若い頃はモデル・西田尚美が大好きで、non-noまで頻繁に読んでいた。この作品の公開は彼女がモデル界から映画に世界を替えだした頃。
気にしながらも結局観てこなかった映画をようやく観るチャンスが来たというところだろうか。
矢口監督も映画監督として顔を出し始めた頃で、予算もないのか冒頭からB級感満載。でも若い頃の矢口監督らしく、不純な?キッカケから自分を高めることに展開していくストーリーもそれなりに面白かった。
でも、この頃はあまり音楽を利用してないのね。やっぱり予算がないって辛い…
私にとっては、若い頃夢中だった西田尚美が満喫できたのでそれなりの満足度。当時からボーダーのロングスリーブのシャツを良く目にしていたが、ボーイッシュな髪型と相まってとてもよく似合う。
観て良かったです。
ところで、大学の研究員・江戸川を演じた利重剛って、令和の時代に観ると彼の当時のポジションって北村有起哉が完全に拾ってしまっているな、と感じたよ。
なんとなく雰囲気や求められるキャラクターが似ている。面白い発見でした。