映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲

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映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲

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レビューの数

71

平均評点

81.7(683人)

観たひと

1212

観たいひと

39

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / コメディ / ファミリー
製作国 日本
製作年 2001
公開年月日 2001/4/21
上映時間 89分
製作会社 シンエイ動画=テレビ朝日=ASATSU-DK
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督原恵一 
演出水島努 
脚本原恵一 
原作臼井儀人 
チーフプロデューサー茂木仁史 
太田賢司 
生田英隆 
プロデューサー山川順市 
和田やすし 
福吉健 
絵コンテ原恵一 
水島努 
キャラクター・デザイン末吉裕一郎 
原勝徳 
作画監督原勝徳 
堤のりゆき 
間々田益男 
撮影監督梅田俊之 
美術古賀徹 
清水としゆき 
音楽荒川敏行 
浜口史郎 
主題歌LADY Q
(「ダメダメのうた」)
こばやしさちこ
(「元気でいてね」)
録音大熊昭 
1stミキサー田中章喜 
2ndミキサー大城久典 
効果松田昭彦 
原田敦 
編集岡安肇 
演出補佐パクキョンスン 
特殊効果前川孝 
CGIつつみのりゆき 
色彩設計野中幸子 
ねんどアニメ石田卓也 
1stアシスタントミキサー田口信孝 
2ndアシスタントミキサー内山敬章 
山本寿 
金子俊也 
辻誠 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演(声)矢島晶子 野原しんのすけ
ならはしみき 野原みさえ
藤原啓治 野原ひろし
こおろぎさとみ 野原ひまわり
津嘉山正種 ケン
小林愛 チャコ
真柴摩利 風間くん
林玉緒 ネネちゃん
一龍斎貞友 マサオくん
佐藤智恵 ボーちゃん
納谷六朗 園長先生
三田ゆう子 子供時代のひろし
松尾銀三 銀之助
北川智繪 つる
関根勤 TVの声
小堺一機 TVの声
滝沢ロコ 副園長
高田由美 よしなが先生
富沢美智恵 まつざか先生
三石琴乃 上尾先生
京田尚子 本屋店長
稀代桜子 中村
鈴木れい子 隣のおばさん
玉川紗己子 風間ママ
萩森じゅん子 ネネママ
大塚智子 マサオママ
茶風林 団羅座也
神奈延年 ヒーローSUN
江川央生 怪獣役者
岡野浩介 酒屋
大西健晴 肉屋
鈴村健一 ソバ屋
児島ちはる 魚屋
池本小百合 アナウンサー
宇和川恵美 受付
工藤香子 案内係
伊藤健太郎 隊員

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

お馴染み嵐を呼ぶ幼稚園児・しんちゃんと、20世紀へ時間を逆戻りさせようとする組織との戦いを描いた長篇ギャグ・アニメーションのシリーズ第9弾。監督は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」の原恵一。臼井儀人の原作を下敷きに、原監督自身が脚本を執筆。撮影監督に「ドラえもん のび太と翼の勇者たち」の梅田俊之があたっている。声の出演に、「ああっ女神さまっ AH! MY GODDESS」の矢島晶子、「どら平太」の津嘉山正種ら。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

“20世紀博”というテーマパークにハマっていたひろしとみさえが、大人であることを放棄ししんのすけとひまわりの前から姿を消した。いや、ひろしとみさえばかりではない、春日部中の大人たちがいなくなってしまったのだ。そしてその夜、ラジオから“イエスタディワンスモア”と名乗る組織のリーダーであるケンとチャコが、見捨てられた子供たちに投降するよう呼びかけてきた。実はケンたちは、21世紀=未来に希望を持てなくなった大人たちを洗脳し、大人だけの楽園“オトナ帝国”建設を企んでいたのだ。このままでは、未来がなくなってしまう!しんちゃんを初めとするカスカベ防衛隊は、ケンたちの計画から大人たちと自分たちの未来を取り戻すべく20世紀博へ乗り込むと、“20世紀の匂い”にどっぷり浸かり童心に帰っていたひろしとみさえを“ひろしの強烈な靴下の匂い”で洗脳から目覚めさせ、家族一同力を合わせてケンの計画を阻止してみせる。こうして、未来はしんちゃんたち子供の手に託されることとなり、春日部の町にも平和が戻るのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2012年4月上旬号

3.11、あの日を経て/旧作を見る、旧作に見出す:「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」 失った「匂い」、溜め込んだ「心の垢」

2001年6月上旬号

劇場公開映画批評:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲

2001年4月下旬号

新作紹介:映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

2024/05/01

2024/05/01

88点

選択しない 


しんちゃんを観て泣くとは

子どもに戻ってしまったひろしが、大人に戻る時の己の今までの人生を回想する場面を観るとコチラまで感慨深くなり、泣いてしまう。今まで3〜4回この作品を観ているが、その度なので、もう条件反射化して"パブロフの犬”状態。どんなに転んでもタワーを登るしんちゃんの健気さも同様。それでいて「オマタ、キュンとなった?」で笑わせる。 
 しんちゃんの映画という枠の中で、ここまでエンタメに優れた原恵一監督は凄い。

2024/03/13

2024/03/17

32点

購入/DVD 


すみれの花時計

 先日、『ボーはおそれている』を鑑賞したので、ボーちゃんの登場する映画を!と、手に取ったクレしん劇場版。
 劇場版のしんちゃんは傑作が多いと噂には聞いていたが、これが初クレしん映画。

 2001年、21世紀スタートの年公開の作品で、20世紀を思う作品。
 古き良き懐かしい時代の匂いで、子供に還った大人達は、子供を捨て、20世紀博覧会の虜になってしまう。
 しんちゃん達が頑張って、日常を取り戻す流れ。
 これはこれで、真剣に構成すれば、SFめいた作品にもなりうる構造にも思うが、若干のクレしんナイズと、劇場版の「感動」を捩じ込む演出に、テーマも霞んだ印象。

 TVアニメの劇場版ってこんなんだよな…って作品。
 むかしの良かったあたりって、テレビでオッバイがいっぱい見られたことぐらいな気もするが、勿論、そんな描写はない。 

2023/08/24

2023/08/26

60点

テレビ/有料放送/WOWOW 


新しい見方

無理矢理開催の東京五輪に無理筋が見え隠れしている新大阪万博。この二つを目の当たりにした時に本作を観ると、本作の悪であるイエスタデー・ワンス・モアの指導者二人が昭和の巨大イベントの成功体験に捕らわれている今の日本の政財官の古い体質そのものに見えてくる。
今の日本政財官に対するしんちゃんはいない。本作の風刺に打ちのめされた。

2001/05/01

2023/08/16

90点

映画館/神奈川県/ワーナー・マイカル・シネマズつきみ野 


2001年の劇場公開時の採点

採点のみで、レビューはナシ。失礼。

2023/08/07

2023/08/07

70点

選択しない 


60年代の世界に止まろうとするケンとチャコと、今を生きるしんちゃんの対比が鮮やかだ。過去に留まることは生きることを拒否することと同じだと、力の限り階段を駆け上がるしんちゃんを見て思った。
ひろしの回想シーンに人生を見た。つまり陰と陽の繰り返しだよなあ、と

津嘉山正種はさすがの美声だし、チャコ役の小林愛が、声だけでシーンの空気を変えるほど素晴らしい。

2023/05/03

95点

選択しない 


アニメ劇場版映画の名作

ドラえもん、クレしん、コナン等レギュラーテレビアニメの劇場版シリーズの中ではトップクラスの感動だと思う。前半のギャグパートが受け付けない人もいるとは思うが、懐かしさが大人たちを洗脳していく、ノスタルジーに飲み込まれる設定は誰もが共感できる設定だと思う。懐かしいとなんで嬉しいのか、言葉では言い表せない不思議な気持ち、そもそも自分が小学校の頃に見たクレしん映画だったこともありオトナ帝国の映画自体からも、もはやノスタルジーを感じる。だけどこの映画がすごいのは懐かしいで終わらないこと。未来に進むためにはノスタルジーを振り切っていかなければいけない。子ども向け映画だからこそできる子どもとオトナの構図が見事だった。