一番醜く恐ろしくおぞましいのは普通の人間である。
感染するとおそろしく凶暴になる感染症が蔓延したロンドン。ほぼ無人となり、電気水道交通等の都市インフラがストップしている。といいながら、途中で食料調達するスーパーは電気が煌々とついている。ま、それはどうでもいいや。
終盤、やっと辿り着いた軍隊の基地っぽいとこ。ここでの軍人というのが、最低の男どもで見ていてウンザリだし、男のイヤらしさを見せつけられて男として辛い。
主人公は黒人成人女性と白人少女とこの基地に逃げ込むのだが、隊長は女をよこせと要求するのである。
命の危険が迫ってる時に、『女をよこせ!』というのが男というものなんでしょうか?ちょっと理解できない。
愛する父親が一瞬で怪物=ゾンビ化してしまう。人間からゾンビに移行する刹那に娘に『愛している』と語りかける。
《新感染》の方がずっと感動的な描き方でした。
コレってちょっと汚いんです。まさしく《トレインスポッティング》の汚らしさに通じている。
感覚的に嫌いということかな。