002 Cineclick Asia All Rights Reserved.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス
製作国 韓国
製作年 2002
公開年月日 2004/2/7
上映時間 133分
製作会社 イースト・フィルム
配給 シネカノン
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演ソル・ギョング Hong Jong-du
ムン・ソリ Han Gong-ju
アン・ネサン Hong Jong-Il
チュ・グィジョン Jong-Sae's Wife
リュ・スンワン Hong Jong-Sae

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

前科者の青年と脳性麻痺の女性が、お互いの愛をどこまでも純化させ貫く姿を痛ましくもピュアに描いた衝撃のラブ・ストーリー。監督・脚本は「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン。2002年ヴェネチア国際映画祭で監督賞と新人賞(ムン・ソリ)を受賞。出演は「ペパーミント・キャンディー」のソル・ギョングとムン・ソリ。2019年3月15日よりHDデジタルリマスター版が公開(配給:ツイン)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

暴行、強姦未遂に続いて、今度はひき逃げ事件による2年6ヵ月の刑を終えたばかりの青年ジョンドゥ。出所して家族のもとに戻った彼を、誰も快く迎えてはくれず、疎ましい感情を隠そうともしない。ある日、ジョンドゥはひき逃げで死なせてしまった被害者の遺族を訪れる。しかし、一家は引越しの最中で、部屋にはコンジュという女性一人が取り残される。彼女は重度の脳性麻痺のため手足が不自由で、発語にも重い障害を抱えていた。兄夫婦は彼女の名義で障害者用の大きなアパートを手に入れ、そこへ移って行ってしまったのだ。ジョンドゥはひとりぼっちのコンジュのことが気になり始め……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023年10月号

巻頭特集 恋愛以上の恋愛映画:Chapter02 あまりに特別な恋愛映画10本 「オアシス」

2020年7月上旬号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第7弾 2000年代外国映画ベスト・テン:ベスト16

2004年3月下旬号

劇場公開映画批評:オアシス

2004年2月上旬号

特集 「オアシス」:ムン・ソリ インタビュー

特集 「オアシス」:ソル・ギョングについて

特集 「オアシス」:作品評

2023/08/11

2023/08/11

70点

選択しない 


最初から最後まで、2人から目を離せなかった
生々しくて、壮絶 純粋すぎると壮絶になるんだなー
私たちは、固定概念で勝手に特定の人を弱者と決めつけてジャッジしてしまう
わかっていても、思い込みのフィルターを外すのは難しい
何せ思い込んでるからね 気づかないのよ

2023/05/25

2023/05/27

88点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/タブレット 


何度見ても凄い映画

2022/12/02

2022/12/02

-点

レンタル/愛知県/TSUTAYA/TSUTAYA 豊明店/DVD 
字幕


韓国映画です、

Twitterで紹介してる人がいて観たいと思いました。韓国映画です。

2022/11/25

2022/11/25

100点

映画館 


オールタイムマイベストムービーのひとつ。

傍目に見ると起こっている出来事はヤバい男が障害者をレイプした酷い事件。しかし、内なる真実の世界では姫を愛する男のピュア過ぎるラブストーリーが広がっていた。

あの安いペラペラの土産物ペナントから立ち上がるファンタジックなインド少年と象の姿、光の反射から飛び交う鳩や蝶。
客観的などうしようもない底辺のもがきから幻想世界へシームレスに行き交う詩的な映像に何度見ても心震える。
イ・チャンドン天才にも程がある

新文芸坐さんまたかけてください。何度でも見に行きます

2022/11/24

2022/11/24

79点

選択しない 
字幕

なんといったらいいか語彙力がなくなるというか、とにかく形容し難い映画だった。
究極の純愛!みたいな感じで形容されてる節もあるようだが、そんな単純なものではない。
そもそもこれを恋愛と呼んで良いのか、という根本的なところも突きつけられる。

主人公のジョンドゥは、前科者の社会不適合者と謳われているが、誰がどう見ても何らかの発達障害をもっている。知的障害が伴っているのかどうかは定かではないが、落ち着きがなく、理性がなく、感情と行動が一直線で、善悪の区別もつかない。明らかに専門の支援なしにはまともに生活できないレベルなのだが、家族はそんな事に見向きもせず、ただ常識がなく浅はかでまともじゃない家族に迷惑をかける存在だと思っている。
いや、もしかしたら気づいているのか?気づいているけど認めようとしないだけなのか。
明らかにこの家族のせいで、彼は2次障害を起こしていて、うまく社会に溶け込めず、犯罪を繰り返しているのだ。
この犯罪にも、悪意があるとは言い難い、マトモな考えが出来ないが故の成り行き的なものなのだと言うのはわかるのだが、思うがままに行動を起こす彼自身にも悪いところがないかといわれると、家族の憤りも全く理解できなくはないところが何ともいえないので難しい。

とはいえ、社会的弱者の彼をいいことに、自分のひき逃げの罪を押し付けている兄は端的にいってクズ中のクズだ。
しかもそれを棚にあげて弟の行動を非常識扱いし非難して人格否定する。

そんな彼が出会うのが脳性麻痺という身体的な障害を追った、兄の起こした事故の被害者の娘なのだが、こちらも家族がシンプルにクズ。
兄は身障者用の立派なマンションを申請し、監査の時だけ妹を連れてきて同居しているように取り繕って、あとは粗末なアパートで生活の自立もできない妹を金で雇った粗雑な夫婦に押し付けている。
この夫婦もろくに面倒を見ず、最低限の食事を運んだりする程度で、時にはラブホ代わりに使っていたり、まともに面倒を見ていない。

出所したジョンドゥが被害者の家に挨拶にいったことをキッカケに、彼女に興味を抱くのだが、この出会いから恋愛に発展するまでがまた独特で、最初は興味をもった彼女に花束を送るのだが、そこで置き鍵で家に入ってしまうあたり、もうやってることが犯罪者なのだ。
そして、彼女と話しているうちに無理やり暴行しようとする。
複雑なのはそこに、彼女が身障者で抵抗できないのをいいことに、という悪意があるわけではなく、単に彼女に性的興味がわいたからしてるだけ、という幼稚園児のような発想でしかない。
そして脳性麻痺の彼女が痙攣を起こして意識を失うと、途端に動揺して逃げ出してしまう。
おそらく前科である暴行や強姦未遂もこんな感じで浅はかな行動でやらかしたんだろうな、と推察できる。

しかし彼女のほうはといえば、自分に花束を送り女性として興味をもたれたという初めての男性の出現に、徐々に恋心を抱いていく。
彼女のほうに知的な障害があるのかはわからないが、ジョンドゥよりは普通なのではないだろうかと言う感じがする。
ただ、思うように言葉も発せず、身体もままならない。されるがままにされざるを得ないという感じなのだ。
途中で彼女自身が、彼とデートする度に自分が健常者だったらという妄想シーンがあり、彼女が1人の女性として普通に彼と接したい気持ちがすごく切なく現れているのだが、これもなんとも複雑で、彼女自身が健常であったなら、そもそもおそらくこの主人公の事など好きになるわけがないのである。
いくら発達障害があるとはいえ、気に入らない事があればその辺のものを蹴飛ばし、悪い事をしてもそれがわからずヘラヘラ笑っていて、常識とルールが理解できず、コミュニケーションに問題もありまともな職にもつけないのだから。
だが彼女にとっては彼が人生で初めて女性に扱ってくれた男性であり、脳性麻痺という特殊な彼女の仕草や表情などに偏見をもたずに彼女を普通に扱ってくれるのも彼がそういう物差しで世間を見られないから故なのだ。
そう考えると、必然ともいえるようなこの2人の感情の交わりは、なんとも切ない。
お互いにお互いしか異性として扱ってもらえないような状態で、これをピュアな恋愛だ!だけでまとめてしまっていいのか、という後味の悪さがあるのも事実なのだ。

とはいえ、その現実の中で彼女が彼を好きになった事実には変わりなく、女心が少しずつ芽生え、勇気を振り絞って1夜を共にしたことが犯罪になってしまう、というもう救いようのない展開には目を覆うしかない。
彼となら言葉を発せる彼女が、彼の罪を弁明できれば良いのだが、そんなご都合主義にもすすまず、事は2人のクズみたいな家族と警察と、2人の関係を置いてきぼりに蚊帳の外でどんどん話が進んでいくもどかしさ。
もちろん2人が恋愛関係ですよというのが明らかになったとして、だからといってこの2人の未来が何か明るいのかと言われたらそれもないだろう、と思えてしまうので、なんとも言えないのだが。

ただ1つ疑問だったのは、最初に障害者に対する悪意じゃなく彼女に手を出そうとした彼が、何故彼女と交流をもってる間は彼女から言い出すまで手を出さなかったのか、というところだ。
実際に合意の元でそうなったときも、彼女が辛そうなのを見てやめようとしたり、だったら何故最初にあんなことをしたのか…という点はちょっとよくわからなかった。
また気絶したら大変だと思ったってことなのか…その部分だけがよくわからない。
欲求に忠実にしか動けないのであれば、途中でそういうことをしてもおかしくないのかなと思ったのだが、仕事を覚えようとしたり、彼女との恋愛において僅かながらも精神に成長が見られたのかなとも思ったのだが、逃亡中に女の人を脅して携帯を借りたり、そういうところを見ると浅はかな部分は変わりないようにも思える。

色んなメッセージがあるが、当事者でない私達が理解するには到底及ばない重たい物語だった。
脳性麻痺を演じた女優さんが半端ない。

2022/10/29

2022/10/29

72点

映画館/東京都/新文芸坐 


ストレス過多

韓国映画「三姉妹」と併映。上手く社会に馴染めない青年ジョンドゥと脳性麻痺で手足が不自由な孤独なコンジュの哀しいラブストーリー。

終始嫌な感じだった。社会的なマイノリティの生きづらさには同情するが、ジョンドゥやコンジュの家族の態度や二人への扱いにずっとストレスを感じていたように思う。
挙げ句の果てには、ジョンドゥが起こした交通事故は兄の身代わりに償った、という展開。
作品として、そこまでジョンドゥを蔑めてしまう必要があったのかと、彼への共鳴や同情より、社会として壊れていることに気持ちが引いてしまい、興ざめしてしまった。

それにしてもムン・ソリって女優さん、コンジュの妄想として時折健常者の彼女の顔も見せるが、健常者の時と脳性麻痺の彼女の表情が全く違う。なんとも圧巻だった。