色々な意味でSF&アクション映画の礎となった作品だと思います。 弾丸をスローモーションで避けるシーンなんか、アクション映画の定番に成りましたし、TVのお笑い系でも度々目にしましたね。 「バレットタイム」という技術なんだそうですが、20年以上経った今見直してみても、ワクワクする映像だったと思います。 なんでもアニメの様な実写映画を作ることが目的だったようで、生身の人間のワイヤーアクションやカメラアングルだけでは解決できない部分で、SFXや新しいアイデアをねじり込んで完成させた根性作品の様です。 カメラ120台って、どんだけ~と思いました。 メイキングを観ると手書きや印刷の背景が結構使われていて、その点でも驚きが有りました。
また、日本を強く意識している様で、モニターを流れる裏文字カタカナは他国の方が見たら不思議な文字に見えるんだろうなと思いました。 物語の方も深く考えると結構ゾッとしますが、軽く流せば仮想空間を現実世界の反乱軍が救世主を迎えて制圧するってお話ですが、単純にNeo vs スミスのお話で終わっています。 トリニティーとNeoの恋バナは少々唐突過ぎた様にも感じましたが、エピローグも含め、次回作に乞うご期待といった所でしょうか。