アリーテ姫

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アリーテ姫

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レビューの数

2

平均評点

71.1(14人)

観たひと

29

観たいひと

7

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / ファンタジー
製作国 日本
製作年 2001
公開年月日 2001/7/21
上映時間 105分
製作会社 アリーテ製作委員会(Beyond C=電通=小学館=IMAGICA=オメガ・プロジェクト)(制作 STUDIO 4℃)
配給 オメガ・エンタテインメント
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSR

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督片渕須直 
脚色片渕須直 
原作ダイアナ・コールス 
企画山下暉人 
高野力 
遠谷信幸 
田中栄子 
横濱豊行 
製作植田文郎 
福井政文 
千野毅彦 
桜井眞理美 
牛山拓二 
プロデューサー田中栄子 
キャラクター・デザイン森川聡子 
作画監督尾崎和孝 
動画監督梶谷睦子 
作画監督補浦谷千恵 
動画監督補渡辺恵子 
関口英樹 
韮塚沙絵 
美術監督西田稔 
美術田崎万里子 
野崎佳津 
青木稔 
海老沢一男 
渡辺由美 
金子正幸 
田中恭子 
菱山徹 
田中静恵 
伊奈淳子 
板倉佐賀子 
宮本清司 
松岡淑子 
石川山子 
音楽ディレクター水田大介 
音楽千住明 
音楽プロデューサー徳田裕彦 
兵頭秀樹 
会田昌克 
主題歌大貫妙子
(「金色の翼」)
オリガ
(「クラスノ・ソンツェ」)
音響監督早瀬博雪 
整音大石幸平 
サウンドデザイン西村睦広 
編集瀬山武司 
アソシエイトプロデューサー福山亮一 
制作担当吉田昌央 
特殊効果新林希文 
CGI監督笹川恵介 
色彩設定林亜揮子 
色指定補並木くみ子 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演(声)桑島法子 アリーテ姫
小山剛志 ボックス
高山みなみ アンプル
沼田祐介 グロベル
こおろぎさとみ 魔女
竹本英史 ダラボア
森訓久 金髪の騎士
陶山章央 少年ボックス
長澄高士 王様
石森達幸 老臣
麻生智久 老臣
高塚正也 老臣
永野善一 衛兵
小和田貢平 衛兵
進藤尚美 侍女
西松和彦 仕立て屋の親方
天神有海 仕立て屋の従弟
小谷伸子 仕立て屋の従弟
ナレーション佐々木優子 

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

自分の存在理由を見出せないでいたお姫様の冒険を描く長篇アニメーション。監督は、本作が劇場用作品初監督となる『この星のうえに』の片渕須直。ダイアナ・コールスによる原作を基に、片渕監督自らが脚色。声の出演に「アンパンマンとたのしい仲間たち/おむすびまんと夏まつり」の桑島法子。日本芸術文化振興会芸術団体活動基盤整備事業作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

中世。花婿となる男性が現れる日まで、無垢な身で居続ける為に城の塔に封印されているアリーテ姫は、しかし秘密の抜け穴から度々城下に抜け出しては、そこに暮らす人々の生活を覗き見、何の取り柄のない自分にも人並みに生きる資格があるのではないかと考えるようになっていた。ある日、アリーテ姫の婿選びが行われている城内に、千年の昔に滅び去った魔法使いの生き残りであるボックスが現れ、言葉巧みに彼女との結婚を重臣たちに承諾させた。さて、ボックスの城に連れて行かれたアリーテ姫だが、ボックスに魔法をかけられた上、そこでもまた地下牢に幽閉されてしまう。実は、ボックスは水晶占いの予言により、いつか訪れるであろう同族を待ち続ける為、その邪魔となる彼女を始末しようと企んでいたのだ。そんな絶望の淵にあっても、アリーテ姫は心の奥底では希望を失わなかった。やがて、ボックスはアリーテ姫を自分の前から永遠に葬るべく、彼女に3つの難題を課し、外の世界へ送り出す。こうして、図らずも自由を得たアリーテ姫。しかし、彼女はボックスの城下に戻り、ボックスに支配されている村人たちを彼の魔力から助け、またボックス自身の閉ざされた心をも解放してやる。そしてその後、自分の人生の意味を追求する旅に出るのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2002年5月上旬号

日本映画紹介/外国映画紹介:アリーテ姫

2001年8月上旬号

新作紹介:アリーテ姫

2001年7月下旬号

特別企画2 子供と映画館に行こう!:片渕須直監督(「アリーテ姫」) インタビュー

特別企画2 子供と映画館に行こう!:「アリーテ姫」作品評

2014/07/08

60点

選択しない 


大貫妙子さんから繋がった。
ジブリに近いと聞いてましたが
ワクワクせず。

2001/08/14

2013/04/16

76点

映画館/東京都/東京都写真美術館ホール 

 これは、「アリーテ姫の冒険」と言う児童文学を、宮崎駿監督の直弟子とも言える片淵須直監督がアニメ化したもの。
 原作は、”お姫様は白馬の王子様が現れるのをじっと待っていました”と言う、よくある童話のパターンに対するアンチテーゼとして書かれ、それ故、フェミニズムと言う点で語られる事が多かったのだが、映画は、その導入部こそフェミニズムっぽさを感じさせる(それは原作からして仕方のないことなのかもしれませんが)ものの、後半部は、人生の目的と、本当の自分探しと言う普遍的な物語を描きます。
 これは、決して子供向きではない、大人の心を揺さぶるテーマを抱いたファンタジーです。

 ある所に平和な王国がありました。
 お后を早くに亡くした王様は、お姫様を高い塔の上に住まわせ、世間から切り離して清らかなままに育て、王国を継ぐ、理想の婿殿を探すのでした・・・
 ・・・しかし、そのアリーテ姫は、軟禁状態の塔の中で本を読み漁っては知識を蓄え、こっそりと塔を抜け出しては城下町で庶民の暮らしぶりを観察したり、城の宝物殿に忍び込むような賢く、行動的な少女だった。
 城の奥で大事にされるより、表で自由に暮らし、世界の不思議をこの目で見たい、と言うアリーテ姫の願いを王も重臣たちも理解せず、「何かの呪い」とおののくばかり。 
 そんな時、魔法使いがやって来て、「姫の呪いを解く代わりに、自分の嫁に」と言う・・・

 アニメ製作は、「MEMORIES」のスタジオ4℃。
 さすがに作画レベルは高く、絵の方は殆ど文句ナシ。
 キャラクターは宮崎風と言うより、「世界名作劇場」風ですね。アリーテ姫のキャラクターは(特に後半)「アルプスの少女ハイジ」のハイジか「母を訪ねて三千里」のマルコのようでした。(^^;

 序盤、花婿候補の騎士たちの求婚を、アリーテが次々に論破していく辺りや、魔法使いの妻として、魔法によって自我を封じられ、地下室に幽閉されて部屋の掃除と刺繍をするだけのアリーテの姿に、原作が持っていたであろうフェミニズム色を感じます。
 しかし、この映画テーマであり、かつ、最大の魅力は、アリーテの人生に対する疑問、
 「人は多くのものを作り出して来た。自分の手は、何を生み出すことが出来るのだろうか?」
 そして、
 「自分とは何か、自分の生きる場所は何処か?」
 と言う事に対する回答を見つけ出す事、正にそこにあるのです。

 序盤から中盤まで、行動を縛られ、或いは魔法によって自我を喪っていたアリーテが、自我を取り戻し、自由を得てから、この映画は活き活きとし始めます。
 ここからのアリーテの行動は正に冒険、ここが最大の見所であり、クライマックスもここなのですが、そこに至るまでの過程に較べ、ここがちょっと呆気ない程に短かったのはちょっと残念。
 ラストを締める、「黄金の鷲」もカタルシスと言う点では少し弱かった感じです。

 しかし、
 「本当の魔法は、人が成し得た事、そして、それを生み出した人の手、人の心」
 そして、
 「人が人として生きるのは、人の間。だから人間なのだ」
 と言う、アリーテが旅の先に辿り着いた結論には感動しました。