この続編はエピローグ程度の内容で、まとめて一本でよい
前作「復讐 運命の訪問者」の続編となる作品で、刑事を辞職した安城は暴力団吉岡組組長と知己の間柄となり、妻殺しの黒幕の正体を追って活動を始めます。
直接の当事者ではなく、黒幕を追う作業は地味で、相手が高齢で寝たきりであるなど、設定があまりアクション向きでなく、サイドストーリーも本筋との馴染みが良いとは言えず、際立ったキャラクターも存在せず、安城も前作同様に比較的穏やかな行動をとるために、盛り上がりが乏しい感は否めませんでした。
なお、前作で安城が同僚の刑事を誤射して殺してしまった件は有耶無耶になっていて、罪を問われる事もなく、ご都合過ぎる気がしました。