ひみつの花園(1997)

ひみつのはなぞの|----|----

ひみつの花園(1997)

amazon
レビューの数

28

平均評点

73.3(170人)

観たひと

262

観たいひと

24

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1997
公開年月日 1997/2/15
上映時間 83分
製作会社 東宝=ぴあ(製作*YES/企画*ぴあ=ぴあフィルムフェスティバル/製作協力*東宝映画)
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督矢口史靖 
脚本矢口史靖 
鈴木卓爾 
企画協力佐藤毅 
製作高井英幸 
矢内廣 
プロデューサー堀口慎 
天野真弓 
金澤清美 
撮影岸本正広 
音楽矢倉邦晃 
音楽プロデューサー北原京子 
主題歌モダンチョキチョキズ
(「春咲小紅」)
録音池田昇 
音響効果船橋利一 
照明蝶谷幸士 
編集米田美保 
衣裳野澤かほり 
助監督田村孝蔵 
スクリプター西岡容子 
協力製作林和男 
森本英利 
富山省吾 
森知貴秀 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演西田尚美 鈴木咲子
利重剛 江戸川
角替和枝 鈴木富子
田中規子 鈴木美香
鶴田忍 鈴木幹男
内藤武敏 森田清太郎
加藤貴子 伊丹弥生
西牟田恵 チェリー
相川直 ローズ
伊集院光 田中教官
徳井優 椿銀行支店長
濱田マリ 図書館受付嬢
松岡俊介 ヤンキー
伊藤季久男 三波
桑畑虚 純子
田中要次 岩田
黒沢吉野 少女時代の咲子
木村多江 泳子
寒空はだか ハルオ
しおのやけい子 ユミ
山梨ハナ 大家
山崎祥 水泳小僧
寺十吾 
太田希望 太田
日野陽仁 学生課の男
藤田ヒロコ 学生課の女
鈴木卓爾 道を訊ねる男
宍戸美和公 看護婦
浅野あかね 病院受付係
松本じゅん 椿銀行前の女
小菅昭子 ワイドショーキャスター
藤田理人 ニュースキャスター
嵯峨田啓子 病院の取材レポーター
今井吉清 医者
金子唯夫 老警備員・岡

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

三度のメシより金が好きなOLが、5億円の入ったスーツケースを手に入れるためにあくなき挑戦を繰り広げる姿を描いた爆笑コメディ。監督は「裸足のピクニック」の矢口史靖。脚本は矢口と「裸足のピクニック」の鈴木卓爾の共同。撮影を「ゴジラVSスペースゴジラ」の岸本正広が担当している。主演は「学校の怪談2」の西田尚美。「渚のシンドバッド」に続く“YES(Young Entertainment Square)レーベル”の第2弾として製作された。スーパー16ミリからのブローアップ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

幼い頃からお金を数えるのが大好きだった咲子は、短大を卒業後、銀行に就職した。これでたくさんのお金に囲まれて幸せな生活が送れると思っていた咲子は、突然の銀行強盗事件に巻き込まれ、人質になってしまう。ところが、彼女を乗せた犯人の車が青木ヶ原の樹海で横転爆発し、咲子は5億円の入ったスーツケースもろとも吹き飛ばされ、樹海の奥深くまで流された。奇跡的に生還を果たし、半年のリハビリを経て仕事に復帰した咲子は、すっかり怠け癖がついてしまい、毎日をのんべんだらりと過ごすようになる。そんなある日、盗まれた5億円が犯人の車と一緒に焼失したと報じていたテレビ・ニュースを見た咲子が、樹海での記憶を甦らせた。5億円は焼失などしておらず、彼女と一緒に川に流され、樹海のどこかに今も眠っている。生きる希望を見つけた彼女は、単独で5億円引き上げ作戦を開始した。銀行を辞め、樹海に詳しい森田教授の指導を受けるために多摩川大学に入学した咲子は、驚くべきバイタリティーを発揮して樹海の地質の勉強に励み、運転免許を取得して、水泳やロック・クライミングなどをマスターしていく。また、生活費がなくなってもくじけず、ランジェリー・パブで働いたり、賞金目当てで出場した水泳大会やロック・クライミングのコンペで優勝したり、彼女の勢いはとどまることを知らない。そして、満を持して樹海へ突入した咲子は、見事に5億円を手に入れた。数日後、そんな彼女の生き生きした姿に好意を寄せていた地質学研究室の江戸川が5億円の行方を尋ねると、彼女は自分だけのひみつの場所にそれを埋めてしまったと答える。あんなに苦労してつかんだ大金をどうして使わないのかと江戸川は呆れるが、すでに彼女は、バミューダ海域に沈んでいるという次なる目標へ向けて走り出そうとしていた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1997年5月下旬号

劇場公開映画批評:ひみつの花園

1997年4月上旬春の特別号

日本映画紹介:ひみつの花園

1997年2月下旬決算特別号

グラビア <COMING SOON>:ひみつの花園

「ひみつの花園」:作品評

「ひみつの花園」:矢口史靖監督 インタビュー

1996年8月上旬号

撮影現場訪問:ひみつの花園

2025/11/24

2025/11/24

70点

映画館/東京都/新文芸坐 


西田尚美を愛でる映画

若い頃はモデル・西田尚美が大好きで、non-noまで頻繁に読んでいた。この作品の公開は彼女がモデル界から映画に世界を替えだした頃。
気にしながらも結局観てこなかった映画をようやく観るチャンスが来たというところだろうか。

矢口監督も映画監督として顔を出し始めた頃で、予算もないのか冒頭からB級感満載。でも若い頃の矢口監督らしく、不純な?キッカケから自分を高めることに展開していくストーリーもそれなりに面白かった。
でも、この頃はあまり音楽を利用してないのね。やっぱり予算がないって辛い…

私にとっては、若い頃夢中だった西田尚美が満喫できたのでそれなりの満足度。当時からボーダーのロングスリーブのシャツを良く目にしていたが、ボーイッシュな髪型と相まってとてもよく似合う。
観て良かったです。

ところで、大学の研究員・江戸川を演じた利重剛って、令和の時代に観ると彼の当時のポジションって北村有起哉が完全に拾ってしまっているな、と感じたよ。
なんとなく雰囲気や求められるキャラクターが似ている。面白い発見でした。

2025/11/18

2025/11/18

-点

映画館/東京都/新文芸坐 

『ひみつの花園』。お金大好き女子(西田尚美)のお宝発掘への道。金のためならどんな苦労も克服する精神力。トランクと流れる地下水路、落下するアパートの二階、エアーズロックなどのミニチュアのチープさが、一層笑いを誘う。馬鹿馬鹿しさが何とも言えない。はだか先生も台詞ありで出演してます。

2014/03/02

2025/06/21

80点

VOD/Hulu 


普段はやる気ゼロなくせに、お金のためとなると一心不乱。そんな主人公・咲子を演じた西田尚美が面白すぎ。どちらかと言うと人付き合いも下手くそで、覇気のない受け答えが多いけれど、観ているうちにそれが癖になってどんどん可愛く見えてくる。そして、きっかけが何であれ、スキューバダイビングやロッククライミングなど、新しいことにチャレンジする咲子の姿勢は純粋に凄いと思うし、ちょっとくらいは見習わないとダメだな、とも思う。何が起こってもブレない意思の強さも、ただただ頭が下がるばかり。全体を通して、個人的にはかなり楽しめたけれど、主人公がブッ飛んでいることもあって、乗れないと着いて行くのが厳しい映画でもあるかも。それにしても、エンディングかモダンチョキチョキズって懐かしすぎ(笑)。あと、水泳の先生役で若かりし頃の木村多江が出演していたのにビックリした。

2024/05/30

2025/05/15

80点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 


銀行強盗に巻き込まれてなんとか生還して犯人は爆死、行方知れずになった5億を取りに行く話
5億のために水泳、クライミング、地質学を極めるのおもろすぎる 元カノがオリンピック代表になるの草生える
主人公の誰にも止められない全力疾走好き アンチャーテッドもびっくり

2022/03/05

2022/03/05

-点

映画館/東京都/国立映画アーカイブ 

『ひみつの花園』。お金が大好きな主人公(西田尚美)。明らかに人形とわかる場面に大笑い。地下水流やエアーズロックのミニチュアの素晴らしいこと。樹海の前に何故グランドキャニオンが写るの?。「もう、絶対死んでるって〜」と言うハルオ(寒空はだか)。大山デブ子を思わせる大家(山梨ハナ)。

2008/07/08

2021/03/28

65点

レンタル 


でも西田尚美はキュートだな

邦画には珍しく人情もので泣かせが入らない乾いたタッチの喜劇。
そのおかげでヒロインが手に入った金をバンバン使うというのが小気味よい。

貯金したらいいんじゃないかな~という日本人の庶民感覚は一切無視だ。

低予算を逆手にとり、特殊視覚効果(はっきり人形と分かる落下・重いものを置きすぎたので床が抜けるのがもろミニチュア)のちゃちさもギャグにしてしまう。

でもテンポは速いけどガタついた展開でどんどんエスカレートしていく笑いが盛り上がっていかないのは残念。
西田尚美も懸命にとぼけた演技はしめすものの、ユーモラスな個性じゃないのでいまひとつだった。