海の呼ぶ声(1945)

うみのよぶこえ|----|----

海の呼ぶ声(1945)

レビューの数

3

平均評点

55.3(7人)

観たひと

9

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1945
公開年月日 1945/10/25
上映時間 64分
製作会社 大映
配給 大映
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督伊賀山正徳 
脚本小崎政房 
原作久藤達郎 
撮影高橋通夫 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018/11/06

2019/05/16

45点

映画館/東京都/国立映画アーカイブ 


浪曲使用が逆効果

国立映画アーカイブで始まった映画装置家・木村威夫の特集で初めて観た木村の第1回作品「海の呼ぶ聲」は、1944年製作の伊賀山正徳の監督作で、浪花節が水先案内人の役割を果たす、いわゆる“浪曲映画”ですが、話の佳境で浪曲が唸られていると場面の動きがなくて映画自体が停滞して観る者を退屈させてしまい、浪曲を使うこと逆効果となって成功していません。
「海の呼ぶ聲」の中で、漁業組合長の山口勇に“そろそろ結婚相手を捜さなくちゃ”と言われた朝雲照代に対して、“俺なんかどう?”と声を掛ける漁師役の役者、誰だったか名前を思い出せずにいましたが、思い出しました。吉谷久雄。松竹蒲田から出ているヴェテランです。

2018/11/21

2018/11/21

30点

映画館/東京都/国立映画アーカイブ 


作品的に価値は無い

木村威夫美術監督特集での上映作品で、彼の第1作目の美術監督作品です。
太平洋戦争終末期の昭和19年に完成していたが、上映不許可となり、戦後に初公開となった。

漁師の夫を海で失った母親は、一人息子が父親の二の舞になるのを恐れ、海に出るのを禁じるが、息子は父親のたどった途を継ぎたいと希望し、反対の母もやがては出立を認め船出を笑顔で見送る。
押し迫った戦局の中、少しでも明るく見せようとしたのか通常ならばナレーションで行う繋ぎの解説を浪曲で行っているのは、明らかに違和感がある。
母と子を無理に引き裂く戦争が裏にあるのが見え見えながら、人情話にして、笑って送り出すのが留守宅の義務だというメッセージが終戦時にまたがったために、変な仕上がりになってしまいました。

2018/11/06

2018/11/08

-点

映画館/東京都/国立映画アーカイブ 

『海の呼ぶ聲(1944年、大映)』。戦意高揚感は全くない。ラストの浪曲の文句「海は祖国の生命線」だけが気になるくらい。たまに節劇になる。誰の浪曲だろうか。クレジットは一切ないので見知った役者だけしかわからない。海、雲などがとても美しい。杉村春子の息子役の少年は有名俳優だろうか。