ゴッドファーザー

ごっどふぁーざー|The Godfather|The Godfather

ゴッドファーザー

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レビューの数

208

平均評点

86.1(1981人)

観たひと

3032

観たいひと

269

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 任侠・アウトロー / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1972
公開年月日 1972/7/15
上映時間 177分
製作会社 パラマウント作品
配給 パラマウント=CIC
レイティング 一般映画
カラー カラー/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1282年、当時フランスに支配されていたシシリー島の住民が秘密組織をつくって反乱した時の合い言葉だったといわれる“MAFIA”は、19世紀に入り、“犯罪組織”としてイタリアの暗黒街に君臨するようになった。そしてイタリア系の移民として、この組織もアメリカに渡りアメリカ・マフィアが誕生した。その組織はシシリーやナポリ出身者またはその子弟で構成されており、組織の頂点にファミリー(家族)がありボスがいる。アメリカ・マフィアの年収は200億ドルといわれ、ギャンブル、合法企業の金融、運輸、スーパーなどを経営している。「ゴッドファーザー」はそうした巨大なマフィアの内幕を描いたマリオ・プーゾのベストセラーの映画化である。製作はアルバート・S・ラディ、監督は「雨のなかの女」のフランシス・フォード・コッポラ、脚本はコッポラと原作者のマリオ・プーヅォ、撮影はゴードン・ウィリス、音楽はニーノ・ロータが各々担当。出演はマーロン・ブランド、アル・パシーノ、ジェームズ・カーン、リチャード・カステラーノ、ロバート・デュヴァル、スターリング・ヘイドン、ジョン・マーレイ、アル・マルティーノ、モーガナ・キングなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

コルレオーネ(マーロン・ブランド)の屋敷では、彼の娘コニー(タリア・シャイア)の結婚式が行なわれていた。一族の者を始め、友人やファミリーの部下たち数百名が集まった。ボスのドン・ビトー・コルレオーネは、書斎で友人たちの訴えを聞いている。彼は、相手が貧しく微力でも、助けを求めてくれば親身になってどんな困難な問題でも解決してやった。彼への報酬といえば、友情の証と“ドン”あるいは“ゴッドファーザー”という愛情のこもった尊称だけだった。そして彼の呼び出しにいつなりとも応じればよいのだ。これが彼らの世界であり、その掟だった。ドンのお気に入りの名付け子で、歌手として成功したが今は落ち目になっているジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)もその1人だった。新作映画で彼にきわめつけの役があり、俳優として華々しくカムバックできるに違いないのだが、ハリウッドで絶大な権力を持つプロデューサー、ウォルツ(ジョン・マーレイ)からその主役をもらえずにいた。フォンテーンの窮地を知ったドンは静かにうなずいた。ある朝、目を覚ましたウォルツはあまりの光景に嘔吐した。60万ドルで買い入れた自慢の競走馬の首が、ベッドの上に転がっていたのだ。それからしばらくしてフォンテーンの許に、その新作の大役があたえられた。ある日、麻薬を商売にしている危険な男ソロッツォ(アル・レッティエーリ)が仕事を持ちかけてきた。政界や警察に顔のきくドンのコネに期待したのだが、彼は断った。だがソロッツォは、ドンさえ殺せば取引は成立すると思い、彼を狙った。早い冬の夕暮れ、ドンは街頭でソロッツォの部下に数発の銃弾を浴びせられたが一命はとりとめた。これはドン・ビトー・コルレオーネに対する挑戦だった。ソロッツォの後にはタッタリア・ファミリーがあり、ニューヨークの五大ファミリーが動いている。こうして1947年の戦いが始まった。末の息子マイケル(アル・パシーノ)は、一族の仕事には加わらず正業につくことを望んでいたが、父の狙撃が伝えられるや、病院に駈けつけ、咄嗟の策で2度目の襲撃からドンの命を救った。ドンの家では長男のソニー(ジェームズ・カーン)が部下を指揮し、ドンの復讐を誓ったが、一家の養子で顧問役のトム・ハーゲン(ロバート・デュヴァル)は、五大ファミリーとの全面戦争を避けようと工作していた。やがてソロッツォが一時的な停戦を申し入れてきた。だがソロッツォを殺さなければドンの命はあやうい。マイケルがその役目を買ってでた。ソロッツォ殺しは危険だが失敗は許されない。彼はこの大役を果たし、父の故郷シシリーへ身を隠した。タッタリアとの闘いは熾烈をきわめ、ソニーは持ち前の衝動的な性格が災いして敵の罠に落ち、殺された。シシリーでもマイケルが危うく暗殺から逃れた。そんななかでドンの傷もいえ、和解が成立した。ドンにとっては大きな譲歩だが、マイケルを呼び戻し、一家を建て直すためだった。2年後、アメリカに帰ったマイケルは、ドンのあとを継ぎ、ボスの位置についた。ファミリーは縄張りを荒らされ、ゴッドファーザーの過去の栄光がかろうじて崩壊をくいとめているという状態だったが、マイケルの才能は少しずつ伸び始め、勢力を拡大しつつあった。ある日曜日の朝、孫と遊んでいたドンが急に倒れた。偉大なるゴッドファーザー、ドン・ビトー・コルレオーネは穏やかな死を迎えたのだった。父の死を受け、マイケルは遂に動き出す。その天才的な頭脳で練られた計画によってライバルのボスたちは次々に殺され、コルレオーネ・ファミリーの勢力復活が為された。マイケルの横顔は冷たく尊大な力強さにあふれ、部下たちの礼をうけていた。“ドン・コルネオーレ”と。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年7月下旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第1弾 1970年代外国映画ベスト・テン:ベスト19グラビア解説

2010年7月上旬号

午前十時の映画祭:「戦場にかける橋」「ゴッドファーザー」「ワイルドバンチ」

2007年9月上旬号

特別企画 アル・パチーノ~現代に生きる伝説~:アル・パチーノと「ゴッド・ファーザー」

1975年5月下旬号

知性的エンタテインメント 「ゴッドファーザーPART2」:

1973年2月上旬決算特別号

特別グラビア 外国映画ベスト・テン:ラスト・ショー/フェリーニのローマ/死刑台のメロディ/わらの犬/真夜中のパーティー/ジュニア・ボナー・華麗なる挑戦/ゴッドファーザー/キャバレー/フレンチ・コネクション

1973年1月下旬正月特別号

今号の問題作2:ゴッドファーザー

1972年7月下旬号

特別グラビア:ゴッドファーザー

「ゴッドファーザー」/コッポラが描いた魅力ある“犯罪者たち”:

「ゴッドファーザー」/製作者アルバート・S・ラディに聞く:

採録:ゴッドファーザー

DISK 「ゴッドファーザー」とニーノ・ロータの音楽:

外国映画紹介:ゴッドファーザー

1972年7月上旬夏の特別号

旬報試写室:ゴッドファーザー

1972年6月上旬号

特別グラビア:話題のアメリカ映画 「ゴッドファーザー」

2022/01/15

2022/05/01

100点

選択しない 


何度も見返したい作品

 以前見たのはいつだったか、「ゴッド・ファーザーⅠ・Ⅱ・Ⅲ」を見る。続けて見ると、ストーリーが良くわかる。今まであやふやだった様々なシーンが一本の線でつながった感がある。
 裏切りをする者はたとえ身内であっても許されない。2代目ゴッドファーザー(アル・パチーノ)の姉の夫と実の兄が葬られてしまう。非情であると同時に異常である。やはり、ここまでしては、災いはわが身に降りかかる。ファミリー(組織)はそれで維持できたとしても、真実を知った妻が去っていく。ファミリー(家庭)が崩壊していくことになる。
 アル・パチーノはⅠとⅡではかなり印象が違う。Ⅰの魅力的な人物像とは異なり、Ⅱでは、ゴッドファーザーとしては父親にとても及ばず、人間的な魅力も滲み出ていない。マーロン・ブランド、若き頃のロバート・デニーロの圧倒的な存在感は、Ⅱのアル・パチーノには見られない。二代目の悲哀というものかもしれない。

2022/04/24

2022/04/24

91点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル 
字幕


アメリカはいい国です

ネタバレ

恐ろしく偏見に満ちた映画である。女性がコテンパンに痛めつけられれ、麻薬を黒人に売りつければいい、などという発送が1940年代のアメリカに存在したことをくっきりと示す映画だ。しかしそれでもこの映画はアメリカ愛にあふれている。パート2へとつながる話題かもしれないが、ビトーがアメリカに渡って移民として過ごした頃は、街全体がファミリーだった。しかしファミリーの栄華は長く続かない。力でねじ伏せることの苦しさを、残酷なシーンを並べることで対比的に表現した傑作である。

(あとは読まなくて結構です。)

冒頭のこのセリフ「アメリカはいい国です」という葬儀屋の言葉は、この映画のアンチテーゼだ。1970年代に作られたこの映画、マフィアを美化したようなニュアンスもあるが、むしろ第二次大戦後の暗黒街をリアルに描くことで、「いい国、アメリカ」を真っ向から否定するような内容になっている。中でも女性や黒人に対する蔑視は激しい。前のレビューにも書いたが「ムーンライト」という映画がよぎる。貧しい黒人を麻薬漬けにしてマフィアが金を稼ぐ。そんな手口が描かれる。

このあとパート2でカジノ、パート3では宗教を支配しようとするマイケルのジレンマは、父ビトーとはまるで違う。ビトーがのし上がった時代は、街を支配するボスを敵にすれば誰もがビトーを信頼した。しかしマフィアも家族も増え、トップに躍り出るとその立場を維持するのが苦しくなる。

あらためてこの映画がマイケルの映画なのが伝わる。たまたまマフィアのボスを父親に持ったマイケルが、兄を殺され、家族が分裂する過程で、自らがコルレオーネを支配するに至るまでの物語。この壮大なテーマが示すのはアメリカそのものである。

印象的なシチリアのシーンで、街の壁にソビエトの国旗が飾られているシーンがある。その後、兵士がマイケルたちを追い越してゆくのだが、ここも時代を象徴する。シチリア地方は共産圏に支配され、マイケルは敵のボスと汚職警官を殺したあと、共産圏のコルレオーネ村に逃げていたのである。映画の中で社会的なことはあまり描かれていないが、唯一このシーンに当時の世情を忍ばせている。

技術的には申し分のない作りで、どのシーンにも工夫がある。冒頭の葬儀屋が相談にくる暗いシーンで、人物からカメラがパンアウトすると画面手前に手の仕草がなめる。彼に酒を、という言葉のあと、ビトーの表情が画面に大写しになる。いまは誰もが知るシーンだが、当時40代のマーロン・ブランドがこのメイクでスクリーンに現われて誰もが驚いたことだろう。

『山猫』や『悪い奴ほどよく眠る』などを意識したと言われる最初のパーティシーンも見事。ここでほとんど家族構成を語り尽くす。冷めたマイケルがケイに家族を紹介するシークエンスは緊張を予感させる。

今見直すと、ビトーが映画のかなり前のほうで射殺される。ただ泣き崩れるだけのフレド、怒りにブチギレるソニー、冷静なトム・ヘイゲンなど、どのキャラクターも生きている。そして個性的な家族を支配するビトーの存在を際立たせている。

そして何よりこのシリーズのシーンで印象的なのはドアだ。ドア枠を使い、その向こうと手前で遠近感を出し、人物間の隔たりを明確にする。とくにいずれの作品でもダイアン・キートン演じるケイを軸に、ドアが閉められてゆく。ケイはこの社会とは無縁であるべきだ、という立ち位置を崩さず、ドアの向こうでマイケルがひそひそと話をするシーンなどで、生きる世界の違い、交わらない人生の境界線を描こうとしている。

2022/04/02

2022/04/04

100点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズららぽーと横浜 


愛のテーマ

もう何度も観ているのに全く飽きない。
3時間、しびれっぱなし。

ゴッドファーザー愛のテーマってのは、シチリアのシーンでだけ使われるのね。今回初めて気がついた。
相当に当たり前の話だったようで、相当呆れられた。

初めて観た頃。(中学生の頃?)
トム・ヘイゲンがどうにも怪しくて。いつかは裏切るんだろうと思って観ていた。
若いというか幼いというか。

2022/04/03

2022/04/03

-点

映画館/東京都/立川 CINEMA CITY/TWO 
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裏社会の落日を予感した首領

公開から50年か。当時?かつて?子ども心ながらゴッドファーザーから学んだものと言えば…。ゴッドファーザーの中には、大人たちによる世の中の回し方の縮図がある。忠誠と裏切り、宣伝と耳打ち、全ては表と裏の世界。

ただし、われわれがこの作品を味わうには、マイケルの妻、ケイ・アダムスが本作でほのかな不安と不信を抱くように、彼らファミリーの非合法性から生まれる嫌悪といった乗り越えるべき高きハードルがある。

しかし、一作目にしてドン・ヴィトー・コルレオーネは、一族の未来を裏社会におけるドンから表社会における権力者へとイメージを転換させたいという希望を抱いている。裏社会に麻薬取引が蔓延り出した時点で、いわゆるギャング稼業の落日を予想していたのであろう(ヴィトーにはそんな天性の賢さがある)。

その期待を一身に背負うのは、次のパートで若きドンをつとめる次男マイケル・コルレオーネに他ならない。それゆえに病床のコルレオーネがトム・ヘイゲンからマイケルのソロッツォ殺害(犯罪に手を染めたこと)を知り落胆する表情がいたたまれない。果ては上院議員?大統領?ヴィトーは息子マイケルこそを表社会の権力者として育てることを目標にしていたのだから。ゴッドファーザーには、これまでの裏社会における血で血を洗う争いから合法的な権力へと向かおうとするベクトルが暗示されている。

2022/04/03

2022/04/03

85点

映画館/東京都/立川 CINEMA CITY/TWO 
字幕


やっぱりゴッドファーザーは面白い!

何回観ても、忘れているところがあって、新鮮にワクワクして観られる作品。マーロン・ブランドの存在感が圧倒的で、来週予定している、パート2のロバート・デ・ニーロを観るのが、とても楽しみになった。

2022/04/03

2022/04/03

80点

映画館/東京都/TOHOシネマズ錦糸町 
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劇場鑑賞3回目

何度見ても惹きつけられるアメリカンヤーさん映画です。
イタリアマフィアのファミリーの話は、自分にとってピンとくる内容ではないですが、ストーリー展開、シーン展開を飽きずにエンターテイメントとして約3時間ずっと観てられるところがいいのだと思います。