学校の怪談

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学校の怪談

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レビューの数

13

平均評点

71.7(189人)

観たひと

295

観たいひと

10

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ホラー
製作国 日本
製作年 1995
公開年月日 1995/7/8
上映時間 101分
製作会社 東宝=サンダンス・カンパニー作品(企画*サンダンス・カンパニー/企画協力*ヒロ・プロダクション)
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督平山秀幸 
脚色奥寺佐渡子 
原作常光徹 
日本民話の会 
製作藤峰貞利 
高井英幸 
プロデューサー酒井良雄 
藤田義則 
瀬田一彦 
共同プロデューサー木村典代 
撮影柴崎幸三 
美術中澤克巳 
音楽Fuji-Yama 
諸藤彰彦 
山崎茂之 
音楽プロデューサー高桑忠男 
録音宮本久幸 
照明水野研一 
編集川島章正 
衣装宮本真里 
助監督蝶野博 
スクリプター松葉摂胡 
スチール畠山壽人 
SFXスーパーバイジング・プロデューサー中子真治 
録音協力木村瑛二 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演野村宏伸 小向先生
遠山真澄 篠田亜樹
熱田一 中村研輔
米澤史織 篠田美夏
塚田純一郎 瀬川将太
町田耕平 千葉均
町田昇平 千葉一
岡本綾 小室香織
杉山亜矢子 由美子
佐藤正宏 クマヒゲさん
笹野高史 当直の先生
余貴美子 湯川先生
水木薫 亜樹と美夏のお母さん
広岡由里子 均と一のお母さん
久保晶 校長先生
渡辺成紀 バイク屋社員
元気安 人体標本
真日龍子 ヤンキー
鈴木景子 ヤンキー
岸田修治 ヤンキー
嶋田豪 ヤンキー
伊藤留奈 先生
浦崎宏 先生
小西杏奈 花子さん
鈴木浩之 巨人の男の子
佐藤勝栄 口裂け女
てるやひろし 亡霊のベートーベン
吉田瑞穂 インフェルノ

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

どこの小学校にも、ひとつはある怪談話。子供たちの間で秘かなブームを呼んでいるそれらの話をベースに、お化けが出ると噂される旧校舎に迷い込んだ先生と生徒たちの一夜の恐怖の体験を描く。監督は「よい子と遊ぼう」の平山秀幸。脚色を「お引越し」の奥寺佐渡子、撮影を「Mr.Children in FILM【es】」の柴崎幸三が担当している。主演は「大失恋。」の野村宏伸。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

いよいよ明日から夏休みという一学期の終業式の午後、2年生の美夏は絵の具を教室に忘れ、一人学校へ取りに戻った。美夏が道具箱を取って帰ろうとすると、サッカーボールがまるで美夏を誘うように旧校舎へと導いて行くのだった。その木造の旧校舎はすでに取り壊しが決定して立入禁止となっていて、しかもお化けが出ると噂されていた。美夏はそこの女子トイレで何者かに襲われてしまう。美夏の帰りが遅いのを心配した5年生の姉・亜樹は、彼女を探すためにやはり吸い寄せられるように旧校舎へと足を踏み込む。亜樹はそこで、いたずらしようと忍び込んでいた同級生の研輔と将太、4年生で双子の弟・一、6年生の香織たちと出会う。しかし転校して来たばかりでなにかと研輔とウマが合わない亜樹は、一人で妹を探そうとするのだが、やがて自分たちがいつの間にか旧校舎の中に閉じ込められてしまっていることに気づく。そんな彼らの前に姿を現したのはテケテケのお化けだった。噂が本当だったことを知った彼らはパニックに陥る。美夏を探しに行った亜樹と香織は巨人の男の子に追いかけ回され、理科室でその帰りを待っていた男子たちも人体標本に襲われる。巨人から逃れて、偶然焼却炉から表に逃げ出すことが出来た亜樹は、いつまでも家に戻らない子供たちを心配して学校に残っていた小向先生と研輔の母・由美子、そして双子の兄・均に旧校舎の中の様子を報告し、残ったメンバーを助け出すために、再び小向先生と旧校舎へ乗り込んで行く。中で子供たちと合流した小向先生だったが、次々に襲い来るお化けたちを交わしながら逃げ惑うのが精一杯。次第に凶暴になっていくインフェルノに追いつめられていく。一方、表に残った均は、一からのテレパシーで、校内で“壊れているもの”を探し始める。由美子の友人のヤンキーたちの協力を得ながら、封魔円を校庭に描く均。“壊れているもの”が埴のハニ太郎だと気づいた均は、それを封魔円の真ん中に据えた。すると、ハニ太郎は不思議な光を放ち始めたのである。その頃、インフェルノに倉庫の隅に追いやられた小向先生たちは、非常口をぶち破ってそこから逃げようとするが、扉の向こうには闇の世界が展開するのみだった。いよいよ窮地に立たされた小向先生は、勇気を絞って闇の中へダイブ。子供たちもそれに続いた。その闇は学校のプールへ続く逃げ道だったのである。こうして脱出に成功した小向先生たちは、直ったハニ太郎を前に生還を喜び合った。しかし、そこには香織の姿がなかった。実は、香織は病気で入院している生徒で、たった今息をひきとったとの連絡が彼らに入る。不思議な体験をした亜樹たちは学年を越えて仲良くなり、夏休みを楽しく過ごすのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1995年9月下旬号

日本映画紹介:学校の怪談

1995年8月下旬上半期決算号

劇場公開映画批評:「学校の怪談」「トイレの花子さん」

1995年7月下旬号

グラビア 《New Release [新作映画紹介]》 :学校の怪談

1995年7月上旬夏の特別号

特集 学校の怪談:作品評

特集 学校の怪談:平山秀幸監督 インタビュー

1994年12月上旬号

撮影現場訪問:学校の怪談

1994年9月下旬号

グラビア 《Talky Talk(News)》 :「学校の怪談」クランク・イン

2023/04/19

2023/04/19

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 


初めて観た

子供映画と侮っていた。しっかりしたストーリー展開と人物造形でおもしろい。おみそれしました。

1995/07/15

2022/07/22

75点

映画館 


子供向けお化け映画とあなどるなかれ

 小学生の間で広まった学校に出るお化けの話を集めた同名ベストセラーの映画化作品です。映画の専門誌などでかなり前評判が高かったのは知っていましたが、しょせん子供相手の映画だもの、とタカをくくって見に行ったのでした。

 ところが、想像以上の出来上がりに正直びっくりしました。お金と最新鋭の技術を駆使したハリウッドの娯楽大作だけがエンターテイメントではないと、日本映画でもこんな娯楽作品が出来るんだと、なんだかうれしくなってしまいました。

 とにかくよく出来た作品です。スタッフたちがいかに一つ一つ丁寧に、楽しみながらこの映画を作り上げたかが、伝わってくるような手作り感があります。登場するお化けや妖怪のキャラクターは、それぞれ恐いけれどどこか明るさがあり、それでいていかにも作りモノという安っぽさが感じられません。要するに、映画の雰囲気によくとけ込んでいるのです。

 登場する子役たちも実にいきいきと描かれています。よく現実には絶対言わないような言葉を子役にしゃべらす脚本がありますが、この映画の子供たちのしゃべり言葉は、まさにいまどきの小学生そのまんまです。子供たちそれぞれの生い立ちや家庭環境などは、ほとんど描かれていないにもかかわらず、なにげないシーンから彼ら一人一人の性格や背景がなんとなく想像できてしまう。また、野村宏伸演じる先生も、なんとなくつかみどころのない今ふうの若者なのが面白い。生き生きした子供たちに、教師の自覚があるのかないのかわからないようなぬぼーっとした先生と、登場人物のキャラクターがそれぞれバランスよく描かれています。

 この映画が単なる「お化け映画」で終わっていないもう一つの魅力は、胸がキュンとなるような童心を思い出させてくれることでしょうか。先生は子供の頃、他の悪ガキと一緒に一人の女の子を家庭科室に閉じこめた思い出があり、どうしてその女の子が密室から逃げ出すことが出来たのか、いまだに不思議に思っています。映画の終盤、その答えのヒントになるシーンがありますが、このエピソードはとてつもなくファンタジックです。またラスト近く、一人の女の子の正体が明かされますが、このエピソードも怪談話などによくあるパターンで、実になつかしさを感じさせてくれます。彼女との別れを悟った時の少年の表情に思わずこちらもジーンと来てしまいました。

 お化け屋敷のように恐くて、面白くて、そしてファンタジー映画みたいにホロリとさせてくれる、そんな大人の鑑賞に十分耐えうる娯楽作品です。血生臭いシーンや暴力場面はありませんので、安心して子供たちと一緒にお楽しみください。

(1995/7/15 記)

2019/09/02

2019/09/02

70点

レンタル/静岡県/TSUTAYA/TSUTAYA 長泉店/DVD 


世界観が素敵

夏休み前日、忘れ物を取りに行ったまま戻らなくなった妹を探し旧校舎に入った亜樹たちは旧校舎に閉じ込められることになり…。
シリーズ第1弾。流石に今観ると演出に時代を感じるものの、魔法陣や隔離された空間など世界観は魅力的。何故か1人だけ世界観がバイオハザードでした。

2018/09/18

2018/09/18

30点

テレビ/有料放送/WOWOW 


(録画視聴)

子供向けながら、押さえるところはキチンと押さえて過不足なし。飽きさせないテンポ。
怖いよりは楽しい怪談。途中から怪談ではなく怪物(笑)

1995年

2018/07/02

86点

選択しない 


蒸し暑い夜には…

旧校舎に迷い込んだ先生と生徒たちの一夜の恐怖の体験を描く。

多分、映画館で観たと思う。最初観た時は、怖かったなぁ。

ちょっとチープの部分もあるが今観ても怖さがある。
不気味な旧校舎と、音楽が怖さを増幅させ感動を呼ぶ。

子供たちが、それぞれの困難を乗り越えて成長していく姿はグッとくる。
このシリーズの子供たちの演技力は凄い!

やっぱり好きだな〜。

1995/09/14

2017/09/25

70点

映画館 


面白い

今はなき沖縄・オリオンシネマ2で観た。
大資本のハリウッド映画ほどではないにしろ、特撮を駆使して見せ場を多く作って娯楽に徹した作り方が好感持てる。

野村宏伸が本来ならヒーローの立場だけど、頼りなく子供たちからもバカにされているというキャラなのが良い。
子供たちの台詞もよくある紋切型の硬い芝居じゃないし、いかにも大人が考えた良い子というようなしゃべり方が、邦画としては異色だった。