ゴッドファーザーPARTII

ごっどふぁーざーぱーとつー|The Godfather Part II|The Godfather Part II

ゴッドファーザーPARTII

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レビューの数

153

平均評点

85.4(1365人)

観たひと

2126

観たいひと

99

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 任侠・アウトロー / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1974
公開年月日 1975/4/26
上映時間 202分
製作会社 フランシス・フォード・コッポラ・プロ
配給 パラマウント映画=CIC
レイティング PG-12
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ゴッドファーザー、ビトー・コルレオーネの縄張りを継いだ三男のマイケルが次々に宿敵を倒し、ファミリーを形成していくまでの過程を、若き日のビトーの足跡を挿入しながら描く。製作・監督はフランシス・フォード・コッポラ、脚本はコッポラとマリオ・プーゾ、原作はマリオ・プーゾ、撮影はゴードン・ウィリス、音楽はニーノ・ロータ、音楽指揮はカーマイン・コッポラ、編集はピーター・ツィンナー、バリー・マルキン、リチャード・マークス、衣装はセオドア・ヴァン・ランクルが各々担当。出演はアル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン、ジョン・カザール、タリア・シャイア、モーガナ・キング、リチャード・ブライト、フランチェスカ・デ・サピオ、トロイ・ドナヒュー、マイケル・ヴィンセント・ガッツォー、G・D・スプラドリンなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ドン・マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)は、根拠地をニューヨークから西部のネバダ州タホー湖畔に移していた。近くに収入源のラスベガスが控えていたからだ。マイケルは、ことあるごとに父ビトー・コルレオーネの偉大さを思うのだった。---/ビトーはシシリー島で生まれた。ビトーが9才のとき、父と母と兄が土地のマフィアの親分チッチオに殺された。彼は村人にかくまわれ、移民団の群れにまじって単身ニューヨークへ渡った。1901年のことだった。ニューヨークに着いたビトーは天然痘の疑いで3ヵ月間病院に入れられた。---/1958年。タホー湖畔にある教会ではマイケルの一人息子アントニーの聖さん式が行われていた。ビトーが死ぬ直前、一緒に庭で遊んでいた幼児がアントニーである。城のような大邸宅では大パーティが催され、マイケル、妻ケイ(ダイアン・キートン)とアントニー、ママ・コルレオーネ(モーガナ・キング)、マイケルの兄フレドー(ジョン・カザール)、その妻、妹のコニー(タリア・シャイア)とその恋人(トロイ・ドナヒュー)、相談役トム・ヘーゲン(ロバート・デュヴァル)などの顔が見える。パーティが終わり、その夜、マイケルの部屋に何者かが機関銃を乱射した。犯人はマイアミの大ボス、ハイマン・ロス(リー・ストラスバーグ)の腹心ロサト兄弟だった。---/リトル・イタリアで成長したビトー(ロバート・デ・ニーロ)は、あらゆる職業を経て、次第に頭角を現し、移民の信望を集めるようになってきた。彼のもとには弱い人々がさまざまな願いをもって訪れる。その街を牛耳る悪玉ボスのファヌッチを仕とめたのは町をあげてのお祭りの夜だった。---/マイケルはハイマン・ロスと一対一で会い、自分を襲ったロサト兄弟と、その事件に内通したペンタンジェリ(マイケル・ヴィンセント・ガッツォー)を処分することを宣言した。ペンタンジェリはコルレオーネ一家の古参だったが、マイケルのやり方に不満を抱えていた。そんなペンタンジェリにマイケルはロサト兄弟と手打ちをするように指示する。ロサト兄弟のバックにいるのがハイマン・ロスだと見抜いていたマイケルは、彼の油断を誘うべく計画を練っていたのだった。しかし手打ちの場所でペンタンジェリは暗殺されそうになるが、一命を取り留める。更に驚くべきことに、兄のフレドーまでもが、コルレオーネ家の情報をハイマン・ロスに流していた。そんなある日、マイケルは、犯罪調査委員会に呼び出されたが、マフィアについてのあらゆる容疑を完全に否定した。委員会側はそれを偽証だとしてペンタンジェリを証人として呼んだ。ペンタンジェリはマイケルにはめられたと思い込んでいたのだった。マイケルはペンタンジェリの肉親を傍聴席に呼び、彼の証言を封じた。その夜、妻ケイはマイケルに離婚話をもちだした。マフィアの恐ろしさと、子供の将来を想う気持ちからだった。---/ビトーと妻との間には4人の子供が出来た。汽車がシシリー島のコルレオーネ村に着き、多勢の村人が一家を迎えた。ビトーは両親の仇、チッチオを襲って、自分の手でチッチオの腹を十字に刺して殺した。---/ママ・コルレオーネが病気で死んだ。ニューヨークに隠れていたフレドーも呼び戻された。葬儀のあともフレドーはタホー湖畔にとどまって幼いアントニーと遊んだ。フレドーはマイケルに許されていると思ったのだ。だが、船で湖へ釣りに出たところを、マイケルの命令で殺された。初老に達したマイケルは、一人湖畔の椅子に座り、亡き父ビトーの愛情に充ちた偉大な生涯を想い、自分の孤独に胸を痛めるのだった---。

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2018年7月下旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第1弾 1970年代外国映画ベスト・テン:ベスト19グラビア解説

2011年4月下旬号

第二回 午前十時の映画祭:「ゴッドファーザー PARTII」「ディア・ハンター」

1975年5月下旬号

映画批評:ゴッドファーザーPART2

外国映画紹介:ゴッドファーザーPART2

1975年5月上旬号

グラビア:「ゴッドファーザーPART2」

キネ旬試写室:ゴッドファーザーPART2

1975年3月上旬号

グラビア:「ゴッドファーザー2」

2024/03/29

2024/03/30

90点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズららぽーと横浜 


シチリアには、愛のテーマがよく似合う

「ゴッドファーザー」に続けて、PART2を観る。
長丁場になるのだが、全く疲れない。好きな映画とはそういうものだ。
(この2本の後に「オッペンハイマー」を観ようという気もあったのだが。流石に、疲れるかなというのと、「オッペンハイマー」が残念な感じになるのを恐れたのだ)

さて、この映画。PART1よりも好きな人がいるという。

僕も一時期、そう思ったこともあった。

どこが魅力的なのか?

ロバート・デ・ニーロが、ビト・コルレオーネのパートが相当に良いのである。

一方で、マイケルのパートが暗い。あまりに暗い。
彼は、PART1でアポロニアが死んで以来、笑っていないのだ。

(と思っていたが、本作の冒頭の洗礼のシーンで、遠目からですが少し笑った感じもありました)

本作は幸せなビト・コルレオーネと対比させてマイケルの苦悩を描いている。そこが肝である。

けど、どうしてもマイケルの話が主流な訳で、
できれば、ビトのパートをもっと増やす。半々くらいにまで増やしていただけると、PART1に迫る作品になると思っている。

いや、本当、いい作品ですよ。これ

2005/12/20

2023/12/20

90点

購入 
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三部作一気見

ネタバレ

原作を読んだ余韻の冷めぬうちにと、久しぶりに映画版『ゴッドファーザー』三部作を一気観しました。

やっぱり凄い。

一作一作個々の作品として比べると、当然好き嫌いも出来もバラツキがあります。
やっぱり一作目がベスト。
世間の評価も、私が唯一リアルタイムで劇場で観ている『PARTⅢ』なんて、公開当時はこてんぱんに言われてました。ま、比べてしまえばそりゃそうなんですが。

でも三部作通しで、コルレオーネ・ファミリーの歴史、そしてマイケル・コルレオーネの運命としてみると、『PART III』は優れた最終章だと思います。
哀切に満ちていて息苦しい。痛くて痛くて・・・。


果然ミーハーな話になりますが、今回改めて見直して、観る側の己の変化も面白かった。

株が急上昇したのが、ソニー。
昔はこういう粗野で短気なタイプは嫌いでした。・・・若かったなぁ、自分(笑)

今回はもうメロメロ。
酒呑みながら観ていたせいか、旦那に殴られたコニーからの電話で家を飛び出して行くシーンで、「やめてよ。いかないでよ、ソニー」とか泣きながら呟いている己。
ただの酔っぱらいです。

その勢いは『PART III』のヴィンセントへも受け継がれ、彼が顔も知らない父親であるソニーのことを「親父は街のプリンスだった」という場面にはしみじみ。
ヴィンセントを可愛がり、ファミリー内で引き立てようとするコニーの想いがなんとなく分かります。

そのコニーも今回株が急上昇したひとり。
『PART III』でああまで肝が据わるまでの道程に、マイケルに負けず劣らずの宿命というか業を思います。

[2005.11_鑑賞記録より転載]

2023/08/15

2023/09/01

80点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
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裏社会の組織のありさまを描きながら、実は時代の変化を描いている

ネタバレ

1958年、裏社会の組織の首領が、敵対する組織や政府から妨害を受けながらも組織の維持と拡大を目指す。
父親から組織-ファミリーを引き継いだが、組織内も家庭内ももめ事だらけだ。かつてのシマを任せたニューヨークのボスは不満を直言してくる、妻からは組織が合法化しないことを責められ離婚までも迫られる、さらに頼りにならない兄に不信感が募る。
初見は前作「ゴッドファーザー」を見た1973年から2年後の1975年。前作をギャング映画と勘違いし、肝心なところも細かいところもほとんど理解していないままに本作品を見た。当時の感想は、主演の2人がすばらしかった(存在感がすごかった)というもので、やはり肝心なとこが抜けていた。その“良さ”が分かったのは何十年もたった午前十時の映画祭で再見した2012年(ブランクあり過ぎ!)だった。今回はそれ以来の再見。
ストーリーは、現在の首領マイケルと1901年に移民として合衆国に来た父が大物になっていく様を交互に描き、二人の姿や生きた時代を浮き彫りにする。家族や仲間・組織のありようが新旧対比されている。
今(といっても1958年)の首領マイケルは、父を手本とし家父長制的な組織や家族のあり方を求めるいっぽうで、仕事は情ではなくビジネスで動くと割り切ろうとする。その乖離が家庭の悲劇的な崩壊を招く。妻の流産は堕胎だったという裏切り、組織の情報を対抗組織に伝えていた兄の抹殺。
それは、絆や情のつながりを大切にした時代とビジネスが優先される時代の対比と言えよう。本作品は裏社会の組織のありさまを描きながら、実は時代の変化を描いている。この作品が描いているのは(もちろん個々のエピソードは血なまぐさいが)裏社会だけのことではないと思えてくる。今なおいっそう進んだビジネスが優先される社会はどこへ向かうのか。そんな思いも湧いてきた。
ラスト、湖畔の邸宅からぼんやりと外を眺める彼の目に映ったのは悲しみか、絶望か、それとも未来への期待だろうか。

2023/08/21

2023/08/23

77点

選択しない 
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ビトーのパートを挟み込むことで、父のようにうまくファミリーを仕切れないマイケルの苛立ちのようなものをうっすら感じる。

実の兄弟さえ信用できないマフィアの世界。鎌倉時代のような裏切りの連続で、3時間以上あるのに長く感じない面白さ。

力への執着、ファミリー内での嫉妬や確執、駆け引き、こんな世界ではとても生きていけそうになく、小市民の幸せをかみしめことができました(^^;;

2023/08/15

2023/08/15

-点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
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時代が行ったり来たり、

アルパチーノ、ロバートデニーロ。

2023/07/24

2023/07/24

60点

VOD/Hulu/レンタル/PC 
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まあまあ

よく分からなかった