見ているのか辛くなる、戦争の日常(^^;;反戦映画の傑作。
ユダヤ人というだけで無作為に殺される不条理、恐怖。そんなシーンが次々出てきて衝撃的だし見るのか辛いです。地面にうつ伏せにさせて後頭部を撃つ、車椅子ごと二階の窓から放り出す、戦争は人を狂気に狩り立てることが可視化されます。
終戦し、ドイツ軍が捕虜になるシーンで主人公を助けた将校が命乞いをするラストのエピソードも辛いです。被害者と加害者は簡単に入れ替わる。人が殺し合うこと、他人の自由を奪うこと、他人の生活を支配すること、全て間違っている。
ウクライナやガザのことを思わずにはいられない、静かな反戦映画です(^^;;