青い春

あおいはる|----|----

青い春

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レビューの数

40

平均評点

75.7(380人)

観たひと

662

観たいひと

68

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2001
公開年月日 2002/6/29
上映時間 83分
製作会社 「青い春」製作委員会(オメガ・ミコット=小学館=ゼアリズエンタープライズ=ケイエスエス=日活=日本出版販売)
配給 ゼアリズエンタープライズ
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 DTS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督豊田利晃 
脚本豊田利晃 
原作松本大洋 
製作三宅澄二 
山下暉人 
日下部孝一 
仁平幸男 
豊忠雄 
プロデューサー宮崎大 
小林智浩 
撮影笠松則通 
音楽監督上田ケンジ 
アソシエイト・プロデューサー土井智生 
製作協力フィルムメーカーズ 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演松田龍平 九條
新井浩文 青木
高岡蒼佑 雪男
大柴裕介 木村
山崎裕太 大田
忍成修吾 吉村
塚本高史 野球部の1年
EITA オバケ
鬼丸 鈴木
KEE 他校の番長
マメ山田 花田先生
小泉今日子 
鈴木晋介 
大宮イチ 
山中澪 
英玲奈 
仲島武士 
竹永喜隆 
三浦哲郁 
鈴木圭 
堀内貴司 
又吉直樹 
原偉大 
三浦誠己 
葉山将 
姜暢雄 
吉永雄紀 
中沢青六 
川崎賢一 
藤山浩隆 
牧口元美 
坂本雅仁 
高橋邦彦 
佐久間一行 
片山由之 
須永祐介 
中森祥文 
増島啓太 
藤木竜馬 
佐藤正樹 
竹井正和 
中西大輔 
藤田充彦 
飯田淳 
石橋剛 
市川善郎 
一之瀬真太 
伊藤玄樹 
井門隆 
猪俣尚裕 
榎本岳史 
奥田真志 
木下慎一郎 
後藤明彦 
小林純二 
三條直人 
島田裕介 
新貝文規 
新里積幸 
鈴木康弘 
砂川淳一 
関澤貴則 
塚越圭 
鄭顕志 
友光章仁 
中澤俊太 
横山剛 
浅沼宣彦 
芦原健介 
飯嶋佳宏 
池田昇平 
伊藤孝真 
岩川智紀 
江田誠 
大平容司 
岡部尚 
岡村直道 
小原弘幹 
神長優 
神山一朗 
川口篤 
川口広太 
神原英明 
黒川直樹 
小杉茂晃 
小林寛 
崎原彰敏 
鈴木祐介 
田中将太 
手打隆盛 
都丸恒介 
中西圭司 
縄田屋寛人 
泰慎二郎 
萩原誠人 
羽原瑞希 
早川拓幹 
藤田宏治 
本多克幸 
松井久貴 
村上周 
吉野稔 
柳澤真彦 
山田勇人 
岩下伸之介 
上川路啓志 

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

漫画家・松本大洋の同名の短編作品集を原作に、「ポルノスター」の豊田利晃が描くエッジの利いた青春映画。ミッシェル・ガン・エレファントの曲が効果的に使用されている。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

男子高。新学期から3年生になる九條(松田龍平)ら6人は最屋上の柵の外に立ち、手をたたいた回数を競う「ベランダゲーム」に興じていた。失敗すれば校庭にまっさかさまのこのゲームで新記録を出した九條は、勝者としてこの学校を仕切る権利を手に入れた。しかし彼にとっては「ゲーム」も「学校を仕切る」ことも無意味でどうでもいいことだった。自分の行き場に迷いながらも、宙ぶらりんな日常を送る九條たちに、やがて進路選択という現実が突き付けられてゆく……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2002年9月上旬号

劇場公開映画批評:青い春

2002年7月上旬号

巻頭特集 「青い春」:グラビア

巻頭特集 「青い春」:松田龍平 インタビュー

巻頭特集 「青い春」:新井浩文 インタビュー

巻頭特集 「青い春」:高岡蒼佑 インタビュー

巻頭特集 「青い春」:大柴裕介 インタビュー

巻頭特集 「青い春」:豊田利晃監督 インタビュー

巻頭特集 「青い春」:松本大洋の世界 斎藤晴彦

巻頭特集 「青い春」:松本大洋の世界 月本裕

巻頭特集 「青い春」:ジャパニーズ・ロックの映画テキ夜明け

巻頭特集 「青い春」:作品評

2001年7月下旬号

HOT SHOTS:松田龍平(「青い春」)

2024/02/24

2024/03/10

-点

その他/キネマ旬報シアター 


チバユウスケ追悼 35mmリバイバル

2023/12/05

2023/12/06

80点

VOD/U-NEXT 


「しあわせなら手を叩きつづけろ…!!」

存在は知っていたが観てなかった作品。
チバユウスケの訃報を聞いて本作にTMGEの楽曲が使われていると聞き観賞。
そんな動機で観たのだが思った以上に面白かった。
度の過ぎた青春といったところ。
松田龍平の色気がハンパない。
新井浩文は良い役者だった(過去形)。
高岡蒼佑ってこんな感じだったのか。
瑛太、塚本高史、又吉直樹、佐久間一行あたりは認識できず。
エンディング曲「ドロップ」が沁みた。

2023/03/20

2023/03/20

-点

VOD/abemaTV/レンタル/タブレット 


おっかない

ネタバレ

やっぱり怖い 痛い マメ山田さんが癒し 
九條 松田龍平さん美しい お花咲く
雪男 高岡蒼佑さん美しい ギター良き

2022/04/25

2022/05/02

70点

選択しない 


幸せなら手を叩こう

ネタバレ

 もう20年も前の作品になるのか、とちょっと感慨深い思いで観た青春ドラマ。当時まだデビューしたてで活きのいい若手俳優たちの群像劇を懐かしむ。卒業を控えた落ちこぼれ高校生たちの所在のない日々を小エピソードの繋ぎで見せていく。原作コミックも短編集とのことでそのテイストを映画の方も受け継いでいるのだろう。
 屋上でのベランダゲームのパフォーマンスが自分には強烈なインパクト。どうやって撮ったのかわからないが、見ているだけで背筋に悪寒(?)が走る。しかもそのシーンが何度も挟まる。その度に尻がむず痒くなるのだ。ほとんど条件反射。
 このゲームのバカバカしさがいかにも不良たちが考え出しそうな勝負。刺激のない授業の日々に少しでも刺激を求めようとしてムリくり編み出した不良らしい遊びといえようか。
 主人公九條役の松田龍平のヌボーッとしたキャラのせいもあってか、脂ぎった不良どもによるありきたりでうるさいだけのヤンキー映画とは一線を画しているところが良い。タイマンなどのバイオレンスは控えめ。むしろ雪男(高岡蒼佑)のようなサイコパス的人物を紛れ込ませて暴力だけに明け暮れる青春とは違う側面を強調している。感受性のもっとも強いであろう高校生活で彼らが抱える闇とは何なのか? そんなことを考えさせもする。
 松田をはじめ準主役の新井をはじめ高岡、瑛太、忍成・・・又吉まで顔を見せている出演メンバーが今から観ると何げに豪華だしまた感慨深いものがある。
 彼らも役柄同様、本作のあと皆それぞれの道を歩んでいくわけだが、その後活躍を続ける者もいれば消えていった者もいると様々。そんな彼らの役者人生をオーバーラップさせてつい観てしまう青春映画でもある。

2020/04/09

2020/04/09

50点

その他/TSUTAYA DISCAS 


分かるけど分からない。

青春という言葉の響きとは裏腹に、その実態は大概の人にとっては鬱屈に満ちたものだったと思う。そこには憧れていた世界はなく、何も思うようにならず、冴えない自分がいるだけ。出口を求めてもがく者がいたり、手に入れられるだけのものを手に入れて自分を誤魔化す者がいたり、そんな気力も持てずにただ日々を費やすだけの者がいたり。分かる。それはよく分かるんだけど、こういう形で見たいかというとちょっと…。この手の不良たちにシンパシーを全く感じないということもあるし、何より嫌悪感を催すシーンが多すぎるのには辟易。あと中途半端に女を出した意味も分からなかった。あれ要る??

机の落書きと屋上の青木の影とのリンクとか、花壇でのやりとりとか、好きなシーンも幾つかあったが、原作通りなのか監督の手腕なのかが原作未読のため分からず、映画に加点していいのかどうか迷うところ。

今第一線で活躍する俳優たち(いなくなった人もいるけど)の若き日の姿を見られたのは良かった。
松田龍平の匂うような色気は御法度を思い出させる。

2020/02/20

79点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


青春のギリギリ

青春というとかけがえのないキラキラと輝いているイメージが浮かぶが、実はもっと息苦しくて醜いものだと思う。
学校という社会にある意味守られているが、自由を拘束されてもいる。
理想の青春時代を過ごした人なんてほんの僅かだと思うが、この作品の朝日高校(何と清く正しい響きだろう)の生徒も、あるものは野球に身を捧げ、あるものは桜の木から毛虫を取っては土に埋め、あるものは抑えきれない衝動を暴力的にぶつけてまわる。
誰もキラキラとした輝きなどなく、不格好で滑稽な姿がとてもリアルに感じられた。
とにかく画面から発散されるエネルギーが凄かった。暴力の連鎖に、力を持つものが力のないものを押さえ込む図式、そして圧倒的にトイレのシーンが汚い。
屋上での度胸試しのシーンはどうやって撮ったのだろうと思ったが、かなりスリリングだった。
青春時代のギリギリの緊張感、誰しもが馬鹿をやるが絶対越えてはいけない一線があるわけで、大抵の人はそこを越えない。
この映画では越えちゃう人がいるんだけど。
残酷なシーンもあるが、何だか間抜けに思えてしまうから面白い。
個人的には野球に青春をかけたある生徒が、びっしりと野球への想いを込めた刺繍を入れた学ランを後輩に託し、ヤクザの道に踏み出すシーンが印象的だった。
登場人物は基本的には馬鹿ばかりで憎めない奴らばかりだが、一人の女子生徒と売店のおばさまがちょこっと登場するだけの全く女っ気のない作品で、終始むさ苦しかった。
青春時代の毒のようなものを最後まで観させられている感じで、花壇の花の世話をしているマメ山田演じる花田先生だけが唯一癒しの存在だった。