てなもんや商社 萬福貿易会社

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てなもんや商社 萬福貿易会社

レビューの数

3

平均評点

67.7(20人)

観たひと

30

観たいひと

5

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1998
公開年月日 1998/5/16
上映時間 97分
製作会社 松竹=フジテレビジョン作品(製作協力*大船撮影所)
配給 松竹
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督本木克英 
脚色榎祐平 
原作谷崎光
(「中国てなもんや商社」)
製作宮原哲雄 
久板順一朗 
撮影長沼六男 
美術太田喜久男 
装飾岸田洋治 
音楽マスター・マインド・バチブズク・バンド 
音楽プロデューサー高石真美 
主題歌U‐la‐la
(「夢は・まだ」)
録音岸田和美 
照明吉角荘介 
編集川瀬功 
衣裳坂本幸恵 
大瀬真由美 
野中美穂 
スタイリスト村井緑 
助監督桜井宏明 
スクリプター桜木光子 
スチール中原一彦 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演小林聡美 ひかり
渡辺謙 王課長
チョンコウナン 李さん
香川照之 菅野先輩
柴俊夫 岩田部長
田中邦衛 ひかりの父
波乃久里子 ひかりの母
鶴田忍 谷部長
金田明夫 土田課長
柴田理恵 たまご
桃井かおり 王課長の奥さん

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

現代っ子OLが、就職した中国との貿易会社の仕事を通じて逞しく成長していく姿を描いた青春コメディ。監督は本作品が初監督作となる本木克英。谷崎光の原作を、榎祐平が脚色。撮影を「虹をつかむ男 南国奮斗篇」の長沼六男が担当している。主演は「ゴジラVSモスラ」の小林聡美。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1987年。就職なんて結婚までの腰掛けと高をくくっていたひかりは、面接22社目にしてやっと内定をもらった「萬福中国貿易会社」で働くことになった。営業部に配属になった彼女は、早速、華僑の王課長の下で中国の工場から送られてくる商品のチェックをするようになる。だが、到着した品物はいい加減な作りのものばかり。しかも、納期も平気で守らない中国側の仕事ぶりに泣きたいやら呆れるやら憤慨するやら。そんなある日、ひかりは王課長と共に突然の中国出張を命じられる。アパレル業社のお得意さんを連れての、現地検品を兼ねた接待だ。ところが一通りの接待が済むと、王課長は検品の仕事をひかりに任せて、お得意さんと一緒に上海へ遊びに行ってしまったのである。一人残されたひかりは、中国の公司代表の李さんと工場へ商品の検品へと赴くことに。しかし、あの手この手で検品をはぐらかそうとする工場長連中に、ペーペーのひかりは翻弄されっぱなし。頼みの綱の李さんも、のらりくらりとして頼りにならない。結局、自分で頑張るしかないと悟ったひかりは、意地になって仕事を遂行しようとする。しかし、広大な中国大陸の中にあって、彼女はそんな細かなことに振り回される自分の姿が、やけにちっぽけに見えてきてしまうのだった--。それから数年後、萬福貿易商社にはすっかり一人前に仕事をこなすひかりの姿があった。もう、中国へ出張に出かけても、堂々と渡り歩く度量もついた。そんなある日、彼女は出張先で李さんと再会する。公司の仕事を辞め、夢である会社設立を現実にした李さんは、ひかりに尋ねた。「あなたの夢はなんですか」その質問に即答できなかったひかりは、帰国後、いつか自分の夢を持てるような仕事を見つけようと心に誓うのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1998年8月上旬号

日本映画紹介:てなもんや商社

1998年5月下旬号

KINEJUN CRITIQUES:てなもんや商社

KINEJUN CRITIQUES:てなもんや商社 本木克英監督 インタビュー

COMING SOON【新作紹介】:てなもんや商社

2014/08/19

2014/11/19

62点

レンタル/DVD 


心当たりのある中国との業務。

心当たりがあります。
中国との仕事はただただ感性の違いをどうやって埋めていくかで奔走してしまい、やりたいことの半分しか出来ないこと。
私の場合は香港だったからまだ良い方だったのかも知れません。
この作品で中国の暴虐無尽さを誇張してるような画き方をしてますが、これが事実だということも理解できる。
ある意味生活その物がお笑い映画になり得る中国。
また、この主演は小林聡美。彼女の重きを背負わない質故になりたった作品であったと思います。

2014/10/09

2014/10/13

70点

映画館/宮城県/フォーラム仙台 


中国と日本のギャップが楽しめます

 1998年の映画。就職活動でどこにも引っかからなかったひかりは、中国との貿易商社満腹貿易に就職できた。楽しいOL生活からいい男を捕まえて結婚をと考えていたが、そうはいかなかった。華僑の王課長の下で中国から送られてくる商品のチェックや整頓、そして中国の工場との応対を行うようになる。中国側は納期は守らず仕上げもいい加減、材料も紛失したりと応対に追われていた。王課長とともに中国へ出張し工場で検品をしたり接待を受けたりもした。先輩の主任は中国へ転勤、数年後ひかりも主任となり中国側と堂々と渡り合えるほどとなる。
 本木監督の映画初監督作品で、小林聡美主演のコメディです。今となっては豪華キャストで渡辺謙や香川照之らが共演。管理されていない中国と管理を期待する日本のギャップが楽しめます。現在では中国側の体制も変わって随分と管理されるようになっているようですが、当時としてはこういうことが日常茶飯事だったのでしょう。わかい小林聡美の力いっぱいの演技も楽しめます。本木監督のトークでわかったのですが、通常では撮影できないような天安門前や田舎の街の情景も楽しめました。ひかりの家族の描写がなぜ挿入されるのか当初はわかりませんでしたが、終盤になって家庭と会社との対比として重要であったようです。面白かった。

1998/05/28

2013/06/24

50点

映画館/大阪府 


本木克英

1998年5月28日に鑑賞。大阪・新世界シネ・フェスタ4にて。

小林聡美はいいが・・・。