哀愁のサーキット

あいしゅうのさーきっと|----|----

哀愁のサーキット

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レビューの数

1

平均評点

53.1(17人)

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基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1972
公開年月日 1972/12/27
上映時間 69分
製作会社
配給 日活
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督村川透 
脚本村川透 
古屋和彦 
企画三浦朗 
撮影姫田真佐久 
美術菊川芳江 
音楽樋口康雄 
録音福島信雄 
照明川島晴雄 
編集井上親弥 
助監督中川好久 
スチール浅石靖 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演峰岸隆之介 滝田和郎
木山佳 榊ナオミ
日高悟郎 哲也
粟津號 オートバイの男
小森道子 アベックの女
青山美代子 モデル
戸塚あけみ モデル
絵沢萠子 劇団の女
殿岡ハツエ ダンサー
石川セリ 歌手
槇摩耶 洋子

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

秒速に命をかけるプロレーサーと、芸能界に生きる女性歌手との悲恋、そこには運命のいたずらがあった……。脚本は古屋和彦、監督は脚本も執筆している「官能地帯 哀しみの女街」の村川透、撮影は「OL日記 牝猫の情事」の姫田真左久がそれぞれ担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

満田和郎はプロレーサーとして、今や、若者のアイドル的存在であった。ある日、和郎は、朝焼けに染まった渚で、歌手の榊ナオミが、自分のレコードを海へ投げ込んでいるのに出会う。翌日、知り合いの哲也から、和郎に電話がかかってきた。オートバイで勝負をして、和郎が勝てば、哲也の恋人の洋子を抱かせ、哲也が勝てぱ和郎の愛車をもらうというのである。和郎は心よく挑戦を受け、無謀のようなレースが始まった。が、結果は和郎が勝ち、意気揚楊と洋子をマンションへ連れ帰った。数日後、小さな公園で和郎はふたたびナオミに会った。二人は顔を見合せて笑った。どちからともなく二人は手を結んだ。広場、地下街、動物園、デパート、二人は、とりとめもなく歩いた。タ暮れの道を、二人を乗せた和郎のスティグレイは心地よさそうに走っていた。タ陽に映えた浜辺で、和郎は何を思ったのか、ライフル銃を持ち出すと、ナオミに握らせ「これで怒りをこめて俺を射て!」と叫んだ。彼の気持ちを計りかねて、躊躇していた彼女だったが、彼の強い語気に負け引きがねをひいた。轟音がして和郎は倒れる。しかし、それは和郎の演技だったのである。その夜、二人は渚のホテルに泊った。数日が夢のように過ぎて、二人は東京へ帰った。失踪していた彼女を芸能記者たちが、彼女に失踪時のことを聞いた。「海は女の涙じゃないかと思いました」とだけ答えるナオミ。数日後、ナオミは彼女のヒット曲となった“海は女の涙”を歌うステージののそぱで、和郎がレース事故で死んだことを知った。“海は女の涙”を唄う彼女の眼にキラリと涙が光った。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1973年2月下旬号

映画批評:哀愁のサーキット

1973年2月上旬決算特別号

日本映画紹介:哀愁のサーキット

1973年1月上旬新年特別号

グラビア:哀愁のサーキット/村川透

1973/01/13

2012/03/11

61点

映画館 


ムードアクションの復活

「哀しみの女街」よりはよろしい。しかも日活ムードアクションを彷彿とさせる。タレントとレーサーの恋、旅、死別。しかしムードアクションの復活とはならなかった。