恋におちて

こいにおちて|Falling in Love|----

恋におちて

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レビューの数

46

平均評点

68.6(317人)

観たひと

556

観たいひと

39

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1984
公開年月日 1985/3/21
上映時間 106分
製作会社 ユニヴァーサル作品
配給 ユニヴァーサル映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ニューヨークを舞台に互いに夫、妻をもつ男女の愛を描く。製作はマーヴィン・ワース、監督は「告白」のウール・グロスバード、脚本はマイケル・クリストファー、撮影はピーター・サシツキー、音楽はデーヴ・グルーシン、編集はマイケル・カーンが担当。出演はロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープ、ハーヴェイ・カイテル、ジェーン・カツマレク、ジョージ・マーティンなど。日本版字幕は戸田奈津子。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1984年作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ニューヨーク郊外のウエストチェスターから通勤者たちを乗せた満員の列車に、モリー・ギルモア(メリル・ストリープ)がアーズレイ駅から乗り合わせていた。もう1人、フランク・ラフティス(ロバート・デ・ニーロ)が、ダブス・フェリー駅から乗った。モリーはグラフィック・アーチストで、重病に瀕している父のジョン(ジョージ・マーティン)を看病するために、マンハッタンに通っていた。夫のブライアン(デイヴィッド・クレノン)は医者として成功していたが、モリーとの夫婦生活は順調とはいえない。一方、フランクは建築技師で、妻のアン(ジェーン・カツマレク)と息子たち(ウィリー・アール、ジェシー・ブラッドフィード)に対して変わらぬ愛情を捧げていた。通勤電車が、グランド・セントラル駅に到着し、フランクもモリーも、それぞれの目的を終えると、クリスマス・プレゼントを買うために有名なリゾート書店に足を向けた。買物を終えた2人は身体がぶつかり、買物包を床にまき散らしてしまった。お互いの包みを拾って、笑いながら別れた二人だったが、家に帰って包みを開いて、それが相手のものであることに気づいた。モリーとフランクは、通勤電車の中で、偶然に再会した。クリスマスの時のヘマを互いに笑う2人。そのまま別れたが、互いに心に残るものを感じていた。その夜、ウエストチェスターへ帰る通勤列車の中で、フランクはモリーを探し回り、ようやく彼女を見つけ、これからは、いつも同じ列車に乗ろうと提案した。翌日も朝の列車で乗り合わせた2人は、ランチもいっしょに食べることになった。それからというもの、2人はデートを重ねた。しかし、あくまで精神的なもので、お互いの身の上話しなどが中心であった。やがて、2人の想いは、だんだん抑えきれないものになっていった。フランクはテキサス州のヒューストンに1年間出張する仕事を依頼され迷っていた。モリーは、父親の病状も夫との家庭生活も悪化していた。そんな中、フランクは、2人のためにマンハッタンにアパートを借りた。しかし、モリーは、フランクと体を重ねることができない。2人は押し黙ったまま家路についた。その日、モリーは、父の死の知らせを聞いた。一方、アンは、フランクのよそよそしい態度に感づき、問い正した。モリーとの関係を白状すると、アンは、フランクのもとを去った。フランクがヒューストンに立つ日、モリーに電話するが、夫のブライアンが阻み、フランクは1人で出発する。それから1年、またクリスマスの季節がやってきた。運命に操られるかのように、2人は、あのリゾート書店で再会するのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1985年5月下旬号

外国映画紹介:恋におちて

1985年4月上旬号

外国映画批評:恋におちて

1985年3月下旬号

グラビア:恋におちて

特集 恋におちて ウール・グロスバード監督作品:座談会 杉浦孝昭・八坂裕子・和久本みさ子

1985年3月上旬号

試写室:恋におちて

2014/04/02

2025/01/15

65点

テレビ/無料放送/BS-TBS 
字幕


二人に眼が行くが、デイブ・グルーシンを聴くという手もある。

ネタバレ

恋愛映画はマーケットの需要を満たすだけでなく、大ヒットを生み出す可能性が開けている。80年代に
古典的な不倫恋愛映画を制作することに、そんな皮算用があったのか判らないが、キャスティングには
大いにやる気が見えている。大物ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープの両主演だ。どうやって口説けば
実現したのだろうか。やはり古典的名作「逢いびき」に迫り、凌駕する作品に、と持ちかけたのかな。21
世紀の映画研究学生が80年代を勉強する時に、このキャスティングだけでピックアップすることは確実。

クルマ社会のアメリカだが、出会いを求めると不特定多数が乗車する列車にはかなわない。建築関係の
フランク(ロバート・デ・ニーロ)と終末期の父を見舞うためにマンハッタンに向かうモリー(メリル・ストリープ)
は列車に同乗し、グランド・セントラル駅で降車。二人は賑わう書店で、買い物袋を落としていまい、互いの
本を間違えて持ち帰る。これが最初のきっかけ。妙に印象に残った二人は、列車で再会した時に会話を
交わす。ここから一気に進む。
フランクは二人の息子と妻の普通の家庭。モリーは夫との二人暮らしだが、すきま風もある。ただ不倫愛に
傾斜するスピードは一緒。そのまま肉体関係に及ぶところ、モリーは目が覚めたように不倫関係を否定する。
つまりこの恋愛映画は一度破局する。
映画の第二章が苦心のところ。フランクの家庭は崩壊。モリーの父はなくなり、夫とも別れる。不倫の代償か、
かなりきつい第二章。しかし時が流れて、二人は書店で再会する…。

携帯電話のない時代の恋愛、しかも不倫はいかに難しいかがよくわかる。二人の芝居は上手いのだが、
頭で判って、なぜそうなるの、という意外性は感じない。
デイブ・グルーシンのテーマ曲が都会的で素晴らしい。ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープの恋愛映画
という脂っこい感じを絶妙に中和している。

2024/11/13

2024/11/13

59点

テレビ/無料放送/J:COM BS 
字幕


う~ん、共感できない

若かりし頃見た。有名な作品なのだが、共感できなかった記憶がある。
40年程して又見たが、同じ感想。
家庭に不満があるように思えないデ・ニーロが、何故メリル・ストリープに声をかけたのか?
お互いの家庭が壊れるのはあたりまえなのに。

2024/10/29

2024/10/29

-点

テレビ/無料放送/J:COM BS 
字幕


本屋さん

ネタバレ

ガーデニングの本 セーリングの本 セーター
雨降る夜の踏切 父の葬儀で錯乱 同じ電車
ダイアン・ウィーストさん!大好きです

2022/09/14

2022/09/14

71点

テレビ/有料放送/ザ・シネマ 
字幕


シンプルにまとめあげた

ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープの共演。
大きな本屋で出会った二人が偶然を重ねて同じ電車に乗り合わせる。
それを何回も繰り返すうちに、乗る電車の発車時刻を待ち合わせ時間にする。

不倫劇としてはそんなに大袈裟に描かれているわけでもなく、クリスマスという背景があるだけに物語はしっとりとしているほうだ。

2022/06/07

2022/06/09

80点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


恋する気持ちは止められない

いい大人で、お互い家族もいて、でも好きになる気持ちは止められない。着ていく服を気にして、どんどん綺麗になっていくメリル・ストリープ。何となくおかしいと妻に感づかれ、好きな女性がいるが何にもなかったと答え、その方がもっとひどいとなじられるロバート・デニーロ。キスして抱き合っても、最後には踏みとどまってしまう真面目な2人。
2人の恋心はとても純粋でせつなく、よ~くわかるのだが、それぞれの妻、夫のそれはないだろうの気持ちもわかる。
最後はハッピーエンドなのか???
書店でバッタリ会って、やっぱりさようなら、もう振り向かない
が良かったのでは。

2021/07/07

70点

選択しない 


「マディソン郡の橋」のプラトニック版

ネタバレ

ドラマ映画の中では、不倫は純愛に次いで多いテーマであるので、どこかで見たようなシーンが多く、特に目新しさはなかった。
いちばん似てるのは「マディソン郡の橋」と思う。ただ、こちらは結局は肉体関係はなかったので、「マディソン郡の橋」のプラトニック版かな。
しかもこちらは最終的に不倫が成就するエンディングと言う極めて異例のパターンかもしれない。男のほうは妻と別居しており、女の方は、はっきりと言わなかったが夫とは既に冷め切っているか、別れているような印象を受けた。そうなると、不倫というより、正々堂々と恋愛しても良い状態とも言えなくもない。
ただ、やはり女の方がはっきりとフリーの身であると言わなかった事は、まだ恋愛には後ろめたさがある状態であったことも考えられる。個人的には、女の方が「あの後、主人と別れたの」と言ったほうが、明らかなハッピーエンドになったので、よかったのではないかと思う。
<印象に残ったセリフ>
ー妻に浮気を察知されてー
主人公:何もしていない、何もなくすべて終わった、何もなかった
妻:そのほうがもっと悪いわ
(No,it’s worse ,isn’t it?)