新・極道の妻たち 惚れたら地獄

しんごくどうのつまたちほれたらじごく|----|----

新・極道の妻たち 惚れたら地獄

amazon
レビューの数

8

平均評点

57.2(54人)

観たひと

82

観たいひと

5

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1994
公開年月日 1994/1/15
上映時間 106分
製作会社 東映京都作品
配給 東映
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督降旗康男 
脚本松田寛夫 
原作家田荘子 
企画日下部五朗 
企画協力井波洋 
プロデューサー本田達男 
小柳憲子 
撮影木村大作 
美術松宮敏之 
音楽服部克久 
加藤登紀子
(「愛がとどかない」)
録音芝氏章 
照明安藤清人 
編集荒木健夫 
助監督藤原敏之 
スクリプター森村幸子 
スチール遠藤功成 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演岩下志麻 村木芙由
山下真司 新谷清二
清水宏次朗 輪島武司
斉藤慶子 新谷斎子
赤坂晃 森安健
小西博之 野田哲男
美川憲一 別荘のオーナー
宮崎ますみ 女美剣士
中条きよし 坂本重秋
あいはら友子 坂本英子
西川峰子 鶴子
海野圭子 輪島美貴
中野みゆき 野田志津江
川島なお美 権藤加奈代
高島忠夫 村木俊作
世良公則 権藤啓太

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

対立する巨大組織に次々に狙われながら、自分の小さな組と組員たちを守っていこうとする極道の妻の戦いを描くやくざ映画。人気シリーズ「極道の妻たち」の最新第7作で、監督はシリーズ3作目「極道の妻たち 三代目姐」も手がけた降旗康男。脚本は「継承盃」の松田寛夫、撮影は「わが愛の譜 滝廉太郎物語」の木村大作が担当。1作目以降シリーズの大半に主演している岩下志麻が今回も主役の姐を演じる。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

大阪・ミナミに拠点を置く御蔵組は、小さいながらも強く深い絆で結ばれていた。村木芙由は、病床の夫である組長に代わり組織を取りまとめ、組員からもその妻たちからも慕われていた。彼女は、折りからの土地再開発に便乗し、その利権でこの組織を他組織の脅威にも揺るがないほどの盤石なものにしようとしていたが、その利権をめぐってキタに拠点を持つ巨大組織・侠和会が露骨に牽制してきた。そして遂に、別荘で夫の村木と過ごした翌日、車で帰途途中ヘリコプターからの銃弾にみまわれ、村木は即死、芙由も重傷を負って病院に運び込まれてしまう。さらに組の若者の森安が、侠和会系のチンピラを殺害する事件が起こった。侠和会にとっては御蔵潰しの格好の口実となり、御蔵組でもこの戦争を受けて立とうとする。だが、芙由は今ここで抗争を起こしたら組が潰されるだけだと病院を抜け出し、幹部の新谷の妻・斎子一人を連れて侠和会に出向き、会長・坂本やその妻・英子の挑発をかわしながら和解を申し立てる。その度胸の良さに侠和会も決裂のきっかけを作れなかった。だが侠和会は密かに病院に刺客を送り出し、芙由の身代わりになった幹部・野田の妻・志津江が殺されてしまう。他の幹部たちを説得し、芙由の命令を守り抗争を避けてきた新谷ももはや手のほどこしようがなく、野田は侠和会の理事長・加納を襲い刺殺、自分も殺されてしまい、輪島や権藤も坂本を狙っていたところを警察に捕まってしまう。再開発をめぐる利権も、御蔵組の縄張りもまんまと侠和会に奪われてしまった。神戸のマンションに潜入していた芙由は、一からやり直そうと決心し新谷を呼びつけるが、途中新谷は侠和会に捕まってしまう。夫を人質に捕られた斎子は芙由を殺せと脅迫され、彼女を山中におびき寄せるが、斎子に芙由は殺せなかった。芙由は自分が殺されたふりをするが、にもかかわらず結局新谷と斎子は侠和会の罠により車ごと谷底に突き落とされる。全てを失った芙由は、侠和会先代の三回忌に忍び込み、坂本や英子らを撃ち殺して落とし前をつけるのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1994年3月下旬号

日本映画紹介:新極道の妻たち 惚れたら地獄

1994年3月上旬号

日本映画批評:新 極道の妻たち 惚れたら地獄

1994年1月下旬号

グラビア 《New Release》(新作映画紹介):新極道の妻(おんな)たち 惚れたら地獄

1993年11月下旬号

グラビア《Talky talk(News)》:新・極道の妻(おんな)たち 惚れたら地獄 製作発表

2024/04/03

2024/04/04

74点

テレビ/無料放送/BS松竹東急 


岩下志麻さんが素晴らしい・・

岩下志麻さんの姐役はやはり安定感があるが、彼女と同等に争える極道の妻が見受けられなかったなぁ。山下真司さん、高島忠夫さん、極道役は似合わないね。終わり方は想像通りだった。川島なお美さんの濡れ場は正直必要ないと思った。

2024/02/11

2024/02/11

40点

テレビ/無料放送/BS松竹東急 


見世物としての死に様と殺し方

登場人物が増えるたびに,どのように没落し,どの様に殺されていくのかという背徳的な期待が高まってしまう.別荘で村木芙由(岩下志麻)の周囲には妻(おんな)たちが 集まっている.極道の男たちは男たちで和気藹々と興じている.それらの人物は軒並み死んでいくのだろうか.ミナミの野球場跡地の開発の話をまとめたところで引退を考えていた御蔵組の村木(高島忠夫) はヘリから銃撃されてまず殺されている.武ちゃん(清水宏次朗)はいつの間にかスクリーンから消えている.
芙由は,極道の血を分けた関係から言えば義妹とも呼べるような斎子(斉藤慶子)にパイナップル(手榴弾)を持たせて同伴させ侠和会に乗り込み,その上で侠和会の面々が居並ぶ中で左手の小指を詰める.侠和会の坂本(中条きよし)やその妻(あいはら友子)は,芙由を殺したいが打つ手にとタイミングを見計らっている.
芙由は100億の金で弱小の御蔵組を「ガチガチ」の組に強化しようと企んでおり,そのために我慢を続けている.妻(中野みゆき)を殺された御蔵組の野田哲男(小西博之) は「南無妙法蓮華経」をと唱え気合を入れている.が,主演級の女優(宮崎ますみ)が出演していた忠臣蔵らしき映画の撮影が行われている現場で,殺しながらも殺されていく.抗争が激化していくと「露営の歌」を歌ってスナックで嫌がらせをしているヤクザもいる.御蔵組が壊滅に向かう中では内部の分裂も発生している.雨の降る竹林の中.芙由は「お撃ち」「撃たんかい」と斎子を煽っている.が,斎子は夫の清二(山下真司)ともども崖から車ごと突き落とされ焼かれてしまう.
残された啓太(世良公則)は出所して妻の加奈代(川島なお美)と喧嘩をしているが,乳繰り合って仲直りをしたらしい.その啓太も路上でパフォーマンスのように銃を乱射し,自らも銃弾を受け止めながら倒れていく.芙由もやはり見世物の様に死んでゆかなければいけないのだろうか.死んだものと思わせ,潜行し,あるいは隠遁していた彼女も,大舞台で坂本を圧倒的に殺している.

2023/01/22

2023/01/22

60点

テレビ/有料放送/WOWOW 


また観た

岩下志麻さんを魅せるために男たちがショボい。
ストーリーも含めてマンネリ感が否めないが、サブタイトルはまいかい工夫の跡が見える。

2017/08/24

2017/08/26

49点

テレビ/有料放送/WOWOW 


脚本が悪い。
弛みが多く盛り上がらない。
チャラい死に様だらけ。
潔さとか人智を尽くしてとかが程遠い世界。
国家権力もろくに出番なし。
シリーズ新顔が多いが見せ場が少なく残念な結果。
山下真司はまだしも高島忠夫は人の好いおっさんにしか見えない。
女優陣に罪はなく男優陣も健闘している。
話の練りが深ければ数レベルは上がったろう。
返す返すも惜しい。
守りは弱いし組長其々がただの鉄砲玉というのは解せない。
結果、不条理劇の様相。

2017/08/25

2017/08/25

60点

テレビ/有料放送/WOWOW 


残念

残念ながら降旗監督の演出が空回りしている。やくざの抗争に絡む岩下志麻。そして今作のキャストたち。ストーリーや役がマンネリしてきた感は否めない。

2016/12/22

2016/12/22

65点

テレビ/有料放送/東映チャンネル 


いつもの殺しあい

利権がらみの抗争と、子分の暴走によって窮地に追い込まれた姐さんが見せる最後の意地。
岩下志麻が貫禄のあるところを見せるが、子分たちがあまりにも頼りなくてちょっと興ざめ。
侠和会の親分中条きよしも悪役が身についてきているがもう一歩。その女房のあいはら友子は岩下に負けず劣らず姐さんぶりを見せてくれる。