ゲッタウェイ(1972)

げったうぇい|The Getaway|The Getaway

ゲッタウェイ(1972)

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レビューの数

87

平均評点

74.1(437人)

観たひと

651

観たいひと

35

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1972
公開年月日 1973/3/16
上映時間 122分
製作会社 FAP作品
配給 東和
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 トッド・AO35(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ワイルドバンチ」「わらの犬」などの作品でバイオレンスの真髄を鮮明に捕らえたサム・ペキンパーが、「ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦」に続いて再びスティーヴ・マックィーンとコンビを組み、組織に追われる男と女が必死で逃亡する姿を描く。製作はデビッド、フォスター、ミッチェル・プロウアー、脚色は「生き残るヤツ」のウォルター・ヒル、原作はジム・トンプソンの同名小説。撮影はルシエン・バラード、音楽はクインシー・ジョーンズ、編集はロバート・L・ウォルフが各々担当。出演はスティーヴ・マックィーン、アリ・マックグロー、ベン・ジョンソン、サリー・ストラザーズ、アル・レッティエリ、ボー・ホプキンス、ジョン・ブライソンなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

テキサスのサンダースン刑務所からドク・マッコイ(スティーヴ・マックィーン)が出所した。銀行強盗の罪で10年の刑に服していたのだが、4年間服役したところで突然釈放になったのだ。この釈放はドクにとって1つの取引でもあった。彼は、地方政界の実力者ベニヨン(ベン・ジョンソン)を相手取り、出所と引き換えに町銀行を襲い、奪った金を山分けして保釈金代わりに払おうというのだ。ドクを、愛する妻キャロル(アリ・マックグロー)が待っていた。4年ぶりに味わう自由のうまさ!やがて銀行襲撃の綿密な計画が立てられ、用心深いベニヨンは2人の殺し屋、ルディ(アル・レッティエリ)とジャクソン(ボー・ホプキンズ)を送り込んできた。決行の朝、ドクはキャロルの運転する小型トラックに乗り込み、銀行前のマンホールの真上に停めると、地下にもぐり銀行に通じる電力源を切断した。ルディとジャクソンが拳銃を携えドクが金庫から札束をバッグにつめ込んでいく。襲撃計画は成功したかのように思えたとき、ジャクソンが守衛の1人を射殺してしまった。タイミングよく、ドクの仕掛けた時限爆弾が爆発し、混乱に乗じてドクとキャロル、ルディとジャクソンは別々に逃走した。その途中、ルディは足手まといのジャクソンを射殺し、車から放り出すと、落ち合いの場所に急行した。ドクは、ルディが金を1人じめしようとしていることを知り、一瞬早く彼の胸板をぶち抜いた。ドクはルディが動かなくなったのを見届けると、ベニヨンが待つ農場に向かった。その場でベニヨンは、自分のような政界のボスがたかだか一介の囚人の出所にわざわざ手を貸したのは、魅力的なキャロルがいたればこそ、といい、暗に彼女との情事をほのめかした。その時、車で待っていたはずのキャロルがいつの間にか近づき、やにわにベニヨンを射殺した。ダガ、ベニヨンの言葉がドクに与えたショックは大きかった。怒りと屈辱--しかしいまのドクにはここを立ち去るしかなかった。車から列車に乗りついだ2人は駅のロッカーに金の入ったバッグを預けたが、鍵をすりかえられ、盗まれるというよきせぬアクシデントが起き、ドクの必死の探索で取り戻したものの、この1件でドクは指名手配の身となってしまう。一方、ドクに撃たれたルディは防弾チョッキのおかげで1命を取りとめ付近の獣医クリトンを脅迫して彼を追うためエル・パソに向かった。その頃“経理士”とあだ名されるベニヨンの弟(ジョン・ブライソン)もドクの行方を追っていた。指名手配になっていることを知ったドクはショットガンを買い求め、パトカーの追撃をかわしながらエル・パソのホテルに到着した。しかしホテルには一足先に着いたルディが見張っており、さらに“経理士”にも連絡がいき渡っていた。そんなことは知らないドクとキャロルは高飛びの用意もすませ、しばしの安らぎをみいだしていた。だがいつもと違うホテルの雰囲気に敏感に反応したドクは廊下にひそんでいたルディを殴り倒した。折しも“経理士”らがホテルに到着し、ドクのショットガンが火を吹くのを皮切りに、凄まじい銃撃戦が始まった。1人、1人、ベニヨンの一味が倒れていく。エレベーターからドクを狙った“経理士”も、逆にケーブルを切断され、床に叩きつけられた。窓伝いに逃げるドクとキャロルを、意識の回復したルディが狙った。だがドクは今度こそ止めの1発をルディに見舞った。無事落ちのびた2人は通りがかりの老人から小型トラックを3万ドルで買い取ると、国境を超えて南へ向かった。

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1974年2月上旬決算特別号

特別グラビア 読者のベスト・テン 外国映画:ジョニーは戦場へ行った/スケアクロウ/ポセイドン・アドベンチャー/ジャッカルの日/フォロー・ミー/探偵-スルース-/ブラザー・サン、シスター・ムーン/ゲッタウェイ!/ロイ・ビーン/激突!

2024/04/18

2024/04/18

80点

選択しない 


懐かしいうえに、評価が上がった

 仮出所した後に銀行強盗をせざるを得なくなり、さらに奪った大金を持って妻と一緒に逃亡するはめになる男はいったいどうなるのか。
 詐欺師によって大金を横取りされたり、追っ手に執拗に追い回されたりする二人にハラハラされるが、逃げ延びていく先で出会ったポンコツトラックを運転するのほほんとした親父さんが天使のように見えてくるから不思議だ。一気に肩の力が抜けていくようなエンディングにホッとする。
 ドキドキする展開の後にその緊張をほぐす仕掛けは不可欠だと思った。特にこの親父さんとの駆け引きの味わいは忘れられない。このラストの数分だけでも見る価値のある映画だと思う。

2024/04/07

2024/04/08

73点

テレビ/有料放送 
字幕


特別なことがない

普通の映画
アリ・マッグローは昔はあまり美人と思えなかったが
今見ると極上
年取るとそうなるのかな

2024/02/21

2024/02/22

80点

VOD/U-NEXT 
字幕


二回目

過去に観た時より随分と楽しめた。
妻とワイワイ言いながら観たから楽しかっただけかもしれない。
まぁそれでも盛り上がったからヨシ。

2024/01/10

2024/01/10

75点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


ゴミ箱

30年以上ぶりの鑑賞。ゴミ箱のシ-ンしか覚えていなかったけど、やはり面白い。ペキンパ-のエログロもいい。

2024/01/02

2024/01/03

76点

選択しない 


2度目の鑑賞はラストも納得

初めて観た時は、あまりにマックイーンに都合よく進むのでちょっと白けた記憶があります。確かにそうですが、ペキンパー監督得意の殺し合いが凄惨な雰囲気ではないのは多分にクインシー・ジョーンズの音楽が寄与しているように感じました。考えてみれば悪人たちにはめられた銀行強盗での殺し合い。一般人は殺していないので「俺たちに明日はない」やフランス映画とは真逆のラストもこれはこれでいいかなと思うようになりました。

2023/12/22

72点

選択しない 


なんだか気分が悪い

冒頭の刑務所のシーン、マックィーンの焦燥感がよく表現されていて見事。その後、アリ・マックグローが有力者に身体を売ってマックィーンを刑務所から出すのがなんだかモヤモヤ。その後、銀行強盗に女房を寝取られる医者の自殺と、そのヤリマンの女房にモヤモヤ。せっかくマックィーンのカッコ良さにシビレているのに、登場する女性の性的節操の無さや弱腰の男がなんとも嫌な気持ちにさせる。それが無ければ何度も観たい作品なのだが。