恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ

こいのゆくえふぁびゅらすべいかーぼーいず|The Fabulous Baker Boys|----

恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ

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レビューの数

38

平均評点

74.0(222人)

観たひと

373

観たいひと

13

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 1989
公開年月日 1990/9/8
上映時間 109分
製作会社 ミラージュ・プロ作品
配給 ギャガ・コミュニケーションズ
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

シアトルのナイトクラブを舞台に、しがないピアノ弾きの兄弟と1人の女性シンガーの織りなす恋のゆくえを描くロマンチック・ストーリー。エグゼクティヴ・プロデューサーはシドニー・ポラック、製作はポーラ・ワインスタイン、マーク・ローゼンバーグの共同。監督・脚本はこれがデビューのスティーヴ・クローヴス、撮影はミハエル・バルハウス、音楽はデイヴ・グルーシンが担当。出演はミシェル・ファイファー、ジェフ・ブリッジス、ボー・ブリッジスほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャック(ジェフ・ブリッジス)とフランク(ボー・ブリッジス)のベイカー兄弟は“ザ・ファビュラス・ベイカー・ボーイズ”というデュオを組むジャズ・ピアニストである。弟のジャックはかつての栄光が忘れられず酒びたりの日々。そんな弟を心配した兄フランクは、女性ヴォーカリストを加え“ベイカー・ボーイズ”を立て直すことを提案、募集広告を出す。オーディションの日、彼らの前に現れたのはスージー(ミシェル・ファイファー)である。フランクは彼女の気障でハスッパな感じが気に入らず文句を言うが、ジャックは彼女の歌に魅かれ、ジャックのピアノとスージーの歌はやがて美しいハーモニーを奏で始める。スージーを加えた“ベイカー・ボーイズ”の音楽は観客を魅了し、人気を取り戻す。そしてジャックとスージーはやがて恋におちていくのだった。だが、プライドの高いスージーには屈折したジャックの心情を理解することができず・「負け犬」とジャックを罵り、去ってしまう。“ベイカー・ボーイズ”は解散に追い込まれ、兄弟さえもばらばらになってしまう。失意のどん底の中、それでもジャックは音楽に対する情熱だけは失うことがなかった。そしてついに自分にとって一番大切な事は何か、本当に大切な人は誰なのかを発見し、フランクとスージーのもとへ再び向かって行く。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1990年10月下旬号

外国映画批評:恋のゆくえ

1990年9月下旬号

特集 恋のゆくえ:評論

外国映画紹介:恋のゆくえ

1990年8月下旬号

グラビア:恋のゆくえ

特集 恋のゆくえ:作品論

特集 恋のゆくえ:ミッシェル・ファイファーについて

特集 恋のゆくえ:エッセイ

1990年6月上旬号

試写室:ファビュラス・ベイカー・ボーイズ

2023/07/29

2023/07/29

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


恋よりむしろ「兄弟のゆくえ」

1990年度キネマ旬報ベスト・テン9位
読者選出ベスト・テン8位の作品。

ホテルのステージで演奏する仕事をしている兄弟が、
人気を得る為に女性ボーカリストを採用する事から始まる話。

弟の方が天才肌だが、ピアノ以外の事は女性関係をはじめルーズで上手く出来ず、
兄は堅実な性格で妻子も居て、落ちぶれた弟に定職を与えてマネージャーの役割もしているという関係。

演じるのがボー&ジェフのブリッジス兄弟で、
弟のジェフの方が俳優として脚光を浴びているという現実とも重なるのが面白い。

ストーリーをザックリ言えば「迷いがある弟の居場所探し」で、
弟が実質的に主役で、彼に最も影響を及ぼす約なのが兄。

そうなると、ミシェル・ファイファー演じる歌手の役の意味が解りづらいが、
例えれば「触媒」みたいな感じで、
直接は関わらないけど、
存在する事で兄弟の関係の化学反応を進める役割か?

そんな、人物の設定と、それに基づいたドラマは、
上手く出来ていた。

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でも、上記の通りだと、
原題の"The Fabulous Baker Boys"に、
日本で「恋のゆくえ」を付け加えた邦題は、
「恋愛映画っぽいタイトルで観客を騙してヒットさせる事が第一
タイトルが内容に合っているかは二の次」
の悪い印象を感じる。

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【基本情報の訂正】
KINENOTEでは上映時間が108分となっているが、
キネ旬の1990年度の決算号では118分
IMDbでは114分
WOWOW放映版の実測値も114分

2023/03/15

2023/03/15

74点

テレビ/無料放送/その他 
吹替


おしゃれ・・

いいねぇ、おしゃれでホント大人の映画。こういった映画は、ウイスキーを片手に見たいものだと思う。ピアノの音楽が素晴らしかった。

2023/03/08

2023/03/08

80点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 
字幕


この音楽はジャズ以外に選択はない。 オープニングクレジットの音楽が流れ出した瞬間に心は持っていかれました。 109分の佳作。

口当たりが良く、シーンの繋ぎがスムースでとても観やすいです。
気持ちの良い省略。

三人の芝居は大人の余裕を発揮してとても心地良いです。
台詞を受けた時の表情、人生を突き放したような主人公の気怠いオーラが哀しみを湛えています。
なりたい自分とは違う自分自身を十分わかっている。

悲しい現実を抱えている少女が梯子を降りてやってくる。上手い人物設定。犬と共に良いアクセントになっています。

優しいお兄さんの家族の登場を消し、彼女の背景も語らず、三人の話に焦点を絞ったのが成功しました。

ドラッグや酒に溺れているわけでもなく三者三様に別々の道を歩んで行く。夢見る頃を過ぎても出会いと別れは甘く切なくほろ苦い。ピアノ・ディオと女性ボーカルグループの音楽が心に沁みました。

大人の都会の夜にはジャズがよく似合います。
リラックス効果のある良い作品でした。
キネ旬「グッドフェローズ」と同率で9位も頷けます。

余談ですが
ウィスキーを注ぐ音が美味しそう。

2023/02/07

2023/02/07

78点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


また観た

おしゃれな大人の映画だ。ミシェル・ファイファーがいい。

2022/10/16

2022/10/16

60点

選択しない 
吹替


ミシェル・ファイファーがいい

夢を追う人々が途中で諍いを経ながらも夢に近づいて、だけど自分の本心は抑えきれなくて、みたいな展開はよくある感じで、「このまま甘々なハッピーエンドかあ」と思っていたらちょっと苦みが入るエンディングに驚かされて、いい感じ。

ミシェルが蓮っ葉でツンデレでいい。

興行主が「腕時計をTIMEXからSEIKOに変えていた」というのもセリフ80年代末な感じでいい。

エンディングでサックスのソロが前に出過ぎていたのはいまいち。この頃はこういう曲が多かったですね。せっかくのピアノジャズ多めだったのにちょっと残念。

2022/03/17

2022/03/18

79点

テレビ/無料放送 
字幕


とてもよくできている

久しぶりに見たが前に見た時よりも印象が良い
全体にさりげないが、間といい、セリフといい、音楽といい、計算されている
ただしやはり最後はさりげなすぎて記憶に残らない かっこよすぎか
ミッシェルファイファーも当時はそれほどと思っていたが
今見るととても良い 歌も悪くない
ジェフブリッジスのラストショー以来主役級なのに地味な個性が映画に合う
副題の「恋のゆくえ」は全く不要、いただけない 見る気をなくす