サイダーハウス・ルール

さいだーはうするーる|The Cider House Rules|The Cider House Rules

サイダーハウス・ルール

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レビューの数

44

平均評点

76.5(388人)

観たひと

699

観たいひと

49

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1999
公開年月日 2000/7/1
上映時間 126分
製作会社 フィルム・コロニー作品(ミラマックス・フィルムズ提供)
配給 アスミック・エース エンタテインメント配給(アスミック・エース エンタテインメント=テレビ東京=角川書店提供)
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

孤児院で育った青年の成長を描くヒューマンドラマ。監督は「愛に迷った時」のラッセ・ハルストレム。原作はジョン・アーヴィングの同名小説(文春文庫刊)で、脚本も本人が担当。撮影は「私の愛情の対象」のオリヴァー・ステイプルトン。音楽は「カーラの結婚宣言」のレイチェル・ポートマン。出演は「カラー・オブ・ハート」のトビー・マグァイア、「リトル・ヴォイス」のマイケル・ケイン、「レインディア・ゲーム」のシャーリーズ・セロン、「ロミオ・マスト・ダイ」のデルロイ・リンドほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

メイン州ニューイングランド。ホーマー(トビー・マグァイア)はセント・クラウズの孤児院で生まれ育った。親代わりのラーチ院長(マイケル・ケイン)の仕事である助産と当時は禁止されていた堕胎の仕事を手伝う彼だが、やがて自身の将来に不安を抱き始める。ある日、ホーマーは手術に訪れた若い女性キャンディ(シャーリーズ・セロン)とその恋人の軍人ウォリー(ポール・ラッド)と共に孤児院を飛び出した。彼はウォリーの誘いで彼の母親オリーヴが経営するリンゴ園で働き、収穫人たちの宿舎サイダーハウスで暮らし始めた。収穫作業のボス、ミスター・ローズ(デルロイ・リンド)は様々なルールをホーマーに教えた。リンゴ園での生活にも慣れた頃、ウォリーは再び戦地へ戻り、キャンディは寂しさを紛らわせるためにウォリーを遊びに連れ出す。キャンディは純粋なホーマーに好意を抱き、ホーマーもまた彼女に初めての恋をし、ふたりは結ばれた。こうして1年が過ぎ、カリフォルニアに移動していたミスター・ローズらが戻ってきたが、彼の娘ローズ・ローズ(エリカ・バドゥ)は妊娠していた。ホーマーは彼女に力を貸してやると励ます。そんな折り、ウォリーが戦地から帰還するという知らせが入る。かくしてホーマーは新たな人生において重要な決断を迫られるのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2000年8月下旬夏の特大号

外国映画紹介:サイダーハウス・ルール

2000年8月上旬号

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劇場公開映画批評:サイダーハウス・ルール

2000年7月上旬夏の特別号

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2023/03/09

2023/03/09

-点

VOD 


医師親子の愛情の事業承継

親元にいると反抗してしまい。期待された医師の跡継ぎは捨てて外の世界へ向かっていく。悪戦苦闘、苦労の末医術の必要性を強く感じて親元に復帰する。2000年公開キネマ旬報ベストテン第11位。日記作家ジョンアービングの原作。

2023/01/02

2023/01/02

84点

VOD 


音楽がいい。
何回も観たいというより、何年かに一回観たい。
田舎で、昔の時代で素朴な暮らしの中での青年の変化。

2022/12/04

2022/12/04

85点

VOD/NETFLIX 
字幕


素直に好きな映画です

前半は孤児院が舞台ということもあり水木杏子原作の漫画「キャンディ・キャンディ」を思い出しました。

トビー・マグワイアがローズ・ローズに堕胎手術を施したあとシャーリーズ・セロンに別れを告げる流れは本作の白眉でした。誰かに決められたルールを自分自身のルールに書き変えた青年の純粋な成長譚として受けとめました。

個人的にトビー・マグワイアは今ひとつでしたが、青春の切なさを描ききった本作の世界観は素直に好みです。

2022/11/24

60点

選択しない 


後ろめたいことは「成り行き任せ」と言い訳…😳

こういうタイプは良作が多い印象だけど、結局何にフォーカスしてるのかよく分からなかった…😳

2022/07/16

2022/07/16

70点

選択しない 


孤児院育ちのホーマー。孤児院の院長と産婦人科医を兼務し、違法だが堕胎手術も行い、人に役立つ人生をホーマーに強く望んでいる。
ホーマーは孤児院の外の世界への憧れや、将来への希望を見出すために、リンゴ農場へ。
キャンディとの出会い、ローズローズの堕胎手術、ミスターローズの死など短い時間で、みるみる成長していくホーマーが印象的。

親以上の事をしてくれたラーチ院長の懐の深さに感動。
子供の可能性を広げてあげるのは、大人の大事な役目。

2022/06/25

2022/06/25

79点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/PC 
字幕


自分の場所

ネタバレ

 久しぶりにラッセ・ハルストレムの作品を観る。これは前にも観ているけれども。

 前半より、後半が良かった気がする。

  ホーマー(トビー・マグワイア)、ウォリー(ポール・ラッド)、キャンディ(シャーリーズ・セロン)の3人の関係が、運命に翻弄されるように絡まって行くけれども、ドロドロにならずに、それぞれ着地する。そういうサラリとした所が良かったし、原作と脚本のジョン・アーヴィングらしい所かもしれない。

 ホーマーが、サイダーハウスで働くローズを中絶手術によって救い、ラーチ医師(マイケル・ケイン)の後任として孤児院に戻る決心をする所が圧巻だった。

 ホーマーは、皆が引き取り手を待つ孤児院で、運命からか、引き取り手のなかったという、過酷な人生だった。けれども、育ての親である、ラーチ医師の技術を受け継ぎ、彼の元を飛び出しながらも、彼の意志を継ぐことになるのが、やはり、自分の場所を見つけたんだろうと思う。

 しかし、ローズのような、中絶手術がどうしても必要な人もいる筈なのに、今アメリカでは、堕胎(中絶)手術が違法になるかもしれないのは、時代に逆行しているのではないかと思う。