ケンタッキー魂

けんたっきーだましい|The Fighting Kentuckian|----

ケンタッキー魂

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レビューの数

1

平均評点

56.1(6人)

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14

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0

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1949
公開年月日 1950/10/10
上映時間 0分
製作会社 リパブリック作品
配給
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ウォーターローの戦いで敗れ、アメリカへ亡命、1817年にアラバマへ定住したナポレオン軍の一団とケンタッキー銃隊とのいざこざを描いた開拓活劇。主演はジョン・ウェイン、ヴェラ・ラルストンに、極楽コンビのひとりオリヴァー・ハーディー。監督・脚本ジョージ・ワグナー・ウエインが製作も担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

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1950年11月上旬号

外國映画批評:ケンタッキー魂

2021/04/26

2021/04/26

55点

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残念ながら凡作

2021年4月26日に鑑賞。DVDにて。1時間39分58秒。スタンダード・黒白。JOHN WAYNE PRODUCTION=REPUBLIC PICTURES。一部、フランス語。撮影:リー・ガームズ LEE GARMES。メエ・マアシュ MAE MARSH (Sister Hattie)も出演している。

ジョン・ウェインの自身のプロダクションによる西部劇だが、若干コメディ・タッチである。ジョン・ウェインはニヤニヤしている。

ナレーション『フランスのナポレオンはワーテルローの戦いで敗れた。ナポレオン軍の兵たちは祖国を追放された。アメリカ議会によりアラバマ準州の4地区が与えられた。追放された部隊と家族は1818年にアメリカに入植し、荒れた土地の開拓を始めるが、かつての栄光にすがるように軍服を着て生活していた。この物語は1年後のモービル町から始まる。フランス人の入植地から320km下流にある町である』

そこにジョン・ブリーン(ジョン・ウェイン)が所属する『ケンタッキー連隊』が遠征していたアラバマからケンタッキーへ帰ろうとしている。台詞では「民兵」と呼ばれている。歌「1300km歩めばケンタッキーに。セミノール族やクリーク族と戦った・・」から、インディアン戦争で遠征していたのだろう。彼らはアライグマの帽子を被って巻いた毛布を肩にかけスプリングフィールド銃(先込めライフル)を持っている。調達係でコックのウィリー・ペイン(オリヴァー・ハーディ)とジョン・ブリーンは惚れたフランス娘フルーレット・マルシャン(ヴェラ・ラルストン)のためにモービルに残る。フルーレットの父マルシャン将軍(HUGO HAAS)はナポレオンの護衛だった。ジェロー大佐(フィリップ・ドーン)はフランス騎兵隊であった。

ラストの戦いは町と川を牛耳るジョージ・ヘイデンの部下たちとフランス軍である。戦争のプロのフランス軍に勝てるはずがないでしょう。しかも、ケンタッキー連隊の加勢もある。

フランス人たちは「デモポリス DEMOPOLIS」という街を建設しフランス式に生活している。フルーレットは町の有力者の富豪ブレイク・ランドルフ(ジョン・ホワード)と意に沿わない結婚をする直前である。

ジョージ・ヘイデン(グラント・ウィザーズ)とランドルフはフランス人たちに嘘の土地を開拓させて、その土地を取り上げようと計画していた。

ラストで悪人全員(ヘイデンとランドルフとヘイデンの情婦アン・ローガン[マリー・ウィンザー])が都合よく全員死ぬのも、何だかなあ。