刑事ジョン・ブック 目撃者

けいじじょんぶっくもくげきしゃ|Witness|Witness

刑事ジョン・ブック 目撃者

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レビューの数

71

平均評点

75.2(498人)

観たひと

800

観たいひと

29

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス / サスペンス・ミステリー / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1985
公開年月日 1985/6/8
上映時間 113分
製作会社 エドワード・S・フェルドマン・プロ作品
配給 パラマウント=UIP
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ある事件をきっかけに特殊な生活様式に従って生活するアーミッシュの人々と触れ合うことになる刑事ジョン・ブックの姿を描く。製作はエドワード・S・フェルドマン、監督は「危険な年」等のオーストラリア出身のピーター・ウィアー。脚本はウィリアム・ケリー、アール・W・ウォレス、撮影はジョン・シール、音楽はモーリス・ジャール、編集はトム・ノーブルが担当。出演はハリソン・フォード、ケリー・マクギリスなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ペンシルヴァニア州の片田舎。文明社会から離れ、厳格な規律に従って今なお17世紀の生活様式で暮らしている信徒一派アーミッシュ(アンマン派信徒)の村で、ジェイコブ・ラップの葬儀が行なわれていた。未亡人となった妻レイチェル(ケリー・マクギリス)と6歳の息子サミュエル(ルーカス・ハース)、そして父親のイーライ(ヤン・ロービッシュ)は、隣人達の助けで、なんとか農場での暮らしを続けることができた。数カ月後、レイチェルは、サミュエルと共に妹の住むボルチモアに旅する決心をした。レイチェルにほのかな慕情を抱くダニエル(アレクサンダー・ゴドノフ)らに見送られ、2人は汽車に乗り込んだ。フィラデルフィア駅で乗り継ぎの列車を待つ間にトイレに入ったサミュエルは、恐ろしい殺人事件を目撃した。フィラデルフィア警察のジョン・ブック警部(ハリソン・フォード)と彼のパートナー、カーター(プレント・ジェニングス)は、サミュエルから事情を聞き出すため、彼ら母子を署に案内し容疑者の確認を求めた。その夜はブックの妹イレーン(パティ・ルポーン)の家で明かしたレイチェルとサミュエル。翌日、1枚の写真がサミュエルの目にとまった。それは、麻薬事件の成績を賛えられた麻薬課長マクフィー(ダニー・グローヴァー)の新聞の切り抜き記事で、サミュエルは彼が犯人だとブックに告げた。早速、そのことを警察副部長シェイファー(ジョセフ・ソマー)に伝えるブック。警察本部から大量の麻薬が消えた事件にもマクフィーが関係していのではないかとも指摘した。自分のアパートに戻ったブックは、マグナム銃を掲げたマクィーに急袈され負傷した。シェイファーもマクフィーの仲間であることに気づいたブックは、傷つきながらイレーンの家に行き、サミュエルとレイチェルに出発の準備を促すとともに、カーターに連絡し、ファイルから親子の名をはずさせ、2人の悪徳警官に気をつけるよう忠告した。ブックは、母子を農場に送り届けたが、その帰り傷が悪化し気を失う。イーライが呼んだ療法師のおかげで数日後、ブックは回復した。同じ頃、フィラデルフィアでは、シェイファー、マクフィー及び仲間のファーシー(アンガス・マッキネス)がブックらの居所を突きとめようと躍起になっていた。しかし、アンマン派信徒達は外界との接触がなく、彼らの許に身を隠しているブックを見つけるのは、殆ど不可能であることを彼らは知った。一方、体力が回復したブックは農場での手伝いを申し出て、牛の乳しぼりに励んだりしていた。そうした日々を送るうちに、ブックはレイチェルと心を通わせるようになり、ある夜、2人はいっしョにダンスを踊つた。しかしレイチェルはブックを好きになるわけにはいかなかった。もしそうなったら、アーミッシュの規律に従い、彼女は教会から追放される運命にあるのだ。村の納屋建設に加わって大工仕事に精を出した日の夜、ブックは入浴中のレイチェルと居合わせるが、ただ立ちつくすだけだった。翌朝、ブックは、カーターが殺されたことを町からかけた電話で知り、シェイファーへの復讐を誓った。その帰り道、チンピラにからまれたダニエルの態度から、彼らの非暴力主義を目の当たりにしたブックは、我慢できずにチンピラを殴ってしまった。この事件から、シェイファーらがブックの所在をつきとめた。ペンシルヴァニアの田舎道にシェイファー、マクフィー、ファーシーらがやって来た。やがて、ブックと彼らとの死闘が開始された。マクフィーとファーシーを倒したブックに、レイチェルを人質にとったシェイファーの悪の手がのびた。がその時、非暴力を訴えるアンマン派信徒たちの無言の力にシェイファーは遂に屈するのだった。(パラマウント映画=UIP配給*1時間53分)

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2010年12月下旬号

午前十時の映画祭:「刑事ジョン・ブック/目撃者」「追憶」

1985年8月上旬号

外国映画紹介:刑事ジョン・ブック・目撃者

1985年7月上旬号

外国映画批評:刑事ジョン・ブック・目撃者

1985年5月下旬号

グラビア:刑事ジョン・ブック・目撃者

特集 刑事ジョン・ブック/目撃者 ピーター・ウェアー監督作品:作品評

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1985年5月上旬号

試写室:刑事ジョン・ブック/目撃者

2025/11/29

2025/11/29

85点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


警察内部の汚職を暴こうと孤軍奮闘する刑事のストーリーは良くあるパターンだけど、そこにアーミッシュとの交流やそこで生きる未亡人との許されない恋を絡めて、この上ないオリジナル性を獲得した傑作かと。全盛期のハリソン・フォードのカッコよさ、ケリー・マクギリスはトップガンより断然こちら、子役のルーカス・ハースのキュートな魅力。納屋の中でWhat A Wonderful WorldをBGMに2人が踊るシーンが忘れられない。

2025/11/19

2025/11/19

70点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


撮ったらアンタのブラで首を絞める

犯人の写真を指差すシーンもだが、とにかく説明させるセリフが少なく感じた、よく出来た映画は多くを語らない。
ハリソンフォードもケリーマクギリスも役にハマって、いいキャスティングでしたね、ハリソンさんの1本にこの作品をあげたい。
サスペンスよりも大人のラブストーリー、ラストも驚くほどあっさり、それがまた余韻を残す。

2025/11/08

2025/11/08

70点

選択しない 
字幕


刑事もの、と思わせるタイトル、実はラブストーリーだった(^^;;

電気も電話も使わない生活をするアーミッシュの存在をこの映画で知りました(^^;;偶然事件を目撃してしまい、命を狙われる少年。警察の不正を暴こうとする刑事がアーミッシュの村に逃げ込み、共に暮らすうちに少年の母親との距離が縮まっていきます(^^;;


互いに好意を持ちながら、住む世界が違うと、事件が終わったら2人は元の世界に戻っていきます。正しく生きるとは、ということについて考えさせられましたが、これはハッピーエンドなのかどうなのか(^^;;


アーミッシュの村人が総出で納屋を建てるシーンがあるのですが、なんとも危なっかしくてハラハラしました(^^;;

2025/10/27

2025/10/28

92点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


非暴力は暴力に勝る

 ずいぶん前にテレビの地上波で観たことがある。ディテールはほとんど覚えていないが、「アーミッシュ」なる存在を初めて知り、その特異性に驚いた。
 冒頭、馬車に乗る一団を見て、開拓時代の話だったかと目を疑った。しかし、すぐ「1984年ペンシルベニア州」と字幕が出たので、現代劇であることを確信した。
 馬車に乗っていた一団はアーミッシュの信徒で、レイチェル(ケリー・マクギリス)の夫の葬儀に向かうところだった。葬儀をすませたレイチェルは6歳の息子サミュエルと妹の家を訪ねるために、二人で汽車に乗る。サミュエルにとっては初めての旅であり、目にするものすべてが珍しい。
 乗換駅のフィラデルフィアでトイレに入ったサミュエルは、そこで殺人事件を目撃してしまう。サミュエルはフィラデルフィア警察のジョン・ブック警部(ハリソン・フォード)から、唯一の目撃者として、捜査の協力を迫られる。レイチェルは事件に巻き込まれるのを恐れ拒否するが、ジョンは無視する。サミュエルの証言から犯人は同じ警察署の麻薬担当刑事ということがわかり、ジョンは上司に報告するが、命をねらわれたことで上司もグルだと気づく。負傷したジョンは親子と一緒に彼らの村に行き、傷の手当てのために村に居つくことになる。
 ここでアーミッシュの生活が描写され、ジョンともども、我々も好奇心丸出しでそれらを見ることになる。厳しい戒律のもと、文明に背を向け、集団生活をする彼らは徹底した平和主義者でもあり、観光客の挑発にも無抵抗を貫く。
 ジョンとレイチェルがお互いを意識し出し、恋に落ちるのに時間はかからない。ただしそれは禁断の恋でもあり、欲望に任せて一線を超えたら村からの追放を覚悟しなければならない。
 一方でジョンには警察内部の不正をあばくという重大な責務がある。かつての上司がジョンを殺そうと村に乗り込んで来るが、アーミッシュの非暴力が彼を圧する。非暴力が暴力に勝るを知る。

2025/10/28

2025/10/28

60点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


ヒロインはトップガンの女優。

2025/10/27

2025/10/27

85点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


久々に鑑賞。新婚夫婦のために村人総出で大きな納屋を作るシーンは圧巻。おそらくかつて人間はこうして集落を営んでいたのだろうと少し羨ましくもまぶしくも見える。一切の文明を遮断した人たちの生き方と私欲にまみれ殺人を犯した人間・・・。シンプルなドラマの様で色々と含みのある見事なサスペンス映画。